宮前区役所など鷺沼駅前に移転へ(2/4)

市は4日、東急田園都市線鷺沼駅で計画されている再開発事業にあわせ、宮前区役所と市民館、図書館を移転する基本方針案を発表した。区役所は鷺沼駅北側街区に建設予定の都市型住宅の低層部に移転させ、道路を挟んだ駅前街区には交通広場や商業施設を整備し、上層階にホールを含む市民館と図書館を設けるとしている。2026年度までに市民館と図書館を先行してオープンさせ、区役所は30年度までの供用開始を目指す。現区役所の跡地は売却せず市民の意見を聞きながら活用方法を検討する。

ふるさと納税増へ返礼品拡充(2/4)

ふるさと納税の返礼品競争で税の「流出」が増えている市は4日、寄付を呼び込むため返礼品の拡充などを図ると発表した。19年度の目標寄付額を従来の約4倍の2億円に設定し、サッカーJ1で連覇した川崎フロンターレ関連の返礼品や学校を指定した寄付、浮世絵活用事業への寄付などを検討している。市によると制度に基づく市への寄付額はここ数年2~5千万円ほど。一方、市民が他の自治体に寄付したことに伴う税収減は15年度2億円だったが、年々増えて18年度は43億円の見込み。この額は、保育の定員を約2600人分拡大できる額という。

一般会計3%増過去最大7590億円 19年度予算案(2/4)

市は4日、2019年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比3.0%増の7591億円で5年連続で過去最高額を更新した。30年度まで人口増が続くとされる状況の下、堅調な市税収入が見込まれる一方、待機児童対策など子育て事業をはじめとする扶助費の増加が顕著になっている。福田市長は「減債基金からの借り入れを圧縮するとともに、成長戦略を進めなければならず苦しかった。都市拠点や交通環境など基盤づくりに配慮した」と述べた。

新しい動物愛護センター「ANIMAMALL」完成(2/3)

市の新しい動物愛護センター「ANIMAMALL(アニマモール)かわさき」が中原区上平間に完成し、3日に記念式典を行った。センターは高津区にあった1974年開所の施設が老朽化したため移転したもので、鉄筋コンクリート一部鉄骨造り3階建て。新施設では保護した動物の譲渡や健康管理、動物愛護の普及啓発を行い、人と動物の交流の場にする。総工費は約10億2千万円で、12日に開館する。

市民活動団体一堂に「ごえん楽市」開催(2/2)

市内の市民活動団体が一堂に会し、日ごろの活動を紹介する「ごえん楽市」が2日、中原市民館で開かれた。楽市には「かわさき・食と農のコミュニティ」や「川崎の親子を考える会」など、まちづくりや防災、福祉、人権などに取り組むNPO法人や市民グループなど89団体(過去最多)が参加した。また、来場者が考えるまちづくりを付箋に書いて張り出すコーナーや、社会課題を絵に描き出すワークショップなども行われた。

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