市民のフリマ「あさお市」25年閉幕へ(4/11)

麻生区の区役所広場で約25年続けられてきた市民によるフリーマーケット「あさお市」が15日で最終回となる。市内のゴミ問題を考える主婦ら11人が1993年に実行委員会を立ち上げ、「誰もが気軽に参加でき、楽しみながら再利用を実践する場をつくること」を目的とした。市民の交流の場として人気も高かったが、リサイクルショップの普及やインターネットで古着販売が盛んになり、メンバーの高齢化による担い手不足などから25年50回の歴史を閉じる。

NPO法人が国交省の郷土賞大賞を受賞(4/10)

国土交通省の2017年度「手づくり郷土(ふるさと)賞」の大賞部門に「NPO法人多摩川エコミュージアム」の活動が選ばれ、10日市役所で認定証の授与式が行われた。地域の自然や文化などを活用した魅力ある街づくりを表彰するもので、同法人が二ケ領せせらぎ館(多摩区宿河原)を拠点に実施する毎月の清掃活動、多摩川源流との交流、インドネシア・ジャカルタとの河川浄化交流などが評価された。

川崎駅東口にパルコ出店 さいか屋跡地(4/9)

パルコ(本社・東京)は9日、2015年に閉店したJR川崎駅東口の「さいか屋川崎店」跡地(約3,900㎡、現在は屋外駐車場)に、商業施設「川崎ゼロゲート(仮称)」を出店すると発表した。同社は「ファッションを中心にライフスタイルを提案するテナントをそろえたい」とし、来年初秋の開業を予定している。「ゼロゲート」は大型店の「パルコ」に加え11年以降に都市部10か所で展開する新業態の中低層商業施設で、川崎ゼロゲートは外壁に約100㍍のガラス張りを用いた店づくりを想定する。

150万人突破 魅力を紹介 市勢要覧2018発行(4/5)

市は、市の魅力やデータなどを紹介する「カワサキノコトー川崎市市勢要覧2018-」を発行した。福田市長と川崎出身の3ピースロックバンド「SHISHAMO」のスペシャル対談や、川崎フロンターレの中村憲剛選手と小林悠選手のインタビューを掲載したほか、市の人口が全国8位であることや、若い世代の転入が多いことなどの特色を説明。また、市民にこそ知ってほしい総合計画は読みやすい絵本形式になっている。

副市長の加藤氏と藤倉氏が就任会見(4/2)

市の副市長に2日、加藤順一・前総務企画局長と藤倉茂起・前建設緑政局長が着任し、記者会見で抱負を語った。加藤福市長は、市民文化局や区役所などを担当。災害対策と地域包括ケアシステムの構築、職員の働き方改革を懸案に挙げた。藤倉副市長は建設緑政局や、まちづくり局などを担当。羽田空港と結ぶ「羽田連絡道路」については東京五輪に間に合うよう取り組みたいとした。

726人に辞令交付 市職員入庁式(4/2)

市の新規採用職員の入庁式が2日、市産業振興会館で行われた。対象職員は726人(男性326人、女性400人)で、市長事務部局などの232人が式に臨んだ。福田市長は訓示で「市役所は市民の身近なところで働ける最高に魅力的な職場。喜びと達成感を味わってほしい」と呼びかけた。市人事課によると同会館で辞令交付された新規職員のうち、女性は47.4%で昨年度の33.0%から大幅に上昇した。

ヘイト規制指針 市判断の妥当性審議の機関設置(4/1)

公的施設におけるヘイトスピーチを事前規制するガイドラインの運用が始まったのに伴い、市の判断の妥当性を審議する第三者機関「ヘイトスピーチに関する部会」が1日、設置された。国際人権法を専攻する大学教授2人、弁護士3人で構成し、部会長に阿部浩己明治学院大教授が選出された。インターネット上のヘイトスピーチについて、市がネット企業などに削除要請する際の判断も担う。

危機管理監を新設 市人事(4/1)

市は1日付の人事異動を発表した。昨年比50人減の3898人で、管理職は同17人増の515人。女性職員の昇任は、局長級1人、部長級7人、課長級34人で管理職全体に占める割合は昨年比1.1㌽増の17.5%となった。組織改編では、災害対策のため総務企画局に局長級の危機管理監を新設。JR武蔵小杉駅の混雑緩和に向け、まちづくり局内に「交通計画・小杉駅混雑対策担当」を設置した。

2045年の高齢化率 川崎で30%(3/30)

厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が30日に発表した2045年までの「地域別将来推計人口」で、県の高齢化率は同年に35.2%に達し、15年時点の23.9%から大幅に上昇することが明らかになった。都市部の川崎では15年時点の19.5%から30.1%へ、また横浜でも23.4%から34.6%に上る見通し。県は急速な高齢化による孤独死や空き家の増加対策を急ぐとしている。

市内初の水素ステーション(3/30)

燃料電池車(FCV)向けの水素の供給拠点「水素ステーション」が川崎区小島町に完成し、30日に開所式が行われた。市内では初めてで、4月1日から営業を始める。FCVは水素と空気中の酸素を反応させて発電し、モーターで走る。水素1㌕当たりの価格は約1200円で、トヨタの乗用車(ミライ)の場合、5㌕充填すると約650㎞走行できる。ステーションは経済産業省や県の助成を受けて建設され、産業・医療ガスメーカーの「日本エア・リキード」(東京都)が運営する。

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