地域文化財「乙女文楽」の若手公演 人形劇団「ひとみ座」(8/8)

市の地域文化財「乙女文楽」の若手公演が8、9日に市自治総合会館ホール(中原区)で開催される。乙女文楽は、男3人がかりで一体の人形を使う人形浄瑠璃「文楽」を一人でも演じられる形にし、大正末期から昭和初期に文楽の人形遣い五世桐竹門造らが考案した。技芸を伝承するのは市を拠点に活動する人形劇団「ひとみ座」。今回、若手や中堅の育成を目標に源義経にまつわる舞踊劇と母娘の絆を描く人情劇の2演目を公演する。

日本国際バレエフェス開幕 カルッツかわさき(8/8)

川崎から世界へ羽ばたくバレリーナ、ダンサーを育成する日本国際バレエ協会主催の「日本国際バレエフェスティバル」が8日、カルッツ川崎(川崎区)で開幕した。8~11日のコンクールにはクラシックバレエ、ジャズダンスなど4ジャンル計14部門で男女326組が参加。11日は国際的に活躍するダンサーのガラコンサート、14~19日は市国際交流センターでワークショップ(中原区)を開く。

麻生区黒川に初の大型稽古場 日本オペラ振興会(8/5)

西洋のオペラを上演する「藤原歌劇団」と日本のオペラを上演する「日本オペラ協会」との合併統合で1981年設立の公益財団法人日本オペラ振興会(本部・東京都渋谷区)が麻生区黒川に初の大型稽古場を新設した。鉄筋コンクリート造り地上3階建て、延べ面積約1151㎡、3階に約350㎡の稽古場、2階には歌の練習などに使う約50㎡のレッスンルームがある。近くに「劇団民藝」の稽古場があり協調しての黒川での芸術振興が期待される。

図鑑から飛び出した「恐竜・古代生物展」 カワスイ(7/15)

「カワスイ 川崎水族館」川崎区)で15日から特別企画展示「恐竜・古代生物展~図鑑から飛び出した生きものたち」が開催される。学習図鑑「角川の集める図鑑GET!」とのコラボで、巨大な図鑑を模した会場は約5億4千百年前から恐竜が絶滅した約6千6百万年前までを年表のようにたどる構成。ジュラ紀のトビエイの仲間「ポルカドットスティングレイ」などを水槽展示するほか、迫力ある恐竜のイメージ図なども。通常料金(大人2千円など)で9月25日まで。

川崎「子ども夢パーク」テーマの記録映画公開(7/9)

「子ども夢パーク」(高津区)をテーマにしたドキュメンタリー映画「ゆめパのじかん」が9日から公開される。監督の重江良樹監督(37)さんは過去に総合アドバイザー西野博之さんの講演を聞いたことなどから映画化を決め、「信頼できる大人に見守られた居場所があると子どもは自分で育つ。ゆめパで過ごす『じかん』に触れ、子どもの力を感じてほしい」と話す。「ゆめパ」は2003年オープン、公設民営の約1万㎡の子どもの居場所で遊び場。小中高生を中心に1日約200~300人が利用する。

新ミュージアムを巡り第1回懇談会開催(5/31)

市は31日、2019年の台風19号で被災し、移転再建される市民ミュージアムを巡り、新たな博物館、美術館に関する第1回基本構想懇談会を開いた。市は博物館の使命・目指す姿に「川崎の歩みを守り続け、人や地域、分野をつなぎ、川崎の魅力を広く市民と分かち合う」などとする草案を示した。本年度中をめどに基本構想を策定、事業展開の方向性を決め、開設地を踏まえた基本計画の策定を進める。

「ウルトラ」シリーズの実相寺監督を語る会 チネチッタ(5/26)

映画「シン・ウルトラマン」の公開に合わせ、「ウルトラ」シリーズを演出、麻生区で暮らし市にゆかりの映画監督・故実相寺昭雄さんの歩みを記録したドキュメンタリー映画の特別上映会が26日、川崎区のチネチッタで開催された。トーク会では実相寺監督と作品制作に携わった映画監督の高橋巌さん、俳優の寺田農さん、撮影監督の中堀正夫さんの3人が「鬼才」と呼ばれた監督の横顔を語った。

佐藤惣之助詩碑の記念式典 沖縄・首里城公園(5/20)

市出身の詩人・佐藤惣之助(1890~1942)の詩碑が那覇市・首里城公園に再移設され、記念式典が20日、福田市長や川崎沖縄県人会の金城宏淳会長らが参加して同公園で開かれた。詩碑には惣之助が沖縄を旅して著わした「琉球諸嶋風物詩集」から戦前の首里の風景をうたう「宵夏」の一節が刻まれている。沖縄出身者の市民が沖縄との友好のシンボルとして59年に詩碑を贈り、その後首里城復元に伴い移設されたが昨年同公園に戻された。

初代所長・谷川健一氏記念号発行 日本地名研究所(5/20)

日本地名研究所(高津区溝口)は初代所長の故・谷川健一氏の生誕100周年と昨年迎えた地名研究所創設40周年を記念して、情報誌「地名と風土」第15号を発行した。民俗学者の谷川氏は生前麻生区に居住、喪われていく地名に危機感を覚え、1981年初めて市内で全国地名シンポジウムを開催、同年「大地に刻まれた地名の声を聞く」として同研究所を設立。記念号は「谷川健一論の現在」と「谷川健一を語る」の特集からなる。書店及び同研究所で購入できる。

佐藤忠男さん追悼イベント「しんゆり芸術祭」の一環(5/7)

3月に91歳で亡くなった映画評論家の佐藤忠男さんの追悼イベントが7日、市アートセンター(麻生区)で始まった。佐藤さんが学長を務めた日本映画大学(同区)が主催し、10年間実行委員長を務めた「川崎・しんゆり芸術祭」の一環として、ゆかりの作品を上映する。7日は同大学の前身の日本映画学校の創始者・今村昌平監督の「復讐するは我にあり」の上映後、現学長の天願大輔監督と細野辰興監督が佐藤さんを偲んだ。

Top