給食産地偽装で市と和解 市側に解決金約3400万円(3/5)

市教育委員会は5日、学校給食用の豚肉の産地偽装問題で、市と納品業者、加工業者の3者で和解が成立したと発表した。外国産を国産と偽って混入していた食品加工会社「寿食品」(相模原市)が市と納品業者に損害賠償相当の解決金約5180万円を支払った。給食食材の調達受託者の公益財団法人市学校給食会への寿食品からの解決金は約3414万円で給食会から市が歳入として受け入れ、学校給食の食材調達費に充てる。寿食品が納品していた商社への解決金は約1768万円。

市議に情報提供の部長級職員停職1か月 市上下水道局(2/16)

市上下水道局は16日、生田ふれあい広場(多摩区)の噴水ろ過装置導入の際に、福田市長の指示があったとするメモを巡る問題で資料や情報を無断で市議に提供したなどとして、部長級男性職員(59)を停職1か月の処分とした。職員から市議への情報提供を直接裏付ける証拠は確認できなかったが、資料や情報を公用パソコンから私用メールに送信、その内容が市議の質問と類似しているとした。メモを作成した職員と指示の話をした職員2名(係長級)は訓戒処分。

出張費不正受給などで教職員ら232人処分 市教委(2/15)

市教育委員会は15日、出張旅費の不正受給と出退勤登録の義務違反で、校長と教頭を含む計78人の教職員らを戒告や減給の懲戒処分、154人を文書訓戒などの処分にした。今回の処分は資料が残る過去20年で最大規模。自家用車で出張して公共交通機関使用の手続きをした不正受給3回以上の75人を戒告、2回以下の61人を文書訓戒に。不正受給の総額103万9606円は全額返納された。出退勤登録の義務違反では教職員36人と監督責任の管理職60人を処分した。

市立中の教諭盗撮で停職3か月(11/28)

市教育委員会は28日、女性のスカートの中を盗撮したとして、高津区内の市立中学校に勤務する男性教諭(40)を停職3か月の懲戒処分とした。教諭は同日付で依願退職した。3月31日、飲食店からの帰宅途中、川崎駅中央通路エスカレーターで携帯電話で動画撮影した。通行人が気づき、警察官に任意同行を求められ盗撮を認めた。県迷惑行為防止条例違反により書類送致され、7月26日付で不起訴処分に。教諭は本年度、年次休暇や病気休暇で一度も勤務していなかった。

ストーカー行為で停職1か月 財政局課長(11/24)

市は24日、知人女性に3年にわたりつきまとい行為をしたとして、財政局の男性課長(53)を停職1か月の懲戒処分にした。課長は都内に住む女性職員の自宅外観を撮影、21年4月頃からは出退勤時に後をつけて後ろ姿の写真を撮るなど、つきまとい行為は100回近く、盗撮写真は100枚を超えるという。今年8月、女性が地元警察署に上申書を提出、同月25日に警察からストーカー規制法に基づく警告を受けた。

4保育施設で5400万円不正受給 運営委託費(11/14)

市は14日、市内で4保育施設を運営する企業「フェイスフルラバーズ」(宮前区)が、市からの運営委託費約5400万円を不正に受給していたと発表した。同社は東京都内の施設で運営委託費の不正受給が明らかになっており、市も監査して問題が発覚した。2018~22年度の5年間に月80時間の労働時間を同120時間と実態と異なる申告をしたり、退職した職員の人件費を請求したりしていた。市は全額返済を求める予定で同社も支払う意向。

本部からツツジ伐採指示 ビッグモーター市に報告し謝罪(8/21)

中古車販売大手ビッグモーター(東京都)店舗前の街路樹が枯れていた問題で市は21日、同社本部の部長らが18日市役所を訪れ、調査報告と謝罪したことを明らかにした。川崎店(川崎区)前のオオムラサキツツジについて同社本部から当時の店長に「環境整備のため」と伐採を指示し、社員に伐採させたと説明。市は同店と宮前区の店舗前の土壌調査の結果については除草剤の成分は検出されなかったとした。

プールの水6杯分流出 市立稲田小(8/11)

市教育委員会は10日、市立稲田小学校(多摩区)で屋上プールに注水し続け、プール約6杯分にあたる約2175立方㍍の水を流出させたと発表した。5月17日午前11時頃注水を始め、午後5時頃注水スイッチを切ったものの、ブレーカーが落ちていて注水が続いた。5日後の22日午後3時、用務員の指摘で注水が続いていることが判明。市教委は50代男性校長と30代男性教諭の過失と判断、上下水道代約190万円の5割に相当する約95万円を二人に請求した。

コンビニでマイナカード使用の証明書誤交付 システムに原因(5/9)

マイナンバーカードを使った証明書のコンビニ交付サービスで別人の戸籍証明書が発行された問題で、市は9日、原因を発表した。2日宮前区のコンビニで戸籍全部事項証明書を申請し別人の証明書が発行されたのは、市内2か所のコンビニでほぼ同時に申請が行われことが原因で、システムの不具合により先に申請した人の証明書に後の人の内容が上書きされたという。同日午後交付サービスを停止、住民票などは3日、戸籍証明書はシステム修正後の9日に再開した。

出張費不正受給で16人懲戒 小学校教職員(3/29)

市教育委員会は29日、市立南野川小学校(宮前区)で2018年4月から今年1月まで、702回計54万293円の出張旅費が不正に支給され、校長や教頭を含め在籍数のほぼ半数の教職員16名の懲戒処分を発表した。いずれも出張時に自家用車を使用したにもかかわらず料金を請求していた。同校はJR武蔵小杉駅からバスで20分ほどかかり交通の便が悪いため自家用車で通勤する教職員も多い。市は通勤での自家用車使用は認めているが、出張時は地震などで電車が止まった時以外は認めていない。

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