保育料減免の条件撤廃 多子世帯支援拡充へ(9/13)

福田市長は13日の市議会本会議で、認可保育所などの保育料の減免措置で子どもの年齢などの条件を撤廃する方針を示した。現状の減免措置は、第1子が保育所などに通っている場合第2子は半額、第3子以降は無償だが、第1子が就学児童または保護者の所得が一定以上などの場合は第2子が第1子、第3子が第2子に扱われるなどの制限がある。市は多子世帯支援の拡充に向け、2024年4月からこうした条件を撤廃する、

子どもの思いや意見を市政へ 市公式サイトに「募集箱」(9/1)

市は1日から市政への子どもの思いや意見をインターネトで伝えてもらう「子ども・若者の”声”募集箱」事業を実施する。対象は市内在住、在学の小学4年から18歳まで、市の公式サイトから投稿フォームで意見を書き込む。寄せられた声に対しては公式サイトなどで市の対応、検討状況などを定期的に情報発信する。これまで「市長への手紙」では20歳未満の投稿数は1~2%に留まっていたが、学習用端末からもアクセスできるようにして子供の意見を市政運営の参考にする。

「子ども夢パーク」20周年 記念イベント開催(7/23)

全国初の「子どもの権利条例」に基づき設置され、子どもが安心して過ごせる居場所として親しまれている「市子ども夢パーク」(高津区)は開設20周年を迎える23日、歩みを振り返るイベント「夢パおたんじょう日まつり」を開く。焚火や泥遊びも可能で、不登校の児童生徒らを受け入れてきた同パークは、公益財団法人「市生涯学習事業団」とNPO法人「フリースペースたまりば」が共同でつくる事業体が指定管理者として運営。

子ども食堂支援にトヨタ販売店 物資保管場所に自社店舗提供(6/10)

自動車販売会社「ウエインズトヨタ神奈川」(横浜市)は、市内の子ども食堂約45か所に支援品の配分などを行う「かわさきこども食堂ネットワーク」の支援物資の保管場所として自社の店舗を10日から提供する。サッカーJ1の川崎フロンターレが仲介し具体化したもので、物資配送の費用や手間の削減につながり、同ネットワークの佐藤由加里代表は、全国でも珍しい支援形態では、と話している。

きょうだい同じ保育所に 来年度入所から基準見直し(6/8)

市は8日の市議会文教委員会で、きょうだいが同じ保育所に通いやすいよう利用調整基準を見直す方針を明らかにした。子どもが複数いる世帯の子育て負担の軽減を図るもので、来年4月入所に向けた選考から適用の予定。市は定員を超える申し込みに対し、各家庭の保育の必要度を点数化し、点数の高い家庭から優先して入所できるよう調整しているが、きょうだいが既に在園しているか、同時申請で同じ園を希望する場合など同一園に入所できる機会の拡充を図る。

児童虐待相談・通告件数10年ぶりに減少 22年度(5/31)

市は31日、2022年度に市内3か所の児童相談所と7区役所で受けた児童虐待の相談・通告件数が、前年度比4%減の5598件で10年ぶりに減少したと発表した。区別では、川崎区の構成比が最も多く22.7%。虐待種別では、心理的虐待が最多で50.8%、次いで、ネグレクト、身体的虐待の順。年齢別では、就学前までの乳幼児が全体の半数以上を占め、経路別では、警察からの件数が最多となっている。

待機児童3年連続ゼロ 利用児童数は過去最多(5/9)

市は9日、認可保育所などに入れない待機児童数(4月1日現在)が3年連続ゼロと発表した。561か所ある認可保育所などへの利用申請者数は36,491人(前年度比384人増)で34,968人(同413人増)が入所、いずれも過去最多。希望通りの保育所に入れないなどの理由で待機児童から除外された保留児童は1523人(前年度比29人減)、その内訳は育休関係の申請で918人、特定の施設希望者が272人など。

市中部児童相談所が移転 久本の旧看護専門学校へ(4/1)

高津区と宮前区を管轄する「川崎市中部児童相談所」が1日から、JR武蔵溝ノ口駅近くにある改修した旧川崎看護専門学校(高津区久本)へ移転する。「高齢者福祉施設すえなが」に隣接するこれまでの建物が手狭になったことによる移転。同施設は市内に3か所ある児童相談所の一つで、児童福祉司や児童心理司、医師などの専門スタッフが子どもの養育や障害、性格行動、非行、不登校などの相談や児童虐待にかかわる相談や通報などに対応する。 

こども文化センター遊具の寄付を リユース地域情報サイトで(12/21)

子ども文化センターの遊具等の寄付を募るため市は21日から、リユース事業で連携している地域の情報サイト「ジモティ」と旭町(川崎区)大戸(中原区)宮崎(宮前区)中野島(多摩区)の各こども文化センターをモデルに同サイトを通じた取組みを行う。4施設が必要としている物品の寄付募集の告知を行い、市民が使っていない物品の発掘、再利用を促進する仕組み。ジモティは月間1千万人以上が利用、「売ります・あげます」などのカテゴリ別の情報を都道府県別に掲載している。

すべて子どもの手づくり「こどもゆめ横丁」開催 3年ぶり「夢パーク」(11/6)

「子ども権利条例」の「自分で決める権利」や「安心して生きる権利」などの精神を具現化すべく企画や運営のすべてを子どもが担うイベント「こどもゆめ横丁」が6日、市子ども夢パーク(高津区)で3年ぶりに入場制限なしで開かれた。市や周辺自治体の小学生から18歳までの子供が露店の企画、建物づくりから会計まですべてを自分たちで行い、大人は手伝ってはいけないルール。今年は115人が参加し雑貨屋やラーメン屋など39の露店が並び、市内外から約2千人が集まった。

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