市一般会計初の1兆円超え 87億円補正(2/25)

市は25日、新型コロナへの対応などから87億8000万円を追加する2020年度一般会計補正予算案を発表した。今年度の同補正予算案は今回で11回目、補正後の一般会計総額は1兆79億3800万円で初めて1兆円を超えた。市はコロナ禍による異例措置とし、「このようなことは二度とないだろう」としている。補正予算案は感染症対策費として、業務が増大している区の衛生課などに会計年度職員11人雇用する費用や、新型コロナの影響で稼働が増えたエアコンの洗浄経費などを計上している。

黄金ナマズの愛称「たまずん」に決定 二ヶ領せせらぎ館(2/20)

市は「二ヶ領せせらぎ館」で飼育されている黄金色のナマズの愛称が「たまずん」に決まったと発表した。全国から1046件の応募があり、市立東菅小学校3年の工藤杏珠さんら40人が応募した作品が選ばれた。黄金の色は「金運ナマズ」として縁起物になるほど珍しく評判を呼んでいる。ナマズは体長約60㌢で、昨年6月に高津区の多摩川で釣られ、川崎河川漁業協同組合がせせらぎ館に寄贈し、現在は同施設で展示されている。

岡本太郎賞に最年少18歳の大西さん コロナの悲惨題材に(2/19)

若き芸術家たちの登竜門とされる「第24回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」の授賞式が19日、市岡本太郎美術館(多摩区)で行われた。最高賞の岡本太郎賞には史上最年少で大阪府富田林市の高校生大西茅布さん(18)の作品「レクイコロス」。次点の岡本敏子賞には高津区の彫刻家モリソン小林さん(51)の作品「break on through」が選ばれた。大西さんの題名は「レクイエム(鎮魂)」と「コロナウイルス」の合成語でコロナ禍の悲惨さが題材。人物の群像を描いた55枚のキャンバスが縦横各約5㍍、奥行き約4.4㍍の空間に並ぶ大作。

ワクチン市内で医師ら先行接種 新型コロナ(2/17)

国内初の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が17日始まり、市内では関東労災病院(中原区)で医療従事者が米ファイザー製ワクチンの接種を受けた。午後、零下約85度の超低温で保管された196本のワクチンが到着、薬剤部の冷蔵庫で解凍後、接種医が問診表を確認、診察し、医師や看護師ら6人に注射した。並木淳郎副院長は「身を守り社会を守る手段が日本で使えるようになり、感染を封じ込める期待感が得られるスタートに立てた」と語った。

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