1年ぶりに受講生募集 かわさき市民アカデミー(2/10)

NPO法人かわさき市民アカデミー(藤嶋昭理事長)が2021年度前期(4~9月)の受講生を1年ぶりに募集している。1993年に始まり、年間延べ7千人が受講してきたが、昨年度の前期講座は新型コロナウイルスのため中止、後期講座は前期の受講生から希望者を募り、オンライン講義も試行しながら規模を縮小し開催した。今回も主に市生涯学習プラザ(中原区)を会場に53講座を開催するが、うち29講座はオンラインでも配信する。18歳以上が対象で市民以外も受講可能。

事業者使用の光熱水費未徴収43件 市施設(2/10)

市は10日、民間事業者などに使用許可や貸し付けをしている市の施設について、光熱水費など使用許可書で徴収するとしている光熱水費等を徴収していなかったケースが46件あったと発表した。このうち11件は徴収を進めるが、35件は事業者負担を使用許可書に盛り込んでいながら公益性が高いなどとして、今後も市が負担する。11件は区役所の食堂に設置された電話料金など。35件は市立高校の食堂の光熱費など。市立井田病院の光熱水費未請求問題を受けて昨年12月から調査していた。

コロナ対策最優先217億円 市21年度予算案7年連続過去最大(2/8)

市は8日、2021年度当初予算案を発表した。一般会計は8208億円(前年度当初比3.6%増)で、7年連続過去最大を更新。新型コロナウイルス感染症対策(217億円)に重点をおき、子育てや産業都市づくり、脱炭素社会の実現等の看板政策を推進する一方、JR南武線・京急大師線連続立体交差事業など投資的経費は削減した。秋に市長選を控えるが骨格予算とせず、喫緊の課題の解決に取り組む姿勢を示した。市税収入は過去最大の減少で前年度比5%減の3453億円。コロナ禍で個人・法人市民税、固定資産税すべて落ち込み、6年ぶりに普通交付税の交付団体に転じる見通し。

官学連携の福祉製品開発拠点 市複合福祉センターに整備(2/4)

市は4日、東京工業大、国立の産業技術総合研究所と共同で、福祉製品の開発・改良拠点を整備すると明らかにした。市福祉センター跡地(川崎区日進町)に1月に完成した官民複合施設「市複合福祉センターふくふく」内の1階の床面積約39㎡を「カワサキ ウェルフェア テクノロジー ラボ(ウェルテック)」として、8月開催予定。市内の中小・ベンチャー企業が持ち込む福祉製品を同大や産総研の研究員がチェックし、「ふくふく」に開設予定の特別養護老人ホームや障害者入所施設の利用者が実際に使用し、評価する仕組みも導入する。官学連携の福祉製品開発施設は全国でも珍しい。

工場夜景サミット初のオンライン開催 全国12市参加(2/3)

「第11回全国工場夜景サミット」が3日、オンラインで開催され全国12市が参加した。市内開催は10年ぶりだが、新型コロナウイルスの影響でカルッツかわさき(川崎区)に集う形式を変更、講演やフォトコンテストの結果などを動画投稿サイト「ユーチューブ」で生配信した。元観光庁長官で大阪観光局理事長の溝畑宏氏が基調講演し、工場夜景の魅力を発信し、地域振興を図ることを誓う共同宣言を発表した。次回は山口県周南市で開催。

間隔空けて豆まき 川崎大師で124年ぶり2月2日節分(2/2)

124年ぶりに例年より1日早い節分となった2日、川崎大師平間寺(川崎区)で節分会の豆まき式が行われた、今年は新型コロナウイルスの感染防止のため、豆をまく年男女を7割ほどに減らし、舞台前には幅約80メートルのブルーシートが敷かれ、参拝者の密防止が徹底された。参拝者は舞台から離れた場所で豆まきを見物し、終了後に僧侶から福豆などが入った袋を受け取った。

南武線と京急大師線の立体交差2事業中断 税収落ち込み等で市判断(1/29)

市は29日、2020年度中に予定されていたJR南武線連続立体交差事業の都市計画決定と京急大師線の工事着手を見送ると発表した。コロナ禍の影響で税収の落ち込みや、鉄道の利用減で踏切除去の効果を検討する必要があるとしている。JR南武線は矢向ー武蔵小杉間(4.5㌔)を高架化し、9か所の踏切を除去する総額1479億円の計画。京急大師線は連続立体交差事業の1期第2区間、東門前―鈴木町駅間(1.2㌔)を地下化し、6か所の踏切を除去する計画で総事業費約784億円。

人気声優起用の川崎舞台のラジオドラマ かわさきFM28日から(1/28)

川崎が舞台のラジオドラマ「ワンダーワールド」の放送が28日から「かわさきFM」で始まる。人気アニメ「鬼滅の刃」の竈門禰豆子役の鬼頭明里さんら人気声優も起用し、川崎の魅力を発信する。幸区在住の松金直樹さんが企画・制作を手掛けた。物語はこの世界と並行して存在する「パラレルワールド」の川崎を舞台にしたファンタジーで、実在する地名や店が登場し、特殊な能力を持った少年少女が、それぞれの正義を信じて戦うストーリー。木曜午後7時の番組「ぐるっ人川崎」内で、毎月第4木曜の枠で放送し、12月23日までの全12話(1話10分程度)。2月にCDの販売やネット配信も予定。

看護短期大学でワクチン集団接種訓練 全国初(1/27)

4月にも始まる新型コロナウイルスのワクチン接種に向け、市と厚生労働省は27日、市立看護短期大学(幸区)で市民への集団接種を想定した国内初の大規模訓練を行った。訓練は医師3人と看護師5人が65歳以上の高齢者20人に接種する想定で実施。受付で職員が予診票に記入、医師が診察で体調や病歴、アレルギーなどを確認。専用スペースで看護師が注射器を腕に当て模擬接種を2回実施した。接種後は間隔をあけ15~30分待機。救護室や米ファイザー製のワクチンを保管する超低温冷凍庫も設けた。入場から接種終了まで約15~30分で、1時間で接種可能なのは30人前後と確認した。成果や課題などは全国の自治体で共有する。

ミューザ南隣に新街区「KAWASAKI DELTA」 川崎駅西口4月完成 (1/22)

JR東日本は22日、再開発計画を進める川崎駅西口の街区「KAWASAKI DELTA」が4月に完成し、中心施設「JR川崎タワー」のテナントが5月中旬から順次開業すると発表した。同街区は「ミューザ川崎」の南隣に立地し、地上29階地下2階の「オフィス棟」(川崎エリア最大級の規模)と、地上5階地下1階の「商業棟」があるJR川崎タワーと昨年5月開業の「ホテルメトロポリタン川崎」、その間にある中央広場「デルタプラザ」で構成される。JR川崎タワーと同ホテルは歩行者デッキでミューザ川崎や駅と直結する。

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