車椅子を積み上げ愛を表現 岡本太郎賞に檜皮さん(2/14)

若手芸術家の登竜門「第22回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」の授賞式が14日、市岡本太郎美術館(多摩区)で行われ最優秀の岡本太郎賞は檜皮一彦さん(大阪市)の「hiwadrome:type spec3」に贈られた。作品は、車椅子20台を積み上げた高さ5㍍ほどのタワーでLED照明やプロジェクターなどが組み込まれ、光とダンスミュージックがクラブ空間をほうふつさせる。四肢に障害があり車椅子を利用する檜皮さんは、作品名を自分の名字とシンドロームを掛け合わせた造語で愛を表すと話した。次点の岡本敏子賞は風間天心さん(札幌市)の作品が選ばれた。

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