登戸小にカウンセラー常駐 カリタス小には臨床心理士(5/30)

市教育委員会は多摩区での児童と保護者計19人が殺傷された事件で、学区内に現場がある登戸小学校にスクールカウンセラーを常駐させて、児童たちの心のケアに当たっている。スクールカウンセラーは通常時は7人で市内全域の市立小学校を巡回しており、29日からこのうち一人が登戸小に常駐し、これまでに児童と保護者数人から相談を受けた。同校以外からも要望があれば常駐させる。県教委はカリタス小に事件当日の28日と30日に指導主事一人とスクールカウンセラー(臨床心理士)一人を派遣した。

苦情126件・相談197件 2018年度市民人権オンブズ(5/30)

市市民オンブズマン(富田善範代表市民オンブズマン)と人権オンブズパーソン(小圷淳子代表人権オンブズパーソン)が2018年度の運営状況を報告書にまとめた。市民オンブズマンへの苦情申し立て受付件数は126件(前年度比47件増)で、人権オンブズパーソンへの相談件数は197件(同5件減)。苦情申し立ての内訳は、生活保護11件、施設利用8件、職員対応、都市計画が各7件の順で、処理件数は前年度からの継続分も含め146件、このうち趣旨が認められたものは37件だった。人権オンブズパーソンへの相談は、「子どもに関するもの」が135件で大半を占め、内訳は学校対応35件、いじめ26件、体罰7件、虐待3件など。

児童ら無差別殺傷 登戸2人死亡(5/28)

28日朝、多摩区登戸新町の路上で、男(51・麻生区多摩美)が登校中の小学生と保護者ら19名を刃物で襲い、私立カリタス小6年の女児(11)と外務省男性職員(39)の2人が死亡した。市消防局では119番通報で、午前7時54分多摩消防署の指揮隊が現場に到着、大量のけが人などが出た際に限られる「大規模救急出場」を初めて指令、救急車や消防車など計28台が出動し、現場に救命用テントを設営。後続隊が現場で治療の優先順位を決める「トリアージ」を行い、消防隊員や市内の病院から派遣された災害派遣医療チーム(DMAT)の医師らが対応した。多摩区役所は事件発生後、近隣の29保育園に散歩などの外出禁止を電話で要請、下校時に青色灯をつけた区のパトロールカーなどが巡回した。市教育委は近隣の小中学校などに電話で児童生徒の安否を確認、現場近くの小中学校には下校時に市教委の職員を派遣した。

「合葬墓」に内覧希望者殺到 市緑ヶ丘霊園(5/27)

緑ヶ丘霊園(高津区下作延)内に完成した「合葬型墓所」で27日、内覧会が行われ大勢の市民が訪れた。市は午前と午後の計6回、各30人ずつを予定していたが、急きょ12回に増やして対応した。合葬型墓所は市が区画を個人に貸し出すのではなく、遺骨を1体ずつ袋に移し替えて地下の納骨棺に納め管理するもので、墓の管理に不安を抱く層にニーズがあり、市が初めて市営霊園に整備した。7月以降に市営霊園からの改葬希望者を優先し、11月頃から生前取得を希望する人など一般向けの受付を始める。

ヘッドホンで静かなディスコ 大師門前に200組(5/25)

川崎大師(川崎区)の大山門前広場で25日、「ほしぞら#ディスコ家族で踊る夜」と銘打った催しが初めて開かれた。参加者が無線のヘッドホンで音楽を共有する「サイレントディスコ」という手法を用い、大音量を流さず屋外で家族連れら幅広い年代の約200組が、DJが流す音楽に乗って楽しんだ。主催したのは「かわさき楽大師プロジェクト大師ONE博(わんぱく)実行委員会で、「家族で踊る夜」をキーワードに、親子連れで一緒にはしゃげる場を作りたいという願いを込めた。

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