押しボタン採決や速記席廃止 新議場移転に伴い規則改正(10/5)

市議会は5日、議会運営委員会を開き会議規則などの改正案を取りまとめた。移転する新本庁舎の議場に新たに導入された押しボタンによる採決システムに伴い、議長の判断で押しボタンで採決できるとした。速記席が廃止されたことから、「議事は、速記法によって速記する」の条文を「議事は、録音その他の方法によって記録する」と改めた。また議場等への入場の際の帽子、外套、襟巻や杖、傘は認められなかったが、傘以外は認められる。施行は11月6日予定。

記者の発言公益性認める逆転判決 名誉毀損訴訟(10/4)

神奈川新聞の記事や記者の発言で名誉を傷つけられたとして、市内で政治活動をしていた男性が神奈川新聞の石橋学記者に計280万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は4日、記者の発言の一部を名誉棄損と認めて15万円の賠償を命じた1審・横浜地裁川崎支部判決を取り消し、請求を棄却した。高裁判決は発言の公益性を認め、「発言の前提事実は真実で、意見や論評としての域を出ない」とした。

市に不開示取り消し命令 教科書選定審議会音声データ(10/4)

市立学校の教科書採択に関する情報公開請求に対し、不開示とした市教育委員会の処分を不服として元教員2人が市に取り消しを求めた訴訟の判決が4日、横浜地裁であり市に決定の取り消しを命じた。原告は2014~16年に開催された教科書の選定審議会の音声データの情報公開を請求、市は17年に不開示とした。判決は、開示しても意思決定の中立性が損なわれないとし、開示の必要性はないとの市側の主張は採用できないとした。

ウォーキングアプリで小学校に寄付 市が運用開始(10/3)

市は3日、アプリを使ってウォーキングでポイントをためると市立小学校に寄付ができる「かわさきTEKTEK(てくてく)」の運用を始めた。アプリは18歳以上で利用でき、1日2千歩で5㌽、5千歩で10㌽、8千歩以上で20㌽が付与され、100㌽ごとに自ら選んだ学校に寄付できる。市は10㌽を1円に換算、協賛金などを原資として各学校に応援金を支給する。費用約2300万円は当初予算計上。

利用客の予約でAIがルート設定バス 川崎区で実証実験(10/2)

川崎鶴見臨港バス(川崎区)は2日から、アプリで予約し車両を呼び出し目的地まで乗車するオンデマンドバスの実証実験を川崎区内で実施する。時刻表や路線はなく、利用者は決められた駅、役所、公園、スーパー、病院など51か所の乗降所から予約、AIが効率的なルートを設定、待ち時間や乗車時間の短縮を図る。8人乗りバス2台を使用、予約は専用アプリや公式LINEから。日曜・祝日を除く午前8時から午後6時半まで運行。12月15日まで期間中は無料。

川崎宿の起立から終焉まで 東海道かわさき宿交流館(10/1)

東海道に川崎宿が設置されてから400年となるのを記念した企画展「川崎宿1623~2023」が1日、東海道かわさき宿交流館(川崎区)で始まった。企画展では、徳川家茂の上洛や明治天皇の東幸などがあった幕末から明治維新の川崎宿が終焉を迎える時期に焦点を当て、初公開を含め約50点の史料を展示し川崎宿の実態に迫っている。入場無料、11月26日まで。

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