妊婦向け接種枠を配偶者・パートナーにも コロナワクチン(9/6)

市は6日、妊婦と同居する配偶者(パートナー)への新型コロナワクチンの優先接種を始めると発表した。妊婦向けの優先接種の対象を配偶者にも拡大し、妊娠後期に重症化しやすいとされる妊婦を感染リスクから防ぐ。一度も接種を受けていない配偶者らが対象で、1回目の接種は、大規模接種会場(NEC玉川事業所、モデルナ製)が10~12日、各区市民館など(ファイザー製)が14~10月3日。

往診報酬に市独自基準 自宅療養者への医療支援強化(9/1)

新型コロナウイルス感染症の自宅療養者が増える中、市は医師の往診や訪問看護、薬の配送など自宅療養者への医療支援に対し、通常よりも高い独自の報酬基準を設ける。医師の往診(電話・オンラインを含む)1回5万円(通常約2万7千円)、看護師2万円(同約1万3千円)。薬の配送では当番薬局1か所に1万円、薬の配送1回500円を払う。8月20日現在、市内医療機関のうち電話・オンライン診療50か所、往診16か所が協力する意向。

市内在勤装い不正登録新たに165人利用停止 ふれあいネット(9/1)

市の公共施設予約システム「ふれあいねっと」の大量不正登録問題で市は1日、新たに165人の利用を停止したと発表した。165人は勤務実態がない市内企業5社の発行した在勤証明書を提示し、野球場などの予約抽選に申し込める「市内登録」の資格を得ていたという。市は6月にも別の市内2社が発行の在勤証明書を使った743人の利用を停止しており、利用停止者は計908人になった。

官学連携で福祉製品の開発拠点 日進町に「ウェルテック」開設(8/31)示

31日、「市複合福祉センターふくふく」(川崎区日進町)に官学連携の福祉製品の開発・改良拠点「カワサキ ウェルフェア テクノロジー ラボ」(ウェルテック)がオープンした。市、東京工大、産業技術総合研究所が連携して運営する。中小企業が手掛ける福祉用具の新製品の安全性、性能についての検証や技術的な支援にあたる。広さは約40平方㍍、介護ベッドや洗面台などを備えた高齢者向けの個室を再現し「模擬環境ラボ」を設けた。

市の陽性者10週ぶりに減に 「ピークアウト判断は早計」(8/31)

市が31日発表した直近一週間(23~29日)の新型コロナウイルスの新規陽性者数は3716人となり、前週より592人減って10週ぶりに減少に転じた。対人口10万人当たりの新規陽性者数は241.3人(前週279.7人)、検査陽性者数は38.3%(同40.6%)、入院中の患者数は前週の277人から286人に増えた。岡部信彦市健康安全研究所長は「ピークアウトと判断するのは早計」と述べた。

 中断の南武線立体交差事業継続へ 新工法採用で費用214億円減(8/30)

市は30日の市議会まちづくり委員会で、JR南武線連続立体交差事業に線路を直接高架化する新たな工法を採用し、手続きを中断している事業の継続を目指すとした。武蔵小杉-矢向間の4.5キロ区間で現線の西側約8㍍の高さに下り、上りの順で高架橋を敷設。現工法と比べて総事業費は214億円少ない約1387億円、事業期間も5年短い約16年で済むと試算した。下り線の高架切り替え後は、上り線のみ踏切通過となるため「開かずの踏切」解消も6年程度早まる。

自宅療養者支援職員6人配置 保健所に(8/30)

新型コロナウイルスの自宅療養者や宿泊療養者の支援のため、市は30日、市保健所に9月1日から課長級を含む職員6人を配置すると発表した。感染症対策課と連携して各療養者への電話連絡を統括する。配置期間は来年3月までとし、市内の感染状況に応じて延長する。療養者の支援業務は県が担ってきたが、今年2月の感染症法改正により、保健所設置市も担当できる業務に位置付けられた。

台風で被災の市民ミュージアム解体へ 休館中(8/30)

市は30日、2019年の台風19号で浸水して休館中の市民ミュージアム(中原区)を取り壊すと発表した。1988年に建築家・菊竹清則が設計し開設された同館は、築30年以上の老朽化に浸水被害で復旧に約26億円が見込まれ、洪水浸水想定区域内にあり再被害も懸念されることから復旧を断念した。同館では水没した収蔵品約23万店の修復作業が続いている。解体費用は約20億円以上かかる見通し。

カワサキハロウイン終幕 1997年誕生国内最大級に(8/27)

JR川崎駅周辺で毎年10月末に開催される国内最大級の「カワサキハロウイン」の終了が27日発表された。事務局のチッタ エンタテインメントによると、カワハロは1997年シネマコンプレックス「チネチッタ」の10周年を記念して始まり、やがて商店街や市など25団体が主催する官民一体の一大イベントに。最後の仮装パレードとなった2019年は参加者約2千人、沿道には観覧者約12万人が訪れた。

楽天本社でワクチン接種 市民6千人対象(8/27)

市は27日、東急田園都市線二子玉川駅近くの楽天グループ本社ビル(東京都世田谷区)で、12歳以上の市民6千人を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種を行うと発表した。モデルナ製を使い、1回目は9月1日と2日に各3千人ずつ、2回目はその4週間後となる。楽天は、グループ社員や世田谷区民を対象に接種を進めてきたが、「住民向けのワクチンに少し余裕が出た」(広報)としている。

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