被害届を市が提出へ ふれあい館脅迫年賀状(1/23)

川崎区の多文化交流施設「市ふれあい館」に在日コリアンを脅迫する文言が書かれた年賀はがきが届いた問題で、福田市長は23日の記者会見で、「こうした脅迫は決して許されない。人権条例の趣旨に反する行為だ」と述べ、市として警察に被害届を出す意向を示した。市は威力業務妨害に当たる可能性があるとみており、利用者の不安を払拭するため、同館に警備員の配置を準備中としている。同館の利用者は乳幼児からお年寄りまで幅広いが、はがきが見つかった4日から21日までの利用者は2315人と前年同時期比で843人(約27%)減っている。

タワマン住民浸水対策を市長に要望 台風19号

昨年の台風19号で浸水被害のあった中原区の武蔵小杉駅周辺に立つタワーマンション住民らが21日、福田市長に再発防止を求める要望書を提出した。増水した多摩川の水が排水管から市街地に逆流したとして、逆流を検知するシステムの設置、ゲートを開閉する操作手順書の見直し、高層マンションのインフラ被害を想定した避難所の確保、予備電源の高層階への移設支援、浸水リスクの高い武蔵小杉駅横須賀線口周辺の恒久対策などを求めた。地下に浸水して長期間停電した1棟を含む周辺マンション12棟(計6886世帯)の管理組合が加盟するNPO法人が要望書をまとめた。

新駅「ヨネッティ王禅寺」付近で横浜市と合意 ブルーライン延伸(1/21)

市と横浜市は21日、横浜市営地下鉄ブルーラインの小田急線新百合ヶ丘駅付近への延伸について、市側の区間を市民施設「ヨネッテイ王禅寺」付近を通る東側ルートを選定したと発表した。検討した三つのルート案のうち、駅利用者が最も多く見込め、市北部の公共交通網の充実、新駅周辺の活性化につながるなど整備効果も高いと判断した。延伸によりあざみ野―新百合ヶ丘間が10分で結ばれ、新百合ヶ丘からJR新横浜駅までは町田経由で35分かかるのが乗り換え不要で8分短縮され27分となる。両市は2030年の開業を目指す。

「アジアを旅する昼ごはん!」 給食献立コンで犬蔵中小林さん市長賞(1/20)

市の本年度「中学校給食献立コンクール」で市長賞に選ばれた市立犬蔵中学校(宮前区)1年の小林志麻さんの献立が20日、同中で試食された。小林さんの献立のテーマは「アジアを旅する昼ごはん!」。主食は台湾料理の一つ「ルーロー飯」で煮込み豚肉を麦ごはんにかけたもの。他にホウレンソウ、ニンジン、モヤシをゴマ油と塩、鶏がらスープなどで味付けした韓国料理「ナムル」、アジア風のスープ、牛乳といった内容。コンクールは生徒の食と給食への関心を高めてもらおうと昨年度から実施し、今回は市内各校から1339点の応募があった。市は全中学校に小林さんの献立を提供する。

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