市政改革を振り返り出版 阿部孝夫・前市長(4/9)

前川崎市長の阿部孝夫さんが2013年までの市政改革を振り返り、市長退任後少しずつ書きためた「『灰色のまち』から『音楽のまち』へー川崎市政大改革」(時事通信社1944円)を出版した。「政治は芸術、行政は科学」を持論として、政治がビジョンを策定し、行政がそれを合理的科学的に実現する手法で地道に改革を実行し、成長戦略を進めてきた3期12年の市政運営などが語られている。9日市役所で会見した阿部さんは、「就任当初、財源不足は年間600億円。日本一厳しい行財政改革プランを実行した」と財政健全化への苦労などを話した。

選挙運動での差別的言動に刑事事件で対処を 警察庁(4/9)

統一地方選でのヘイトスピーチが問題となる中、選挙運動で行われた差別的言動で違法性を認知した場合、刑事事件として対処するよう警察庁が全国の都道府県警に3月28日付けで通知していたことがわかった。その内容は、「選挙運動であっても差別的言動の違法性は否定されない。虚偽事項の公表や選挙の自由妨害など刑事事件として取り上げるべきものがあれば対処する。各都道府県の法務局などと連携する」となっている。

市議選 女性議員4増15人 投票率は過去最低(4/8)

7日に投開票された市議選(定数60)は、8日未明に全議員が確定した。自民、公明は全員当選の過半数確保を目指したが、自民が麻生区で現職を落とし19人、公明は全員当選の11人。立憲は現職全員6人と新人2人の当選で8議席。国民は5人立てたが現職4人のうち2人の当選。共産は現職7人、新人4人の計11人当選で1増。ネットは宮前区で新人1人が当選し現有1議席死守。維新と希望は新人各1人がいずれも落選。諸派の新人計3人も落選。女性議員は4人増え15人。投票率は41.43%(前回比0.55㌽減)で過去最低となった。

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