雨風にも負けず若者ら仮装披露 (10/29)

川崎区の川崎駅東口周辺で29日予定されていた国内最大級のハロウィーンイベント「カワサキ ハロウィン2017」のパレードは、台風22号の影響で中止された。中止は、21回目で初めて。参加を予定していた仮装姿の若者らが駅前にあふれた。地元の商店街や商業施設でつくる主催者の同プロジェクトは、パレードの代替として商業施設「ラ チッタデッラ」のフットサルコートなどを開放して仮装パレードを開催した。

中学完全給食へ拠点 中部センター完成し公開(10/27)

市立中学校の完全給食実施に向けて12月から稼働する「市中部学校給食センター」(中原区上平間)が完成し、27日に内覧会が行われた。鉄筋造2階建てで、延床面積約4750㎡。民間資金活用による社会資本整備(PFI)方式を導入した。総事業費は約15年の維持管理・運営費を含め約112億円。最大1万食が作れる調理場などを備え、中原区を中心に14校に配送される。

よみうりランド施設維持へ 地区の用途制限緩和(10/26)

市は26日、よみうりランド(川崎市、東京都稲城市)のレジャー機能を恒久的に残すため、建築基準法で既存不適格となっている遊園地施設の増改築ができるよう、同園の用途制限を緩和する方針を市議会まちづくり委員会で報告した。第2種住居地域のまま「観覧場」と「床面積1万㎡超の遊戯施設」に限って用途制限を緩和する条例改正案を12月の市議会定例会に提案、議決後に施行する。

文化勲章に藤嶋昭氏(川崎市在住)(10/24)

政府は24日、光科学・電気化学の藤嶋昭氏ら5人に文化勲章を贈ることを決めた。藤嶋氏は市在住で現在東京理科大学長。抗菌や汚れ防止などに使われる「光触媒」の反応を発見した功績が評価された。50年前、白金とともに水をつけた酸化チタンに光を当てると水が水素と酸素に分解することを発見し、その後の研究で建物が汚れなくなるようなタイルや塗装などに応用され、光触媒の市場は1千億円の規模にまで育った

市長選 衆院選と同日で伸びた投票率(10/23)

22日投開票された市長選は、現職の福田紀彦氏が402016票を獲得して再選を果たしたが、市選挙管理委員会によると、市長選における歴代最多得票という。市長選の過去の投票率は、1993年の29.29%が過去最低で、近年は30%台で推移してきた。今回は衆院選と同日となったため投票率が上がり52.30%で、4年前の前回から20%近く上昇した。50%台の衆院選に引っ張り上げられた形となった。

県内投票率51.97% 戦後最低(10/23)

 22日投開票された衆院選県内小選挙区の投票率は51.97%(52.31%、女51.64)で、戦後最低だった前回2014年の53.88%1.91%下回った。期日前投票(小選挙区)の投票者数は1389241人で、前回の1.66倍だった。台風接近に備えて、事前に投票した人が多かったことなどが要因とみられる。

県内小選挙区 自民13 立民3議席(10/23)

 全18選挙区に60人が立候補した衆院選神奈川選挙区は自民党が13選挙区を制して大勝した。公明党は唯一の議席を失い、野党は立憲民主党が3議席を、希望の党と無所属が各1議席を獲得した。比例復活では10(自民4、立民2、希望2、共産1、日本維新の会1)が当選した。

子ども応援基金、差別撤廃条例の制定を 再選の福田氏(10/23)

 22日の市長選で再選された福田紀彦氏は23日の記者会見で、競輪・競馬事業での収益金を若者やひきこもり支援に充てる「子ども・若者応援基金(仮称)」創設に向け年度内に条例提案すると述べた。また市長選のマニフェストに明記した差別撤廃条例の制定に向け、市議会と意見交換の場を設ける考えを明らかにした。

市長に福田氏再選 実績訴え2新人破る(10/22)

任期満了に伴う市長選は22日投開票され、無所属で現職の福田紀彦氏が、いずれも無所属新人で元市議の吉沢章子氏、元教諭の市古博一氏を破り、再選を果たした。初めての衆院選との同日選となったが、現市政に対する評価が主な争点となり、待機児童ゼロ化や中学校給食実施などの実績を強調した福田氏が幅広く支持を集めた。

脳へ高能率で薬剤送達 ナノ医療イノベーションセンター(10/19)

ナノ医療イノベーションセンター(川崎区殿町)の片岡一則センター長(東大政策ビジョン研究センター特任教授)と安楽泰孝客員研究員(東大大学院特任助教)らの研究グループは19日、脳内へ高効率で薬剤を届けるウイルスサイズのナノマシン(薬剤カプセル)の開発に成功したと発表した。これまで困難だった高分子薬剤の脳への送達を初めて可能にした画期的な基盤技術とされ、アルツハイマー病などの治療薬開発を大幅に推進すると期待されている。

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