監査請求棄却も市教委に改善要望 窓ガラス工事(9/11)

市教育委員会が2017年度に発注した32の市立小学校の窓ガラス落下防止工事で、随意契約でなく入札にかけるべきだったとして節減できた約450万円を市に返還させるよう担当職員に求めた監査請求の結果が11日公表された。請求は棄却されたが「見積業者が3社に固定され、区ごとに受注されている」「同様の工事は2年で総額1億4400万円を超え、競争入札を前提にすべき」などを指摘、事務執行に改善要望。監査請求をした宮前区の元市職員は在職中に工事契約を担当し、随意契約に問題意識があったという。今回の請求棄却を不服として行政訴訟を起こすとしている。

多文化共生へ決意新たに ふれあい館30周年(9/8)

多文化交流施設「市ふれあい館」(川崎区桜本)の開設30周年と、在日コリアン高齢者の交流クラブ「トラジの会」の発足20周年を祝う会式典が8日、市立さくら小学校で開かれ、福田市長や地域住民ら約300人が出席した。同館は1988年に韓国・朝鮮人を主とする在日外国人との交流を目的に全国初の公的施設として開設。また同会は日本語を学ぶ機会の少なかった世代への識字学級などを行ってきた。式典では同会メンバーが各自の生い立ちなどを演劇「故郷の春」として披露した。

Top