高津区の公園ベンチなどに落書き 在日コリアンを中傷(6/7)

市は7日、高津区久地地区の公園や広場などのベンチなどに在日コリアンを差別・中傷する落書きが見つかったと発表した。油性ペンの同じ筆跡で、「朝鮮人こそレイシスト」「朝鮮人こそ反日ヘイト」「神奈川県警は朝鮮人の犬」などと書かれていた。市は、法務局に連絡し、高津署に器物損壊容疑で被害届を出すとともに、消去したり、ブルーシートで覆うなどの措置をとった。

来年度中に人権条例を制定 市議会で市長(6/4)

福田紀彦市長は4日の市議会定例会で、ヘイトスピーチの根絶などを含め人権全般に関する条例について、「遅くとも来年度中の成立に向けて準備を進める」と述べた。条例制定の具体的時期に言及したのは初めて。ヘイトスピーチに反対する市民団体は、違反者に対する刑事罰などを条例に盛り込み実効性のある規制を市に求めている。

市民の抗議でヘイト講演会中止(6/3)

市教育文化会館(川崎区)で3日に開催予定の講演会が、市民らの抗議で中止となった。主催者の男性は在日コリアンへの差別や偏見を助長する主張を繰り返していた。市は今年3月、ヘイトスピーチの恐れがある場合、公的施設の利用を事前規制できる全国初の指針を施行しているが、今回の講演会はこの指針に当たらないとしていた。市民団体「ヘイトスピーチを許さない」かわさき市民ネットワークは、「指針が機能せず市民が止めるしかなかった。早急な条例制定が必要」と話している。

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