児童手当など過払い金返還請求怠る(11/2)

市は2日、児童手当と児童扶養手当の過払い金計754万円の返還請求を怠っていたと発表した。過払い金は受給者の資格消滅などで毎月発生するが、担当者が受給者89人分の返還を求める納入通知書の発行・送付を怠ったまま放置していた。担当の子ども家庭課を巡っては10月市議会で露木明美議員(みらい)が業務集中による職員の負担過多を懸念しており、市は11月1日付で子育て世帯応援給付金担当2人を増員した。

「子どものまち」をつくる500人超参加 高津に「ミニカワサキ」(10/9)

「ミニカワサキ」と名付けられた「子どものまち」をつくって楽しむイベントが、9,10両日、高津区子母口の橘公園で開かれ、延べ500人超の子どもたちが参加した。ミニカワサキは子どもたちが自らまちを運営するドイツ・ミュンヘン発祥の「こどものまち」プログラムにならい「大人は口出し禁止」がルール。参加者は入り口で500円を支払いミニカワサキ「市民」に。会場清掃や小さい子の案内係などの仕事で独自通貨「ミニK」を獲得、買い物やゲームなどを楽しんだ。

子ども食堂支援へSDGs推進協定 市とフロンターレ(8/7)

市と川崎フロンターレは7日、SDGs(持続可能な開発目標)の推進に関する協定を結び、子ども食堂の支援を始める。市内の企業などの協力を得て、食材提供や保管場所の確保などに取り組み、様々な課題の解決策を提案し、子ども食堂と企業などのマッチングを行う。フロンターレの吉田明宏社長は、サッカークラブとしてだけでなく、地域の社会インフラとして役割を果たしていきたいと述べた。

子どもから高齢者まで福祉と学びの拠点オープン 「ココファン川崎高津」(8/1)

高津区蟹ヶ谷の市営四方(よもの)嶺(みね)住宅跡地に福祉と学びの複合拠点「ココファン川崎高津」が1日にオープンする。学研ココファン(東京都)が市から整備・運営事業者として選定され建設した。サービス付き高齢者向け住宅や学習塾などの福祉・複合施設で、4階建て敷地面積2936㎡。延床面積4849㎡、総室数79戸、審査通過の満60歳以上が入居できる。1階に幼児から中学生対象の学習塾、未就学児のための発達支援施設、交流ホール、計18戸のグループホームを設ける。

市のプール今季は入場制限なし 検温や消毒を徹底(7/10)

市は、大師プールと小倉西・平間・稲田の3児童プールを今年は7月10日から営業する。昨年夏は新型コロナウイルス感染対策のため、大師プールで1日80人など人数枠を決めて入場制限を行ったが、今季は入場制限は設けずに検温や消毒を徹底することで対応する。期間は8月末まで、利用時間はいずれも午前9時~午後5時(最終入場3時半)、料金は15歳以上が300円、3~14歳が1000円。

川崎「子ども夢パーク」テーマの記録映画公開(7/9)

「子ども夢パーク」(高津区)をテーマにしたドキュメンタリー映画「ゆめパのじかん」が9日から公開される。監督の重江良樹監督(37)さんは過去に総合アドバイザー西野博之さんの講演を聞いたことなどから映画化を決め、「信頼できる大人に見守られた居場所があると子どもは自分で育つ。ゆめパで過ごす『じかん』に触れ、子どもの力を感じてほしい」と話す。「ゆめパ」は2003年オープン、公設民営の約1万㎡の子どもの居場所で遊び場。小中高生を中心に1日約200~300人が利用する。

おもちゃ100点を市ふれあい館に寄贈 都内IT起業(6/30)

市ふれあい館(川崎区)におもちゃのサブスクリプション(定額制)サービスを手掛けるIT企業「カイクリエイツ」(東京都渋谷区)から使われなくなったおもちゃ約100点が寄贈された。同社は高津区の福祉事業者と連携して事業を行っており、汚れや色落ちなどで商品として扱えなくなったものを活用してもらおうと寄贈した。子育て支援の一環で孤立した外国人世帯などを必要な支援につなげる取り組みをしている同館は、個別訪問した際のプレゼントなどに役立てる。

すべての学校で子どもの権利学習を最優先に 委員会答申(6/17)

子どもの権利条例に基づき設置された市子どもの権利委員会(委員長・佐々木光明神戸学院大教授)は17日、子ども支援に関する提言をまとめ福田市長に答申した。コロナ禍でより必要性が増した地域の居場所の充実など5つの提言をし、ありのままの自分でいる権利など子どもの権利についての学習をすべての学校で最優先に行うことが求められた。委員会の20年度調査では、子どもの権利条例の認知度は17年と比べて1.5㌽下がり14.9%。

 園児見失う事故4年間で12件 認可・認可外保育施設(6/16)

保育中に置き去りにされ、園児が死亡する事故が県外で発生していることを受け、16日の市議会本会議で市側は保育所の園外活動の園児見落としなどの事案が2019年度以降4年間で12件報告されたと明らかにした。民間の認可保育所で10件、認可外施設で2件あり、園児が園外に抜け出したり、園舎の屋上に置き座りにされたりした事案もあった。公立保育所で活用している園外保育マニュアルを全保育施設に配布し、未然防止に取り組むとした。

児童虐待相談・通告5832件で最多更新 昨年度(5/31)

市は31日、市内の3児童相談所と7区役所が昨年度に受け付けた児童虐待相談・通告件数が前年度比4.9%増の5832件で、過去最多を更新したと発表した。内容別では、親の過干渉や暴言、両親の不仲や暴力の目撃などの「心理的虐待」が3011件(前年度比133件増)、年齢別では「0~3歳未満」が2035件で最多、小学生以下が8割以上。虐待したのは「実母」3308件、「実父」2282件、「実父以外の父」122件。区別では川崎区が1243件で最多、幸・麻生区以外で増加した。

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