宮前区区役所の移転費用125~135億円 文教委員会に報告(8/23)

市は23日の市議会文教委員会で、宮前区役所などの東急鷺沼駅前へ移転について、市民館と図書館と合わせて移転した場合の概算費用は125~135億円、現地建て替えの場合は110~120億円になると報告した。費用算出の諸条件は精査中だが、現庁舎と同面積で解体費用は含まない。また市民館と図書館の移転で見込まれる国の補助金約23億円は差し引いている。

ダイエー フードバンクかわさきとの連携開始(8/22)

スーパーマーケットのダイエー(東京都)は食品廃棄物の削減に貢献するため、県内10店舗でフードバンクかわさき(多摩区)との連携を始めた。フードバンク活動は、賞味期限内でも廃棄処分されてしまう食料品を必要としている人に届け、無駄に廃棄される食品を減らす環境保全活動。毎月第3月曜日からの7日間、店内に回収ボックスを設置。対象となる食品は未開封、賞味期限まで1か月以上、常温保存可能、製造者または販売者の表示、成分表示またはアレルギー表示があること。

県公表の浸水被害想定は不安をあおる 市長苦言(8/21)

福田市長は21日の定例記者会見で、県が公表した高潮による浸水被害想定について、浸水対策とセットで出す必要があり、対策がないままでは不安をあおるだけで、詳細な情報もシミュレーションも示されておらず対策の立てようがないと、批判した。県は10日に県内の東京湾沿岸部(川崎区~三浦市南下浦町)を対象に大型台風に伴う浸水被害想定(速報値)を公表し、川崎区で最大約5mの浸水深が想定されるとした。

手作りロボットで熱戦 小中学生の部(8/18)

手作りロボットで技術力を競い合う「かわさきロボット競技大会」が18日、市産業振興会館(幸区)で開幕した。腕や脚の構造を持つ無線操縦ロボットを特設リングで闘わせる格闘技で、縦横各1.9mの障害物があるリングで相手を倒すかリング外へ押し出せば勝ちとなる。初日のジュニア部門には市内を中心に小学3年から中学3年までの計30チーム約100人が参加した。社会人と学生による「バトルロボット部門」は25,26日開催し、全国から204チームが参加する。

稲田堤駅24年に橋上駅舎 市とJRが施工協定(8/14)

JR南武線・稲田堤駅を橋上駅舎化するため市とJR東日本は、今年度中の着工に向け公費の負担割合などを明示した施工協定を7月31日付で締結した。鉄路による地域分断を改善し、利用者の安全確保などを目指すもので、駅舎の供用開始は2024年4月1日の予定。工費は総額32億9千万円余で、市が32億6千万円余、JRが2千万円余を負担する。

ダンスと音楽で障害者と交流 知名度浸透800人参加(8/11)

ダンスと音楽を通じて障害者と健常者らが交流を図る「チョイワルナイト」が11日、新百合21ホール(麻生区)で行われ約800人が参加した。「チョイワルナイト」は、障害者らが参加できるダンスの場を作りたいと毎年8月に開催し今年で9回目で、知名度が浸透し参加者は前回の600人を上回った。開いた「ソーシャルワーカーズ」は、会社員や社会福祉士、介護士、保育士、プロのダンサーなど約20人からなり、市内を中心に年間80回ほど福祉施設や福祉イベントなどでダンスを披露している。

川崎区浸水最大で5メートル 東京湾の高潮被害想定8/10)

有識者や県などで構成する「東京湾沿岸高潮浸水想定検討会」(会長・柴山知也早稲田大理工学術院教授)は10日、想定しうる最大規模の高潮で浸水被害があった場合のシミュレーションの結果(速報値)を公表した。室戸台風や伊勢湾台風どの事例をもとに市の浮島から三浦市剣崎にかけての沿岸を検討。その結果、浸水面積は約70平方㌔に及び、多摩川と鶴見川の間が深刻で、川崎区はほぼ全域が浸水し、JR川崎駅東側の広範囲で水深4m、一部で最大5mとなると想定。県は今年度、関係自治体と詳細な浸水図の作成を進める。

川崎土産として推奨 「とんとこ飴」など117点を認定(8/9)

「かわさき名産品認定事業実行委員会」は、土産物として推奨する市の名産品117点を認定した。市や市観光協会などでつくる実行委員会が04年から3年に1度認定しているもので、市内で製造、加工、販売されている菓子や民芸品が対象。今回、松屋総本店(川崎区)「とんとこ飴」など44点が新たに認定された。認定期間は2021年3月末まで。

3年連続で不交付団体に 普通交付税(8/7)

国から配分される2018年度の普通交付税額が決まり、市は3年連続で自治体の財源不足を補う交付税がなくても財政運営できる「不交付団体」となった。20ある政令指定都市で不交付団体は川崎だけで、約13億円が交付されない見込み。主な理由として、子育て世代が武蔵小杉駅周辺などを中心に増え、市民税が増加していることがある。

御輿16基が「連合渡御」 川崎大師周辺で(8/5)

川崎区の大師周辺では、神社から寺へと神輿が練り歩く「連合渡御」が5日開かれ、夏祭りの季節を彩った。若宮八幡宮に集まった16基のみこしは午前10時に神社を出て、にぎやかな祭囃子と御輿を担ぐ威勢のいい掛け声を響かせ、約2時間かけて川崎大師平間寺の山門をくぐった。「連合渡御」が始まったのは1985年で今年で34回目。若宮八幡宮の前宮司中村紀美子さんは「参加神輿の数も増え、年々盛大になりうれしい」と語っている。

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