市内で初の新型コロナ感染者 多摩区の70代男性(3/12)

市は12日、多摩区の70代の男性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。市内での感染者は初めてで症状は軽い。男性は今月1日に会食した北海道の友人の感染が判明したため、11日に帰国者・接触者相談センターに連絡、12日陽性が判明し、市立川崎病院に入院した。1人暮らしで4日以降、のどの痛みや微熱などが続いたがほとんど外出しておらず、会見した岡部信彦・市健康安全研究所長は「(患者の)お手本のような生活で、この人を中心に市内で広がることはないだろう」と話した。

「川崎がんばれ!」姉妹都市・瀋陽市から防護服1000着(3/11)

姉妹都市の中国・瀋陽市から11日、医療用防護服1000着が届いた。箱には「川崎頑張れ!日本頑張れ!」と日本語で書かれ、「お互いに見守って助け合い、困難を克服する」という中国語のメッセージも添えられていた。市は市内の医療機関に配布する。コロナウイルスが中国で猛威を振るい始めた1月末に市から備蓄していたサージカルマスクの余剰分約8万枚を発送、瀋陽市の担当者からはメールなどで「一番大変な時に助けてくれてありがとう」と感謝の言葉が伝えられていたという。

市議会定例会4日短縮 コロナウイルスの影響で初めて(3/11)

市議会は11日、最終日の23日に予定していた2020年度予算案の本会議での議決などを19日に前倒しし、定例会の会期を4日間短縮して閉会することを決めた。コロナウイルス感染が発生した場合に本会議が開けず、議決できなくなることをお未然に防ぐためで各会派が合意した。市議会局によると、会期の短縮は初めてという。

二ケ領用水が国登録記念物に(3/10)

市内を流れる二ケ領用水が10日、官報告示により正式に国登録記念物(遺跡関係)に文化財登録された。登録されたのは全長約18㌔のうち、市が管理する約9.2㌔で文化財登録を受け、市は案内板の設置などで用水の貴重さを伝えていく。国や県が所有する残りの区間についても登録に向け所有者と協議する方針。同用水は1611年に完成し、江戸最古の農業用水の一つとされる。市内の国登録記念物は、禅寺丸柿に続いて2例目。

無観客コンサート ミューザから無料ネット配信(3/8)

新型コロナウイルスの感染拡大により、ミューザ川崎シンフォニーホール(幸区)と同ホールを拠点とする東京交響楽団は8日、コンサート「名曲全集第155回」を無観客で開催した。同コンサートはインターネットの動画配信サイト「ニコニコ生放送」で無料配信され、放送終了時点で約10万人が視聴した。ミューザと東響が「自粛ムードが広がる今だからこそ音楽を届けたい」とCD採録もかねて発案しドワンゴが協力したもので、「ミューザの定員約2000人、10万人もの人に見てもらえるとは思っていなった」と話した。

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