芸術の枠を破ったイサム・ノグチと岡本太郎の作品展示(10/6)

日本人の父と米国人の母の間に生まれ、自己のアイデンティティに対する葛藤と向き合いながら世界的に活躍したイサム・ノグチと岡本太郎の2人に焦点を当てた企画展「イサム・ノグチと岡本太郎―越境者たちの日本」が6日、多摩区の川崎市岡本太郎美術館で始まった。異なる個性を持つ2人が日本の美術に触発されて制作した作品は戦後の芸術界に大きな影響を及ぼした。イサム・ノグチの「あかり」や岡本太郎の「明日の神話」など約160点の作品が展示される。企画展は1月14日まで。

市長が風疹の予防接種 同世代に率先して呼びかけ(10/4)

福田市長は4日、市内の病院で風疹の予防接種を受けた。30~50代の男性接種率が低いとされている中、首都圏で風疹患者が急増しており、自身がうつす立場にならないようにと接種を決めた。風疹は妊婦が感染すると胎児や新生児に重い障害を引き起こすことがあり、市長は定例会見で「まずは罹患歴や抗体の有無を確認してほしい」と話し、同世代への接種を呼び掛けた。

「臨海部ビジョン」の実現に向け福田市長米国視察へ(10/2)

福田市長は2日の定例会見で、20~27日の日程で市臨海部の開発政策に活かすため米国の東海岸3都市を視察すると発表した。視察先はニューヨーク、ボストン、ケンブリッジで、いずれも港湾地区で空港が近いなど市と共通点がある。軍造船所が商業施設などに生まれ変わったニューヨークの「ブルックリンネイビーヤード」や、ボストンでは空港と市街地をつなぐバス高速輸送システム(BRT)のシルバーラインなどを視察する。随行者は藤倉副市長ら5人で視察費は約850万円。

「超高層」の街づくり見直しを 武蔵小杉駅周辺の住民が陳情(10/1)

武蔵小杉駅周辺の地域住民らでつくる「小杉・丸子まちづくりの会」は1日、高層マンションが相次ぐ同駅周辺の街づくりを見直すよう求める陳情書と、賛同する署名約2200筆を市議会に提出した。陳情では再開発による急激な人口増で、駅の混雑や待機児童の急増、ビル風被害といった影響が深刻化していると指摘。同駅のホームドア設置、認可保育園の増設、ビル風と日照不足への対策、超高層建設の街づくりの見直しを求めている。

最新鋭施設の主訓練塔が完成 市消防訓練センター(9/29)

市消防訓練センター(宮前区)に主訓練塔が完成し、29日内覧会があった。旧訓練塔の老朽化に伴い建て替えられた鉄筋コンクリート4階建ての主訓練塔(延べ床面積約990㎡)は総工費4億7千万円。実火災を再現できる模擬火災発生装置や化学火災時の泡を放射する訓練設備、マンホールでの事故を想定した立て坑訓練などができる。10月上旬から消防署員が建物火災や災害を想定した訓練を始める。

混雑緩和へ時差出勤実施 市職員1か月間(9/28)

市は28日、7~8月の約1か月間に実施した朝の通勤ラッシュを緩和する「オフピーク通勤」の利用実績を発表した。7/9~8/10の24日間で実施し、定時以外に午前7時半から午後6時45分までに5つの勤務時間を設け職員が自由に選べるようにした。参加したのは対象職員の約4割の3300人で、1日平均約934人が利用。混雑対策が急務の南武線武蔵中原-武蔵小杉駅間では、1日平均約265人の職員が最も混雑する午前7時半~8時半をずらした。市は今後、オフピーク通勤を本格的に導入することも検討する。

9~12月の週末に16イベント開催 川崎区と幸区(9/27)

川崎区と幸区で行われるイベントをお祭りムードで包む「フェスティバルな川崎」をPRしようと、各イベントの主催者やマスコットキャラクターが27日、市役所に福田市長を訪問した。2007年に6団体で始めた合同PRは、全体的な知名度アップを狙う。29日の「川崎競馬秋まつり」から12月1日の「川崎区社協福祉まつり」まで16イベントが続く。事務局の川崎銀座商業協同組合の小林一三理事長は「ほぼ毎週末にイベントがあるので、何かのついでに立ち寄ってほしい」とアピールした。

女子野球W杯6連覇 代表2選手がV報告(9/25)

女子野球ワールドカップ(W杯)で6連覇を達成した日本代表メンバーで、川崎市出身の清水美佑、田中美羽の両選手が25日、福田市長に優勝報告をした。米国で8~9月に行われた大会を振り返り「女子野球はまだまだ発展途上で、もっと多くの人に女子野球を楽しんでもらいたい」と話した。また8月に愛媛県で開かれた「全日本女子学童軟式野球大会」で優勝した県代表メンバーのうち市内の4選手も市長に報告した。

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