森永製菓の特許で体脂肪抑える大福が誕生 川崎区の末広庵(10/9)

川崎区東田町の和菓子店「末広庵」が森永製菓の特許技術を使って新商品の大福「エンゼルのほっぺ」を完成させ、9日に市内外7店舗とインターネット通販で販売する。市は川崎信用金庫などと連携して大企業の開放特許を市内の中小企業の新商品開発支援に活かす取り組みを進めており、その一環。大福に使う餅は時間がたつと固くなり添加物を加えることが多いが、独自の製法により無添加で柔らかさを保ち、特許技術で従来製品よりカロリーを10~15%抑えられるという。1個160円(税込み)で、森永は特許料を取らず末広庵は商品1個につき1円を市民団体「『音楽のまちかわさき』」推進協議会に寄付する。

フロンターレ勝利で車いす1台寄贈 中原区の葬儀社(9/25)

サッカーJ1川崎フロンターレがホームゲームで1勝するごとに、車いす1台を寄贈する活動を始めた中原区の葬儀社「花葬」(大屋徹朗代表)は25日、等々力陸上競技場での14日の対ジュビロ磐田戦の勝利を受け、特別養護老人ホームしゅくがわら(多摩区)に車いす1台を贈呈した。8月に花葬からフロンターレのオフィシャルスポンサーにちなんだ地域貢献として特養などに車いすを寄贈したいと申し出があり、フロンターレも賛同、寄贈式にはマスコットキャラクターのふろん太くんも駆け付けた。

「辛さ控えめ」川崎生まれの唐辛子 味の素と市が開発(8/19)

味の素と市、JAセレサは19日、川崎生まれの唐辛子の新品種「香辛子(こうからし)」を発表した。味の素が中央研究所(川崎区)で、市農業技術支援センターの協力を得て開発したもの。唐辛子に含まれる基礎代謝の向上などが期待できる辛味成分「カプサイシン」を同様の効果が見込まれる「カプシエイト」に置き換えた品種で、辛さはカプサイシンの千分の1と控えめで、フルーティな香りが特徴。辛みが弱いため生でも食べられ、トマトの10倍以上のカロテノイド、レモンと同等のビタミンCも含む。JAセレサ川崎の直売店で販売し、20日以降順次香辛子を使った食パンや水キムチなどを市内企業が販売する。

感覚過敏に配慮して安心の買い物 新百合ヶ丘商業施設で試行(7/28)

感覚過敏の特徴がある人に配慮するため、特定の時間、音や光を緩和する「クワイエットアワー」が28日、麻生区の商業施設「イオンスタイル新百合ヶ丘」で試行される。こうした人は発達障害の一つとされ、店舗の音や光、においなどが原因で買い物に行くことをためらうケースがあり、店内の照度を下げたり、BGMを消したりして苦痛を和らげる。国内ではスポーツ施設での実践例はあるが、商業施設では初めて。市は共生社会づくりの活動「かわさきパラムーブメント」の一環として、効果を検証し、市内の商業施設に広げたいとしている。

KSP開設30周年 記念碑の除幕式(7/26)

ベンチャー企業などを支援するケイエスピー(高津区)は26日、開設30周年を迎えた研究開発拠点「かながわサイエンスパーク(KSP)」で、記念碑の除幕式を行った。同社は市、県、国、民間企業により1986年に設立され、これまでに500社以上の創業や成長を支援し、新規株式公開(IPO)などに取り組んできた。内田裕久社長は、持続可能なプラットフォームとしての発展を願って設立した記念碑の除幕式で「現在、KSPの中に約4千人、120社が入って活躍している。日本初の都市型サイエンスパークとしてやってこられたのも地元の協力があったからで感謝したい」と述べた。

川崎信金が認知症保険開始 県内の信金初(7/16)

川崎信用金庫(川崎区)は16日から県内の信金で初めて、「認知症保険」の取り扱いを始める。対象となるのは、認知症と診断されていない20~80歳で、認知症や寝たきりの遠因になるとされる骨折の治療費や、認知症と診断された際の一時金などが保障される。市の調査では、市内の65歳以上の高齢者人口は2020年のうちに32万人を超え(高齢化率21%)、認知症高齢者は約5万3千人になると推計。同信金の口座での年金受給者は約11万人に上り、高齢者の割合が高いという。

「川崎ゼロゲート」来月8日開業 パルコさいか屋跡地に(7/4)

パルコは4日、川崎駅東口のさいか屋跡地(川崎区小川町)に出店する商業施設「川崎ゼロゲート」を8月8日にオープンすると発表した。延床面積は約3,300㎡で、延べ約100㍍に及ぶガラス張りの外装が特徴。ゼロゲートの開業は、渋谷、原宿などに次いで11店舗目になる。1階にアインズ&トルペ(ドラッグストア)、楽天モバイル、ローソン、バーガーキング、2階にドトール珈琲店、スシロー、ホットヨガスタジオLAVA、ミュゼプラチナム(脱毛サロン)の8店舗、秋に1店舗の計9店舗が営業する。

ベンチャー企業向け貸しオフィス 「AIRBIC」開館(5/24)

JR新川崎駅前で市が建設を進めてきた研究開発拠点「新川崎・創造のもり」で24日、産学交流・研究開発施設「AIRBIC(エアビック)」開館記念式典があった。施設は5階建て、延べ床面積約2万7千㎡。市は大和ハウス工業との共同事業で、2階の3千5百㎡を主に運営し、入居企業の支援に当たり、整備費29億円を負担した。2階の貸しオフィスは41室で、1室あたり面積は70~80㎡が主力。ベンチャー企業向けで、経営が軌道に乗った有望企業や研究機関の利用を想定。大和ハウスは3~5階で貸しオフィスを運営する。

「レコード発祥の地」マンション 日本コロムビア蓄音機寄贈(5/11)

日本で初めてレコードを製造し、2007年まで川崎区港町で工場を操業していた日本コロムビアが11日、工場跡地に建てられた分譲マンション「リヴァリエ」の展示スペースに、同社が製造した蓄音機やレコード、CDプレーヤーなどを寄贈した。このうち1911年(明治44年)発売の蓄音機「ユーホーン1号」は、従来の蓄音機では外部に露出していたラッパ部分を内蔵して小型化したもので、宮沢賢治も愛用したという。9時~17時は専用出入り口から一般来訪者も見学できる。

川崎ルフロン1期改装オープン フードコート最大規模(4/27)

大規模改装工事を行っていたJR川崎駅東口の商業施設「川崎ルフロン」(川崎区)の第1期工事が終わり、2~7階の一部が27日オープンした。今回の改装は、2階と4~7階の計約9600㎡で、2階に東口エリア最大規模(約350席)のフードコートを整備、4~7階は衣類などを扱うチェーンストア「パシオス」やニトリのインテリア雑貨専門店「デコホーム」,アウトドア用品の「モンベル」など17の専門店が入った。主な客層を駅東口側の住民や周辺オフィスの会社員に設定し、県内外から訪れる駅西口の「ラゾーナ川崎プラザ」との差別化を図った。

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