市議に情報提供の部長級職員停職1か月 市上下水道局(2/16)

市上下水道局は16日、生田ふれあい広場(多摩区)の噴水ろ過装置導入の際に、福田市長の指示があったとするメモを巡る問題で資料や情報を無断で市議に提供したなどとして、部長級男性職員(59)を停職1か月の処分とした。職員から市議への情報提供を直接裏付ける証拠は確認できなかったが、資料や情報を公用パソコンから私用メールに送信、その内容が市議の質問と類似しているとした。メモを作成した職員と指示の話をした職員2名(係長級)は訓戒処分。

「市長指示なし」ろ過装置導入経緯の調査結果(11/2)

市内の公園に設置されているろ過装置を巡り、福田市長が特定メーカーを挙げて購入指示を示唆するメモについて調査をしていた上下水道局は2日、「市長からの指示はなかった」とする調査結果を発表した。ろ過装置導入の経緯については「技術的な評価に基づく判断を行い、導入を決定した」とし、問題はなかったと結論付けた。ろ過装置は「日本原料」(川崎区)の製品で、ろ過材の交換が不要などを評価、2016年4月に導入を決め、生田ふれあい広場(多摩区)に設置された。同製品導入検討に関する議事録はない。

「市民負担最小限に」訴え署名活動 西長沢浄水場更新計画(10/13)

川崎、横浜両市に水道用水を供給している県内広域水道企業団の西長沢浄水場(宮前区)の更新計画について、市民団体「川崎の安全でおいしい水道水を守る会」は、市民負担を最小限に抑えた計画を立てるよう請願署名運動を始め13日、署名の協力を呼びかけた。同会は、更新計画は多額の費用が見込まれ、市民の水道料金で調達するのではと懸念。企業団を構成する各自治体の既存施設の活用の方が安価で済むとの見解を示した。

職員による大規模停電調査報告書 市発注の水道工事(10/7)

市発注の水道工事が原因だった5月の大規模停電について、市上下水道局は7日の市議会環境委員会で職員による事故調査報告書を公表、事故原因は受注者の施工上の不備と結論づけた。受注業者は事故4日前に東京電力との協議を忘れたことに気づいたが、既に工事予定を周知していたことから東電側に立ち合いを求めず行い、麻生区の市道の地中に挿入したパイプが送電線を破損した。市や横浜市、町田市など約7万戸停電、小田急線が一時運転を見合わせた。

「生田の天然水」プラごみ削減の一環で製造終了 年度末で(3/26)

多摩区管の井戸から汲んだ地下水をペットボトルに詰めた「生田の天然水 恵(めぐ)水(み)」が本年度末で製造を終了する。市上下水道局が2003年度に各家庭での飲料水の災害用備蓄を啓発する目的で製造・販売を開始、カルシウムなどのミネラル分が適度に含まれ好評で、14年には国際的な品質評価のモンドセレクションで金賞を受賞。プラスチックごみ削減の取り組みの一環で製造を終了するが、在庫がある限り来年2月まで販売する。

「ふろん太」と「カブレラ」のマンホールカード配布 市観光案内所で(3/26)

市は26日から、サッカーJ1川崎フロンターレのマスコット「ふろん太」と「カブレラ」をあしらったマンホールカードをJR川崎駅北口の市観光案内所「かわさきテラス」で配布する。マンホールカードは下水道事業の広報活動の一環で2016年から全国の自治体が発行。カード表面は昨年9月に等々力陸上競技場Bゲート付近に設置されたマンホールのふたの写真、裏面にデザインの由来が記されている。

 市水道100年の記念式典(7/16)

川崎で初めて水道ができてから100年を記念した式典が16日、カルッツかわさき(川崎区)で開かれた。公募市民ら約300人が招かれ、福田市長らのあいさつ、大沢太郎・市上下水道事業管理者の百年の歩みの説明があった。記念講演では東京都市大の長岡裕教授(水環境工学)が川崎の水道の強みについて、地形の高低差を利用しての省エネの仕組みや直営事業である点を指摘した。

高度処理の下水をバスの洗車に 川崎鶴見臨港バス(3/25)

市と川崎鶴見臨港バス(川崎区中瀬)は、川崎区塩浜の市入江崎水処理センターで浄化した下水を同社に供給する協定を結んだ。25日から臨港バス塩浜営業所で始め、1日当たりバス20台を洗い、年間約3800立方㍍を使う予定。東京湾に流していた水の一部を再利用するもので、供給する水は高度な処理を施して大腸菌などを取り除き、トイレ用に使えるほどきれいなもの。これまで飲み水と同じ水を洗車に使っており、25㍍プール約15杯分の節水につながるという。

入江崎水処理センター再整備完成式典(1/30)

老朽化に伴い再整備が進められてきた市入江崎水処理センター(川崎区)の完成式典が30日開かれた。小学校の応募で愛称が「ワクワクアクア」に決まり4月オープンする広報施設も公開され、主に小学生向けの学習や市民の見学、国内外からの視察に対応する。4階のバーチャル体験展示室では、上下水道を巡る「水の旅」を体験できるほか、大雨時に雨水をためる「貯留管」の内部を体験できるコーナーを設けた。2階の水質試験室では下水処理で活用する微生物を顕微鏡で観察できる。

マンホールカード今日から配布(8/1)

市は、1日から「マンホールカード」を使った下水道のPRに乗り出し、表に市のブランドメッセージ「Colors,Future!いろいろって、未来。」とロゴをデザインしたマンホールをあしらったカードを作成。下水道事業の広報団体が昨春から仕掛けたマンホールカードはブームになっており、全国191自治体が作成している。市は、2千枚を作成し、地下街アゼリアの市観光案内所で配布する。

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