妊婦緊急搬送30分以上のケース、川崎が最高に(12/20)

全国の政令市で07年あった妊婦の緊急搬送のうち、救急隊が現場に到着してから搬送先に向けて出発するまでに30分以上かかったケースの占める割合が、川崎市は17.2%で最高だったことがわかった。割合がもっとも低かったのは静岡の1.0%で、17倍もの差があった。総務省消防庁のまとめ。

市の臨港路整備、財務省原案で新規事業に(12/20)

国の広域防災拠点がある川崎港の東扇島地区と、水江町地区を架橋で結ぶ臨港路整備事業が、この日内示された09年度政府予算の財務省原案で新規事業に認められた。東扇島では物流センターや倉庫の集積が進む一方、内陸に向かう一般道路は千鳥町地区と結ぶ川崎港海底トンネルしかなく、渋滞の解消が課題だった。

市、藤子・Fミュージアム建設地決定(12/19)

市は、2011年度開館予定の「(仮称)藤子・F・不二雄ミュージアム」の施設基本構想を発表。藤子さんの仕事部屋を再現したコーナーや、館内でしか見られない短編作品を上映するシアターなどを設ける。建設地は、生田緑地の北側の一角に決定。市は、土地所有者の小田急電鉄と借地の契約を結んだ。

NECマイクロシステム 川崎から横浜へ移転

NECエレクトロニクスの完全子会社で半導体設計業務のNECマイクロシステムは、09年1月5日に、川崎市内の本社を横浜市に移転すると決定。川崎市の都市整備計画に伴い、入居中の賃貸契約が切れることが主な理由。同社の08年3月期の売上高は213億円だった。

夢見ヶ崎動物公園、漏水で水道代前年3倍に(12/16)

夢見ヶ崎動物公園で水道の漏水が半年以上続いていたことが判明。監査委員などによると、水道検針員が08年3月以降毎月、「前年度に比べ水量が多い」と指摘したため、7、9月に業者に検査依頼したが見つからず、10月の電気配線工事で偶然発見。4~8月の水道料金は約2150万円で前年度同期の約3倍となり、約1400万円多く代金を払っていた。

エムケイグループ、自治体の補助金担保に借金(12/16)

経営難を理由に川崎市内の2園を含む保育所など26施設を閉鎖した「エムケイグループ」と同社の初見社長が、さいたま市と戸田市からの補助金や業務委託による施設運営権を担保に、計3000万円の借金をしていたことがわかった。現行制度では、これらを担保とする借り入れを禁じる仕組みはなく、保育施設への民間参入の問題点が改めて浮き彫りになった。

閉鎖した保育所への市補助金 回収困難に(12/16)

市の認可保育所2園が、運営会社「エムケイグループ」の経営難で10月末に突然閉鎖された問題で、市が両園の運営費名目で先払いした補助金計700万円の回収が困難となっている。市の担当者が12月7日に、豊島区の同社を訪問し過払い分の返還を要求したが、同社は「弁護士が債務整理にあたっており、今は対応できない」と返答したという。

07年家計調査で 川崎市民8品目で3位以内

市が、2007年家計調査を基に一世帯当りの年間品目別購入金額について、川崎が全国の上位3位以内となっている品目を抜粋したところ、8品目で3位以内に。音楽をはじめ文化・スポーツに総じてお金をかけ、読書好きでハンバーガー、イチゴをよく食べるという結果となった。同調査は全国約9000世帯(二人以上の世帯)を抽出した標本調査。

石綿被害遺族 市内で14件が未救済と判明(12/15)

石綿(アスベスト)被害で死亡した人の遺族で、国から救済の措置を受けていないケースが、川崎市内で少なくとも14件あることがわかった。市が保健所の資料から「中皮種」による死者を調べて判明。いずれの遺族も救済制度を知らないものと考えられるため、市は遺族に救済の対象であることを個別に通知し、環境再生保存機構に特別遺族弔慰金などを請求できるよう支援する。

市議会、延期の欧米視察を2~3月実施へ(12/12)

市議会は、衆院の解散総選挙を見込み延期していた議員の欧米視察を09年2~3月に実施することを全会一致で決定。欧州班15人は、2月1~8日にイタリア、クロアチア、オーストリアを、北米班11人は3月23~30日にカナダ、米国を訪問し、少子化対策や地球温暖化防止への取り組みなどを視察予定。市議の海外視察は、任期4年の間に1回、80万円以内と要領で定めている。

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