中小融資認定の市長代理公印を誤廃棄 溝口事務所(6/30)

市は30日、市中小企業溝口事務所(高津区)が中小企業融資制度の認定業務に使う市長職務代理者印を紛失した、と発表した。施錠など本来厳重に取り扱うべき公印をリースのコピー機の用紙トレーに入れて保管しており、リース期間の終了とともに、回収されそのまま廃棄されたという。公印は市長の職務代理者が置かれた場合に使うもので、これまで使用実績はない。歴代の所長は「保管が不適切だと感じていたが改善には至らなかった」などと話している。

コロナ対策で市への寄付1600万円超(6/29)

市は29日、新型コロナウイルス対策向けに受け付けている市への寄付が、市内外から1600万円超に上っていることを明らかにした。寄付は4月24日からホームページなどを通じて受付け、個人が221件計約1110万円、団体が14件計約500万円。いずれも1件当たり最高金額は100万円、小口の寄付がほとんどを占める。市は医療現場に消毒液を届けるなど活用しているほか、福祉施設にサージカルマスクを届けたりして現場の環境改善につなげている。

市の事務処理ミス頻発 マイナンバーカード紛失など(6/25)

市は25日、紛失事案2件を発表した。高津区役所で22日、20代女性にマイナンバーカードを交付しようとした際、なくなっていることが発覚。川崎区役所大師支所で30代男性が昨年9月に提出した児童手当の請求書を紛失、支給が2か月遅れた。この他、国民健康保険料の別人口座からの引き落としや小学校教員の個人情報の無断持ち出し紛失など、市民に影響ある事務ミスなどが頻発した。2日に福田市長名で公務員倫理に関する通達を出したものの、今月だけで7件に上っている。

川崎中1殺害 元少年らに2審も賠償命令(6/24)

川崎区の多摩川河川敷で2015年2月、中学1年の上村遼太さん(当時13)が殺害された事件で、上村さんの遺族が加害者の元少年3人と親の計8人に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は24日、元少年3人を含む6人に約5500万円の支払いを命じた一審横浜地裁判決を支持、元少年側の控訴を棄却した。リーダー格の元少年の親は賠償額を争ったが慰謝料として相当とし、暴行自体を否定、賠償責任はないとした同級生は供述が不自然で曖昧として関与を認定した。

開示は中立性を損なう 市教委音声データ消去で高裁判決(6/24)

教科書採択を巡る会議の録音データ開示を拒否し、その後にデータを消去したのは違法だとして市民2人が市に1200万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は24日、請求の一部を認めた一審横浜地裁川崎支部判決を支持し、控訴を棄却した。高裁判決は、会議は傍聴人の録音を禁止していることから、音声データの開示は率直な意見交換や意思決定の中立性を不当に損なう恐れがあるとして、一審判決が市に命じた計11万円の慰謝料の支払いを支持した。原告側は、今後もなぜ全てを開示しないのかを追及していくとして、上告を検討する方針。

ヒアリ市内で初確認 東扇島コンテナ内(6/24)

市は24日、南米原産の強毒アリ「ヒアリ」が川崎区東扇島の事業所敷地内に荷下ろしされたコンテナ内から数百匹見つかったと発表した。ヒアリが市内で見つかったのは初めて。今のところ人的被害は確認されていない。ヒアリは女王アリと働きアリで、中国広東省から11日横浜港に入港、陸揚げされ事業所敷地内に搬送されたもので、県に通報、殺虫処分した。

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