「犯罪被害者週間 川崎大会」開催 市条例施行を啓発(11/26)

「犯罪被害者週間 川崎大会」と題した啓発イベントが29日、市産業振興会館(幸区)で開催され、県内外から約100人が参加した。市と警察庁の主催で、4月に施行した市犯罪被害者等支援条例の周知や啓発に向けての初企画。基調講演では、被害者支援自助グループ「ピア・神奈川」代表の渡辺治重さん(77)が長男を交通事故で亡くした経験を語り、パネルディスカッションでは支援の在り方を巡って意見を交わした。

聖マリ医大病院入院棟が完成 感染症対応機能も(11/26)

昨年創立50周年を迎えた聖マリアンナ医科大学の記念事業として建設を進めてきた同大学病院(宮前区)の入院棟が完成し26日、記念式典が行われた。来年1月1日から利用を開始、市北部の中核を担う病院として質の高い医療の提供を目指す。今後は本館のリニューアルやエントランス等の建設を進め、2026年10月グランドオープンの予定。入院棟は鉄筋コンクリート造り12階建て、病床955床。最新の医療機器を導入、治療とCT検査を並行して行うなど高度な治療が可能。19年7月の着工後、新型コロナウイルスの感染拡大で、急きょ感染症対応機能を加えた。

児相資料持ち出し誤廃棄 虚偽報告で管理職減給(11/25)

市は25日、児童相談所から勝手に持ち出した内部資料を誤って廃棄したうえ、上司に虚偽の報告をしたとして、こども未来局の課長級の職員(57)を減給10分の1(1か月)の懲戒処分にしたと発表した。職員は9月16日、規定の手続きを経ずに児童239人分の住所や相談内容などの個人情報が入った会議資料33枚を持ち出し、市内のドラッグストアで誤って廃棄。資料は店からの連絡で回収されたが、職員は「誰がなくしたか不明」と上司に虚偽の報告をした。

ぜん息患者助成制度の廃止を答申 市地域医療審(11/24)

市地域医療審議会(会長・岡野敏明市医師会長)は24日、「アレルギー疾患対策の方向性」について福田市長に答申した。公害患者団体が存続を要望していた「成人ぜん息患者医療費助成制度」と「小児ぜん息患者医療費支給事業」についていずれも廃止対象とし、「気管支ぜん息に特化して助成すべきエビデンス(根拠)はない」とする一方、既存の受給者に対しては「配慮することが望ましい」とした。

肺がん疑う所見2度共有されず 井田病院で医療事故(11/24)

市立井田病院(中原区)は24日、肺がんで死亡した高津区の80代の女性について、2度にわたりCT検査での肺がんを疑う所見が院内で共有されず、治療の機会を逸する医療事故を起こしたと発表した。女性は足の骨折などで2017年と21年に入院、放射線診断科医が肺がんの疑いの検査報告書を作成したが、いずれも所見が主治医と共有されなかった。今年5月に心不全で救急搬送され内科の主治医が過去の報告書の肺がんの疑いの記載を見つけ、抗がん剤治療をしたが8月に亡くなった。

 チッタグループ創業100周年記念 ギャラリーオープン(11/22)

JR川崎駅前の複合商業施設「ラ チッタデッラ」を運営するチッタグループは、創業100年を記念する企画を発表した。22日に披露されたのは同施設の外壁をギャラリーに見立てた「WALL ART GALLERY」。ロックバンド「SHISHAMO」のギター・ボーカルバンドで市出身の宮崎朝子さんなど新進気鋭のアーティスト16人の大型看板が壁面を飾る。23日には同社の歩みとトピックを年代ごとに紹介し、同グループが手掛けた娯楽産業と川崎の街の関りを実感させる歴史ギャラリー「CITTA’DNA」をオープンする。

2023年オリジナルカレンダー市消防局 22日午後2時から配布(11/22)

市消防局は22日午後2時から、2023年のオリジナルカレンダーを市内8消防署で配布する。18年度からカレンダーを作製、19年度から市民向け配布に。本年度は各署400部ずつの計3,200部。スマートフォンで予定管理する人が増える中でも市民に人気で、今回は日付欄に罫線を入れ、紙質にもこだわり、川崎大師平間寺などに消防車両の写真を配置、裏表紙は救急医療情報センターの電話番号などを掲載。

食と音楽融合の川崎夜市 屋台・はしご酒・ジャズ(11/22)

市と地元商店街などでつくる実行委員会は22~23日、JR川崎駅東口周辺一帯で、食と音楽を融合させたイベント「川崎夜(よ)市(いち)」を開く。ルフロン前では元祖ニュータンタンメン本舗など市内約20店の川崎ソウルフード屋台」。ラ チッタデッラ周辺と仲見世通り商店街では飲食店57店舗参加の駅前史上最大規模のはしご酒イベント「川崎駅前バル祭り」。駅前広場とチッタ内の中央噴水広場ではジャズのフリーライブを開催。川崎夜市特別メニューと工場夜景を楽しめる東京駅ー川崎駅間のレストランバス「川崎夜市号」も運行。

「かわさきマイスター」に三線職人(新職種)ら5人認定(11/21)

市は21日優れた技術・技能を持つ市内最高峰の匠に贈る称号「かわさきマイスター」に新たに5人の職人を認定した。金属ヘラ絞り大浪友和さん(45)、食品サンプルの田中信二さん(48)、一般精密板金加工・銅管パイプ加工・銀ロウ付け=新職種の中村新一さん(72))、三線職人=同の前浜政次さん(71)、精密研削加工の三田村宏宣さん(51)。大浪さんと田中さんは過去に父親がマイスターとなっており、初めて親子2代の認定に。1997年からの認定者は78職種、119人。

ハルモニたちが「ミニミニ交流屋台村」を開催 川崎区桜本(11/19)

在日コリアンのハルモニ(おばあさん)たちの交流の場「ミニミニ交流屋台村」が19日、川崎区桜本の在日大韓基督教会川崎教会・みんなの家で開かれた。桜本では毎年この時期、商店街主催の「日本のまつり」が開かれてきたがコロナ禍で3年続けて中止に。祭りに参加してきた地域の識字学級「ウリマダン」に通うハルモニらが企画、川崎朝鮮初級学校オモニ(母親)会や同校市民給食の会「トングラミ」が協力、韓国グルメを販売した。

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