トランプ米大統領が11月の来日時に、拉致被害者と面会すると政府が発表したことについて、家族らは「被害者の帰国実現につなげてほしい」と期待感をにじませた。1977年に拉致された横田めぐみさんの弟、拓也さんは17日、「米国が核・ミサイル問題だけでなく、拉致問題を重視していることの現れで、北朝鮮への圧力となる。解決に向けて歯車が回ることを期待したい」と話した。
ホテルシップ誘致へ 市、民間28団体と協議会(10/16)
2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、官民挙げてホテルシップ誘致やインバウンド誘致を進めていこうと市は民間28団体と「川崎インバウンド等誘客推進協議会」(斎藤文夫会長)を設立した。今後、クルーズ船社や旅行代理店などへのPR,交通アクセスなど周辺環境の整備などの課題解決に向けて取り組んでいく。
酒飲み合戦を再現 大師地区で「水鳥の祭」(10/15)
江戸時代の川崎・大師河原で行われた酒飲み合戦を再現する「水鳥(すいちょう)の祭」が15日、川崎区の川崎大師平間寺などで開かれた。大師河原を開拓した名主の池上太郎右衛門幸弘とその一族と、江戸の医者で儒学者の茨木春朔と仲間が1649年に行った酒飲み合戦を再現したもの。地元の有志らがそれぞれ大酒のみを自慢する口上合戦の後、大きな盃に日本酒を注ぎ、一気に飲み干した。
園内に光の演出 よみうりランド(10/12)
よみうりランドで12日、発光ダイオード(LED)で園内を彩る「ジュエルミネーション」が始まった。世界的な照明デザイナーの石井幹子さんの演出で、550万個のLEDが配置された。大観覧車や樹木などがライトアップされ、園内は宝石をちりばめたような輝きに包まれた。音楽と光に合わせて変化する噴水ショーも好評。点灯は午後4時で、来年2月18日まで行われる。
共生の舞 勇壮に 朝鮮学校で恒例行事(10/8)
朝鮮学校の校庭を開放し、地域住民が触れ合う恒例の「第14回KAWASAKI大交流祭」が8日,川崎区の川崎朝鮮初中級学校で催された。チヂミやスジ煮込みといった「在日コリアンの味」を振る舞う出店が並び、同校児童による朝鮮舞踊やテコンドーの演武、神奈川朝鮮中高級学校吹奏学部の演奏が会場を盛り上げた。来場者は多文化共生の豊かさと民族のよりどころである学校の大切さを確かめ合った。
市長選 現新3氏が立候補(10/8)
市長選が8日告示され、3氏が立候補を届け出た。いずれも無所属で、新人・前自民党市議団長の吉沢章子氏(53)、現職で再選を目指す福田紀彦氏(45)、元小中学校教諭の新人・市古博一氏(69)の3人。再選を目指す福田氏の1期目4年間の市政運営への評価などが争点になる。1日現在の登録有権者数は122万6312人。
医療的ケア児支援へ 母の請願趣旨採択(10/3)
たんの吸引など医療的ケアを必要とする子ども(医療的ケア児)が親の付き添いなく地域の小中学校に通えるよう、宮前区の母親が学校に常勤の看護師を配置するよう求めた請願が、市議会文教委員会で審議され、全会一致で趣旨採択された。市教委は、子どもにより異なるケアのニーズを組み合わせて、保護者の負担軽減に向けて最善のモデルを検討していくとしている。
市職員の給与引き上げ勧告 4年連続(10/2)
市人事委員会は2日、市職員の今年度の給与と期末・勤勉手当を引き上げるよう市長に勧告した。引き上げ勧告は4年連続。対象は一般職と、今年度に県から市に給与が移管された教職員の計1万3290人。月給は平均387円(0.10%)を4月に遡って、ボーナスは0.09%分を12月に引き上げるよう求めている。実施されれば平均年収は4万8000円(0.72%)増え、668万5000円となる。市の人件費は約8億2000万円増える。
大横綱の姿が大師に 故北の湖親方銅像除幕(10/1)
「憎らしいほど強い横綱」といわれ、日本相撲協会理事長も務めた故北の湖親方の三回忌を前に、菩提寺の川崎大師平間寺に銅像が建立され、1日除幕式が行われた。銅像は高さ205㌢、重さ900㌕で、理事長当時の紋付はかま姿で土俵上に立っており、五重塔正面に建てられた。除幕式では、藤田隆乗貫主が大導師を務め、相撲協会の八角信芳理事長や貴乃花光司親方、横綱日馬富士らが小畑とみ子夫人とともに綱を引き、銅像が披露された。
中小企業支援で連携協定 商議所と川崎信金(9/29)
川崎商工会議所と川崎信用金庫は29日、中小企業支援強化や経済活性化を目的に包括連携協力協定を締結した。「市内の中小企業は過去10年で1割減少している。その廃業に歯止めをかけたい」(川信理事長)とし、事業承継やM&A(合併・買収)の仲介などで相互協力するため企業情報などを共有する。