夏休み16日間に短縮 市立校月内に解除の場合(5/21)

市教育委員会は21日、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が月内に解除された場合の市立学校の再開方針を発表した。6月1日から12日までは分散登校にして下校時間も早める。15日から通常授業に戻し、給食も提供する。約3か月間の休校による学習の遅れを取り戻すため、夏休みを例年より約3週間短い8月1日から16日までの16日間にした上で、各校で補習などを実施する。冬休みは4日短い12月26日から1月4日までの10日間にするとした。

小学校中止・中学校は延期 修学旅行で市教委決定(5/20)

市教育委員会は20日までに、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、市立小学校の修学旅行および市立特別支援学級の合同林間学校と連合宿泊を中止することを決めた。中止の理由は、児童生徒が集団で長時間活動することが避けられず、代替日程の確保も困難なためとしている。小学校は例年6~12月に、栃木県日光市を訪れていた。特別支援学級は7月、小学4年生が対象の合同林間学校、中学1~3年生の希望者が対象の宿泊学級を行ってきた。5月末から6月に実施されていた中学校の修学旅行は、秋への延期が可能か7月中をめどに判断する予定。

プロのアーティストらに奨励金5万円支給(5/19)

市は19日、新型コロナウイルスの感染拡大で活動に支障が出ているプロのアーティストやスタッフらを応援するため、動画制作をする人に対し、1人当たり5万円(グループの場合は最大30万円)を支給する「市文化芸術活動支援奨励金」の募集を発表した。対象は①市内に住所または活動拠点がある②今年2月26日以前の1年間に市内で対価が支払われる活動をした実績がある③文化芸術活動の収入で生計を立てている④感染拡大により収入減が見込まれる、のすべてに当てはまり、ダンスや音楽演奏、短編アニメや絵画のライブ制作など、市民向けの動画作品を制作する人。市は600人相当の交付を想定している。6月10日までに市ホームページに必要事項を入力して送信する。

304客室「ホテルメトロポリタン川崎」開業 JR川崎駅西口(5/18)

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の下JR川崎駅西口に18日、「ホテルメトロポリタン川崎」が開業した。304ある客室は駅周辺では最大規模だが、開業を祝うセレモニーはすべて中止に。市内で客室数300超のホテルは少なく、地域活性化につながると期待されており、作品展示やイベント開催などを通じ芸術や音楽の魅力発信にも力を入れる。観光や出張などの自粛が求められる中「新築ホテルでテレワーク」とうたって、午前8時~午後8時に客室を利用できるプランを始めた。

変わる日進町簡宿 火災から5年(5/17)

川崎区日進町の簡易宿泊所(簡宿)2棟が全焼し、11人が死亡した火災から17日で5年を迎えた。市が訪日外国人(インバウンド)向け宿泊施設への改修を後押し、利用客にアパートなどへの転居を促した結果、簡宿は経営者の高齢化もあって半減し、利用客も4分の1まで減った。市は火災後、新たな来街者を呼び込むためインバウンドや女性客向けにリノベーション(大規模改修)する簡宿に費用助成制度を新設し、これまでに4棟が新装開業、1棟が近くリニューアルオープンする。簡宿で寝泊まりする生活保護利用者には、民間の賃貸住宅の紹介や引っ越し業者の手配など自立支援を強化した。

小規模事業者売り上げ減支援10万円 市が方針転換(5/15)

市は15日、新型コロナウイルスの感染拡大で売り上げが減少した個人店舗など小規模事業者に一律10万円の支援金を支給することを決めた。対象は売り上げが前年比30~50%減の事業者で、国の持続化給付金の対象(前年同月比50%以上の売り上げ減)に該当しない事業者で、約2万店を想定、総額20億円を見込む。独自施策としての現金給付を行わないとしてきた方針を撤回したもので、市議会は独自施策として協力金などの給付を求める付帯決議を全会一致で採択していた。

手編みマスクで緊急支援 宮前区のファッションブランド(5/15)

手編みのバッグなどを販売するファッションブランド「ビヨンドザリーフ(Beyond the reef)(宮前区)は、手編みのマスクを販売し、その売り上げを寄付する「編みマスク100枚ドネーションプロジェクト」を始めた。同社は高齢女性や主婦に活躍の場を提供しようと2015年に設立したが、コロナの影響で3月末に実店舗を閉め、現在はHPでの販売のみ。売り上げはNPO法人を通じて新型コロナ緊急支援事業の医療従事者に寄付。手編みのマスクは日本製のポリエステル糸を使っているためチクチクせず伸縮性があり、何度も洗って使える。7日に販売を始め100枚が完売、15日から70枚を再販する。

4月下旬から市内陽性率10%割れ 市健康安全研究所(5/12)

市内で初の新型コロナウイルス患者を市が発表してから12日で2か月となり、市健康安全研究所では1月31日から5月11日までの計2559人の遺伝子検査の陽性率を明らかにした。陽性者は251人で、日ごとの陽性者数を検査人数で割った陽性率は3月22日の33.33%をピークに4月半ばころまでおおむね15~22%が続いたが、4月21日の12.05%を最後に10%を超えていない。市は外出自粛など接触機会の減少が現れているとみて、引き続き不要不急の外出を控えるよう呼びかけている。

チェアマン特別賞にJ1川崎 発達障害児招待(5/12)

Jリーグは12日、全56クラブのホームタウン活動や社会活動を表彰する「シャレン!アウォーズ」の各賞を発表した。チェアマン特別賞に、発達障害児向けの観戦、サッカー体験ツアーを行ったJ1川崎が選ばれた。川崎はホームの大分戦で市内と大分から子どもたちと家族ら約60人を招待。パニックを抑えやすい部屋の特設、大型ビジョンの選手名の平仮名表示などで迎えた。「シャレン」とは、社会連携活動を基にした造語で、行政や企業、学校など3者以上の団体による社会貢献活動を指す。

低所得ひとり親家庭支援 2万円支給(5/8)

新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言により経済的に厳しいひとり親家庭を支援するため、市は8日、児童扶養手当を受給する世帯に一律2万円の臨時特別給付金を支給すると発表した。迅速さを重視し、申請手続きは不要とした。対象は約6千2百世帯で、遅くとも7月中旬には全世帯にいきわたるという。財源(約1億2500万円)は、新型コロナウイルスの影響で未執行となる見込みの小児医療費助成やひとり親家庭向け通勤・通学費補助を充てる。

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