生理用品を無償配布 コロナ禍で民間企業が寄付(5/28)

市男女共同参画センター(高津区)は28日から、コロナ禍で経済的な理由から生理用品を購入できない「生理の貧困」が社会問題化していることから生理用品を無償配布する。生理用品はいずれも同区内の飲食関連企業「スタジオクリップ」と建設コンサルタント「日本ミクニヤ」が社内の募金などで購入し計約900パック寄付した。昼用と夜用の各1パックをセットに1人1セットを提供する。市内の女性支援施設でも提供し、なくなり次第終了する。

球技専用に改修 等々力陸上競技場(5/27)

市は27日、等々力陸上競技場(中原区)について、陸上トラックをなくすなどして球技専用スタジアムに改築し、収容人員を約2万7千人から約3万5千人に増やす方針を市議会まちづくり委員会に報告した。現在は陸上の国際大会に使える「第1種公認陸上競技場」の仕様だが、土日の45%がサッカー場として使われており。市陸上競技協会から競技場とサッカー場を別にしてほしいと要望があったという。

市の聖火リレー出発式1万3000人受け入れ 等々力競技場(5/26)

市は26日の市議会文教委員会で、6月30日に予定されている東京五輪の聖火リレー計画について報告した。スタート地点の等々力競技場(中原区)から武蔵中原駅手前までの公道を含む3.2㌔をコースとし、同競技場で開かれる出発式では観覧希望のあった市内学校の児童生徒を含め、収容人員の半数に当たる最大約1万3000人を受け入れる。観覧者の応募は25日現在、899人で、ほかに近隣の小中学校と特別支援学校の計10校から最大3900人が来る予定という。

多摩川花火大会2年連続中止 10月2日予定(5/25)

市は25日、高津区の多摩川河川敷で10月2日に予定していた「市制記念多摩川花火大会」についてコロナ禍を踏まえ、昨年に続き中止すると発表した。中止の理由として市は、開催に向けて準備していたが不特定多数が集まる催しで入場管理ができず、密を回避できない。国の基本方針に基づき判断したとしている。毎年同時開催している「世田谷区たまがわ花火大会」も中止を決めた。

市庁舎「復元棟」工事に14億円 定例会に議案提出(5/24)

市は24日、31日開会の市議会第2回定例会に補正予算案など32議案を提案すると発表した。市役所本庁舎の時計塔などを作り直す「復元棟」の工事請負契約を小川組(川崎区)と14億3000万円で締結するほか、新型コロナウイルス感染症対策では低所得の子育て世帯に子ども1人あたり5万円を支給する特別給付金事業12億4500万円、ワクチン接種医療機関への1回3000円の協力金給付やコールセンターの増員などに約28億300万円を計上した。

帰国子女支援30年の民間ボランティア団体 今春解散(5/21)

帰国子女の受け入れなどに取り組んできた市の市民団体「LET’S国際ボランティア交流会」(高津区)が今春(3月)解散した。帰国子女や外国人の生活支援、地域の国際理解の推進に取り組んできたが、役員の高齢化などから、30年にわたる活動を終えた。交流会は1990年、宮前平中学校に通う帰国子女の保護者が集まって設立した民間ボランティア団体。同会設立の発起人で設立当初から代表を務めてきた小倉敬子さん(74)は「寂しい気持ちもあるが十分やり切った」と振り返り、次世代に思いを託した。

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