市政ウォッチャー

市と神奈川県は、幸区の河原町団地（約13万9,000平方メートル、市営約160戸、県営1,300戸）の土壌に、最大で基準値の29.3倍の鉛が含まれていたと発表した。飛散防止などの土壌対策工事を行っていくとし、費用は市と県を合わせて概算で約3億円に上るという。

市議会前議長鏑木茂哉市議（自民）の政務調査費のコンサート代などへの支出は目的外支出だとして、市民団体「政務調査費改革かながわ見張番」が行った住民監査請求に対し、市監査委員は、鏑木市議が請求対象の全額を市に返還したことから「請求の利益を損失した」として却下を決定。

二ケ領用水が竣工400年、久地円筒分水が完成70年の節目を迎えたことを記念し、高津市民館で、久地円筒分水を60分の1のサイズに再現した模型のお披露目式が行われた。久地円筒分水は、98年には市内初の国の登録有形文化財に登録されている。

心温まる年賀状が並ぶ「2011年手作り年賀状展」が、中原区の商業ビル「武蔵小杉タワープレイス」1Fで始まった。同区内の17郵便局主催で、14回目となる。

1962年に開館し、約半世紀の歴史がある川崎区の映画館「チネグランデ」が閉館した。844席と県内最大規模だったが、老朽化で閉館が決まった。最終回は記念特別上映会が行われた。

中原区の等々力アリーナで、「成人の日を祝うつどい」が開催された。市の新成人は、1万2,807人。つどいは、午前と午後の計2回に分けて開かれ、7,003人が参加した。

幸区の夢見ケ崎動物公園で、ヤギの原種とされるマーコールの6代目ボス「リーゼン」（オス8歳）が死亡した。マーコールは体長約150センチ。ヒマラヤ山脈の山岳地帯などに生息し、ワシントン条約などで絶滅危惧種に指定されている。日本では1990年に同園が初めて飼育し、繁殖に成功。

川崎区の川崎競輪場で、川崎地区消防出初め式が行われた。出初め式は、7日から12日にかけて市内8地区で行われ、2011年は川崎区が代表会場となった。

市外からの転入者や観光客に、多摩区の見どころを知ってもらおうと、多摩区観光推進協議会がガイドマップを2万5,000部作製し、無料配布を始めた。

読売日響と、中原区のモトスミ・ブレーメン商店街のバンド「ブレーメンバンド」によるニューイヤーコンサートが、市国際交流センターで開かれた。モトスミ・ブレーメン通り商店街振興組合が主催し、読売新聞横浜支局、「音楽のまち・かわさき」推進協議会、川崎市国際交流協会が後援。