旧原家住宅の表門と稲荷社 国登録文化財へ答申(7/19)

国の文化審議会は19日、中原区小杉陣屋町にある旧原家住宅の表門と稲荷社を国登録有形文化財(建造物)に登録するよう文部科学相に答申した。市内の登録有形文化財は4件目となる。旧原家は現在12代目まで続く豪農・大地主で、いずれも明治後期に建築された。表門は大地主の表構えにふさわしい規模と形式を、稲荷社は近代の大地主層の屋敷神の様相を伝える貴重なものだという。明治44年に建てられた主屋は日本民家園に移築され、市重要歴史記念物に指定された。

ご当地風鈴三万個 川崎大師・風鈴市(7/17)

川崎大師平間寺(川崎区)で17日、全国47都道府県のご当地風鈴を集めた日本最大級の風鈴市が始まった。川崎大師観光協会の主催で、1996年に始まり今年で24回目。5日間の開催期間中に30万人の来場を見込んでいる。境内の特設会場には、川崎大師オリジナルの厄除けだるま風鈴をはじめ、どさんこ風鈴、南部風鈴、沖縄ビードロ風鈴など約9百種類、3万個もの風鈴が並び、チリンチリンと音色を響かせた。

川崎信金が認知症保険開始 県内の信金初(7/16)

川崎信用金庫(川崎区)は16日から県内の信金で初めて、「認知症保険」の取り扱いを始める。対象となるのは、認知症と診断されていない20~80歳で、認知症や寝たきりの遠因になるとされる骨折の治療費や、認知症と診断された際の一時金などが保障される。市の調査では、市内の65歳以上の高齢者人口は2020年のうちに32万人を超え(高齢化率21%)、認知症高齢者は約5万3千人になると推計。同信金の口座での年金受給者は約11万人に上り、高齢者の割合が高いという。

望月(16歳川崎出身) ウィンブルドン・ジュニア初V(7/14)

テニスの望月慎太郎(Team YUKA)が14日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われたウィンブルドン・ジュニア選手権の男子シングルス決勝でカルロス・ヒメノバレロ(スペイン)に勝ち、男子シングルスの日本勢で4大大会初優勝を果たした。同選手は、川崎市出身で父親の影響で3歳からテニスを始め、中学1年から錦織圭らを輩出した米フロリダ州のIMGアカデミーに留学していた。15日付の国際テニス連盟(ITF)ジュニア世界ランキングでは前週9位から1位に浮上した。

来年1月にかけて岡本太郎美術館20周年記念展(7/13)

10月に開館20周年を迎える岡本太郎美術館(多摩区)は、過去60回の企画展を振り返る記念展を13日から来年1月にかけ前後期に分けて開催する。10月14日までの前期展「岡本太郎・縄文から現代へ」は、代表作「明日の神話」などの絵画作品や、「太陽の塔」(習作模型)などの彫刻作品、版画、ドローイング、レリーフなどの作品を一堂に展示する。このほか岡本自身が撮影した縄文土器の写真、パプァニューギニア、アマゾン、韓国の民俗資料、岡本と関わりのあった横尾忠則や北大路魯山人らの作品を展示。10月25日に記念式典を行い、後期展「芸術と社会・現代の作家たち」へと移行する。

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