憲法9条をアピール「平和の鐘つき」 多摩区長念寺(9/9)

憲法9条の大切さを訴える「平和の鐘つき」が9日、多摩区登戸の長念寺で開かれた。たま9条の会の主催、生田9条の会・すげ9条の会・のぼりと9条の会の共催。9の数字が並ぶ9月9日午前9時9分に鐘をつき、9条をアピールする。2010年から途切れることなく続き今回で16回目、同会共同代表の森田忠正さん(80)は「この日時に行うのは語呂合わせだが、大切な憲法9条について考えるきっかけになれば」と話した。

選挙ヘイトの未然防止徹底を 市民団体が市選管へ要請書(9/8)

市民団体「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」は8日、10月25日投開票の市長選を前に「選挙ヘイト」を未然に防止するよう市選挙管理委員会に要請した。6月の都議選や7月の参院選では選挙運動に名を借りた外国人市民の排斥、攻撃の言論があったとして、市長選では「差別や排外主義を扇動する言動が許されないことの周知、啓発と監視の徹底した取組みを強く求める」としている。

災害時対策でマンホールトイレ整備へ 市民意見募集(9/8)

市は「災害時のトイレ対策方針(案)」をこのほどまとめ、8日から市民意見募集(10月末まで)を始めた。案では、現在の仮設トイレ中心から、マンホールの上に便器を設置し下水管に汚水を流す「マンホールトイレ」の整備が軸。2024年能登半島地震などから、災害直後の道路状況やバキュームカーの台数を考慮すると、仮設トイレの運搬や運用が難しいと判断。31年度までに指定避難場所50か所と5区役所(24箇所は整備済み)にマンホールトイレを整備する方針。

関東大震災朝鮮人犠牲者を慰霊 川崎区桜本(9/7)

関東大震災での市内の朝鮮人犠牲者を慰霊する集いが7日、在日大韓基督教会川崎教会(川崎区桜本)で開かれ、地域住民ら約70人が参加した。市民団体「川崎在日コリアン生活・文化・歴史研究会」の主催で、山田貴夫代表が「かわさきも無縁ではない!」と題して、植民地支配による差別と敵視が虐殺の背景にあったことなど当時の状況を報告した。

若手技術者集結ロボットバトル競技大会 市産振会館(9/7)

自作のロボット同士が格闘技で戦う「かわさきロボット競技大会」が7日、市産業振興会館(幸区)で開かれた。大会は若手技術者の育成を目的に1994年に市制70周年記念事業として始まり、相手のロボットを10秒間倒すか、リング外に押し出せば勝者となる。今年は全国各地から集まった学生と社会人の計72チームが戦い、昨年の優勝チーム「双后」が予選リーグから圧勝、30回目となる記念大会を制した。

パラ競泳金メダリスト成田真由美さん死去 2005年から市民文化大使(9/5)

パラリンピック競泳女子の金メダリストで多摩区出身の成田真由美さんが5日、市内で死去した(55歳)。生田小学校卒業後、南生田中学校在学時に横断性脊髄炎を発症して下半身まひに。23歳で水泳を始め、1996年アトランタ大会から通算6大会に出場、金15、銀3、銅2計20個のメダルを獲得。96年最初の市民栄誉賞受賞、05年から現在まで10期20年間市民文化大使、15年から7年間「かわさきパラムーブメン推進フォーラム」の共同委員長として市の共生社会実現に向け尽力した。

市長選メインキャラクターに田中碧選手起用 市選管(9/3)

市選挙管理委員会は10月26日執行の市長選のメインキャラクターに、プロサッカー・リーズ・ユナイテッドFC(イングランド)のMF田中碧選手(26)を起用、キャッチフレーズは「自分ができることを全力で!」に決定したと発表した。田中選手は市出身で、地元のさぎぬまSCから川崎フロンターレを経て世界で活躍し、全世代から広く支持されている。

ふるさと納税返礼品に「味の素工場見学」(9/3)

市と味の素㈱、市観光協会は「味の素川崎工場見学クーポン(お土産付き)」全3コースを共同で開発、市のふるさと納税オリジナル返礼品として3日から提供を開始した。川崎工場で行っている通常の工場見学にはない体験に加え、市ふるさと納税返礼品に登録している味の素製品オリジナル返礼品が事前送付される。実施日は来年3月4日(水)、場所は味の素グループうま味体験館(川崎区鈴木町)、寄付金額は1コース1名につき12,000円。受付は各ふるさと納税ポータルサイト。

医療的なケア児の居宅型訪問保育 初の試行実施(9/1)

医療的なケアが必要で、公立保育所での集団保育が難しい児童を対象に、保育士や看護師等が自宅を訪問してマンツーマンで保育する居宅訪問型事業を、市が1日から試行実施する。対象は酸素療法が必要だったり人工呼吸器をつけたりして公立保育所での受け入れ困難な児童や、病気・障害などで集団保育が難しい児童などで定員は若干名。実施事業者は「認定NPO法人フローレンス」(東京都)。保育時間は平日8時~18時までの最長8時間(週2~5日)。

防災の日を前に総合防災訓練 住民ら500人が参加(8/31)

9月1日の防災の日を前に2025年度の市総合防災訓練が31日、川崎総合科学高校(幸区)と多摩川緑地(幸区)で行われ、近隣住民ら約500人が参加した。高校会場に設営された国土交通省の「降雨体験車」には約100人分の体験枠が早々に埋まった。昨年の能登半島地震で避難所のトイレが衛生的に使われなかったことからと携帯トイレの使い方を学ぶブース設置などトイレ対策に重点が置かれた。

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