「かわさき組曲」初演 障害ある中高生と日英音楽家の合作(8/9)

市内の障害のある中高生らが、日英の音楽家とともに手掛けた新曲「かわさき組曲」が9日、東京交響楽団によりミューザ川崎シンフォニーホールで初演された。田島支援学校の本校と桜校(川崎区)、市立中央支援学校(高津区)の中高生27人がオペラ「アイーダ」の音楽を題材に、楽器や手拍子、タブレット端末の音楽アプリなどで自分の音、リズムを表現し、英国のアート団体「ドレイク・ミュージック」のベン・セラーズさんが約11分のオーケストラ曲に仕上げた。

「沖縄戦」テーマに市民のつどい 市平和館(8/7)

戦後76年の終戦記念日を前に「平和を語る市民のつどい」が7日、特別展の「沖縄戦」が開催中の市平和館(中原区)で開かれた。藤沢市の語り部・柳川たづ江さん(66)は腹話術人形に語り掛ける形で元日本兵で沖縄戦で重傷を負った父の戦争体験を話した。生徒とともに現地を訪れてきた神奈川学園中学・高校教諭の木村孝徹さん(47)は「地上戦があったことを忘れないでください」と話した沖縄の高校生の言葉を大切にしていると語った。

メッセージの木札から採火 パラ選手にエール麻生区(8/5)

東京パラリンピックの出場選手へエールを届けようと、市黒川青少年野外活動センターで5日、「麻生区採火イベント」が同区などの主催で開かれた。同区は豊かな自然に恵まれていることから、樹木を活用した採火を企画。区内の間伐材を木札に仕立て区民の応援メッセージを書き、それをたいて採火をし、ランタンに種火をともした。市内7区の地域特性を生かした火を集め「かわさきの火」として、県の「集火式」に。最終的に新国立競技場に届けられる。

市内最多658人コロナ感染 累計も2万人超え(8/5)

市は5日、10歳未満~90代の658人の新型コロナウイルスの感染を明らかにした。これまで最も多かった7月29、30両日の427人を上回り過去最多を更新した。累計でも4日に2万人を超え、直近1週間(7月26日~8月1日)の新規陽性者数でも2680人で、前週(1156人)の2.3倍で過去最多を更新した。

認知症疾患医療センター2か所増設 市内4か所に(8/4)

市は4日、認知症の初期診断や相談支援を担う市認知症疾患医療センターを、市立川崎病院(川崎区)と、かわさき記念病院(宮前区)に増設した。市内の同センターは4か所体制となる。地域の認知症サポート医や介護関係者、地域包括支援センターなど地域の医療関係機関と連携する。川崎病院は市南部の川崎、幸、中原区を、かわさき記念病院は高津、宮前、多摩、麻生区を運営エリアとする。

「五輪途中でも中止の判断」考慮に コロナ感染急増で岡部所長(7/30)

内閣官房参与で東京五輪の大会組織委員会の専門家会議座長の岡部信彦・市健康安全研究所所長は30日の市議会健康福祉委員会に出席し、新型コロナウイルス感染急増での五輪開催について「大きな大会の真っ最中に世界を揺るがすような感染症が出てきた場合、途中でも中止するという判断を考慮の中に入れておくべきだ」との考えを明らかにした。

市内過去最多の427人感染 3日連続過去最多更新(7/29)

市は29日、10歳未満~90代の427人の新型コロナウイルスの感染を発表した。28日の353人を上回り、3日連続で過去最多を更新した。20代が142人と全体の3割を占める。県内でも1164人の感染が確認され、1日あたりの新規感染者数としては28日の1051人を上回り、過去最多となり2日連続で千人を超えた。

市バス大幅赤字に 外出控えなどが影響(7/29)

29日発表の市の決算見込みで、特別会計の市自動車運送事業会計は、収益的収入が前年度比18億円減の79億円で純損益は16億円の大幅な赤字となった。事業の根幹となるの市バスの乗車料収入は、乗り合い、貸し切り合わせて17億円減の60億円、1日あたりの乗車人員も約3万人減(22%減)の10万3千人に。新型コロナ感染拡大による外出控えやテレワークの推進、自転車利用者の増加などが影響した。

20年度決算見込み過去最大規模 新型コロナの影響で(7/29)

市は29日、2020年度一般会計決算見込みを発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響などで過去最大規模。歳入は9597億円(前年度比29.7%増)で、21年度への繰り越し財源(33億円)を差し引いた実質収支1億8400万円の黒字見通し。歳入のうち市税収入は7年連続で過去最高を更新し3653億円(同34億円増)。歳出は特別定額給付金事業や川崎じもと応援券推進事業費などで1874億円増の3809億円。予算ベースで125億円予定の減債基金からの借り入れが市税増収で5年ぶりにゼロに。

量子コンピューター国内初稼働 かわさき新産業創造センター設置(7/27)

東京大学と日本IBMは27日、日本初となる商用量子コンピューターを「かわさき新産業創造センター」(幸区)に設置し、稼働を始めたと発表した。トヨタ自動車などが参加する産学の協議会が利用主体となり、素材開発や金融分野での導入に向けて研究に取り組む。量子コンピューターは、スーパーコンピューターで長時間かかる計算を短時間で終える次世代高速計算機で、将来の産業競争力を左右するとされる。

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