教育文化会館大ホール 半世紀の舞台に幕(12/28)

半世紀にわたって歌謡ショーや吹奏楽コンクール、成人式などの会場として親しまれてきた市教育文化会館(川崎区富士見)の大ホールが来年3月末で閉鎖する。同館は1967年に産業文化会館として設置され、88年の産業振興会館、市民ミュージアムの設置に伴い機能を移転、90年に現在の名称に改めた。定員1961人の大ホールは完成当時、関東近辺では大きなホールで有名歌手のショーも行われた。大ホール機能は今年10月にオープンした市スポーツ・文化総合センターに移転され、当面は会議室などの市民館機能が残る。

吉沢元市議 自民除名 市長選出馬で(12/27)

自民党県連が27日、10月の市長選で党川崎市連の現職福田紀彦氏支援の方針に反して立候補して落選した吉沢章子・元市議を除名処分した。吉沢氏は処分決定後、「党の決定に反したことは間違いない。しかし福田市政の財政問題などは看過できない。党の立党の精神である『政治は国民のもの』に従い、市民のための市政を目指した行動との思いは変わらない」と述べた。

美田前学長に名誉教授 市立看護短大(12/26)

市は26日、市立看護短期大学の美田誠二・前学長に同短大初の名誉教授の称号を贈った。美田さんは市立川崎病院内科勤務を経て、1995年の看護短大の開学とともに教授に転任。以後、今年3月の退任まで22年間にわたり。病態治療学などの科目を担当し、2011年4月に学長に就き、6年間務めた。

藤嶋さん名誉市民へ 推薦審答申(12/25)

市は25日、「光触媒」の発見で知られ、文化勲章を受章した東京理科大学長の藤嶋昭さん(中原区在住)を名誉市民に選定するよう同推薦審議会(山田長満会長)から答申を受けた、と発表した。来年1月開会の市議会に提案し、2018年度にも贈る方針。藤嶋さんは、酸化チタンに代表される光触媒に光を当てると水を分解することを発見。汚れの分解や脱臭、殺菌などで活用され、毎年ノーベル化学賞の受賞候補に挙がっている。

J1川崎初V 銀皿の代わりに掲げた風呂おけ人気沸騰(12/14)

サッカーJ1を初制覇した川崎フロンターレの選手がピッチで掲げたのは優勝チームが手にするシャーレ(銀皿)ではなく。風呂おけだった。フロンターレは地元銭湯の連合会と2010年から銭湯利用促進キャンペーン「いっしょにおフロんたーれ」を展開。風呂おけはクラブが長年こだわってきた地域密着を象徴し、記念グッズとして売りだされるとアッという間に約2千個の注文があったという。

女子大生スマホ運転で自転車衝突女性死なす(12/13)

麻生区で7日、電動自転車と歩行者がぶつかり、その後歩行者が死亡する事故があり、麻生署が重過失致死の疑いで、電動自転車の女子大生を書類送検する方針を固めたことが13日分かった。女子学生は運転中にスマホを操作、前方不注意で歩道を歩いていた近くに住む77歳の女性と衝突、女性は転倒し頭を強打し病院に搬送後、死亡した。

中小企業の事業承継支援 市や商議所など4者協定(12/12)

後継者不在に悩む中小企業事業者の事業承継を支援しようと、市、川崎商工会議所、川崎信用金庫、市産業振興財団の4者は12日、連携協定を結んだ。市内事業所のうち99%は中小企業で、経営者が高齢化する一方、後継者不足が課題になっており、4者が情報を共有し事業承継に向けた経営改善などを支援するのが狙い。

子どもの貧困地域で考える 湯浅氏講演(12/11)

法政大学現代福祉学部教授で貧困問題に詳しい湯浅誠さんを講師に招き、子どもの貧困対策を考える講演会が11日、幸区役所で開かれた。区、区こども総合支援ネットワーク会議などの共催。湯浅さんは「お金だけでなく、つながり、自信の三つがないのが貧困」と定義し、地域住民の関係性が希薄な時代に、貧しかったり、自己肯定感が低い子どもたちといかに出会い、関わっていくかについて講演した。

悲願の頂点5万人歓喜の靑 フロンターレ優勝パレード(12/10)

サッカー・J1リーグで悲願の初優勝を果たした川崎フロンターレの凱旋パレードが10日、川崎駅東口周辺で行われた。中村憲剛選手や田坂祐介選手らが優勝シャーレを掲げて沿道のサポーターや市民の声援に応え、クラブ創立以来、地域と共に歩んできたチームとファンの21年間の思いと喜びを分かち合った。

中原区のNPO コミュニティカフェのガイドブック発行(12/9)

地域の人たちが集まるコミュニティカフェを紹介するガイドブックを「NPO法人ぐらす・かわさき」(中原区)が発行した。ぐらす・かわさきは、地域住民の交流の場を作り、地域の課題を解決したい個人や団体の活動を支援しており、中原区新城に開設した「メサ・グランデ」では、市内の有機野菜を使った食事を提供したり、障害者に居場所を提供したりしている。ガイドブックにはハーブ畑とカフェを併設した市内での精神障害者就労支援の取組など55か所のコミュニティカフェを掲載している。

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