市の包括外部監査報告を受け取った市長は、「公有財産の安全性や有効活用は重要な課題だ。厳しい財政状況の中、より効率的な管理・運営を図る必要がある」と話した。
市監査報告で「随意契約額が誤解招く」と指摘(1/26)
市が08年度に発注した緑ヶ丘霊園(高津区)の清掃業務委託など、霊園関係の随意契約約28件のうち16件が、競争入札を行わない随意契約上限の100万円に近い90万円台で随意契約が結ばれていたことが、市の包括外部監査でわかった。同じ作業で期間を分割した契約もあり、監査人は「意図的に100万円未満にしたと誤解を招きかねない」などと指摘した。
市監査報告で 「マリエン」が過剰施設と指摘(1/26)
市の丸山邦彦・包括外部監査人は、09年度の監査結果報告書を市長らに提出、公表した。川崎区東扇島の市港湾振興会館(川崎マリエン)について「このような過剰な施設を造る必要があったのか、開設当時の計画が疑われる」と厳しく指摘。09年度の監査テーマは「一般会計における公有財産(不動産)の管理運営に関する公務の執行」で、08年度の財産管理が適切かなどを調べた。

