市教育委員会は、市地域文化財に新たに27件を決定した。市民生活や地域風土に根ざして継承されてきた文化財を顕彰・記録する「市地域文化財顕彰制度」(2017年創設)に基づくもので、同文化財の総数は240件となった。新城小学校(中原区)の校庭で保管されていた「八百八橋」と呼ばれる石の橋板や川崎大師平間寺(川崎区)の弘法大師一千御忌供養塔、菅町会(多摩区)の火の見及び半鐘などが選ばれた。
昼休み時間ずらして混雑緩和 新本庁舎エレベーター(12/26)
市は26日、市役所本庁舎で勤務する職員の昼休憩時間「正午から午後1時まで」の規定を前後に30分ずつずらせる「ランチタイムシフト」を試行実施すると発表した。10月から業務を開始した25階建て新本庁舎に職員向け食堂はなく、昼食をとるため庁外に出る職員らが一斉に使用するエレベータの混雑緩和が狙い。試行期間は来年1月1日から3月31日、本格実施は4月1日(予定)。
危害告知でヘイト投稿初認定 市審査会(12/26)
市差別防止対策等審査会(会長・元東京高裁長官 吉戒修一弁護士)は26日、市内の特定地域に暮らす在日コリアンの住民たちを殺害するというインターネット上の投稿をヘイトスピーチに認定、市が削除を要請することは妥当との判断を示した。市内のある特定地区の在日コリアン住民の集団に対して、「出ていけ」と排斥する言動をヘイトスピーチと判断した例は1件あるが、危害告知の類型は初めての認定。
「綱島街道改札」午前7時供用開始 JR武蔵小杉駅(12/24)
JR武蔵小杉駅(中原区)の新たな改札口が21日午前7時に供用開始された。横須賀線ホームに直結する新改札口の名称は「綱島街道改札」、利用は午前7時から午後11時まで。新改札口は朝のピーク時(午前7時半~8時半)に約6800人の利用を想定、1分間に100人以上の通過による既存の改札口からの利用者の分散化と混雑緩和を狙う。市は新改札設置や改札に通じる市道整備などに計約23億6千万円を負担。
「新」 福田市長の今年の漢字(12/21)
福田市長は21日、年内最後の定例記者会見で、今年を表す漢字として「新」と直筆した色紙を披露した。11月の市役所新市庁舎のオープンや10月の地域エネルギー会社「川崎未来エナジー(株)」設立、9月の京浜工業地帯の発展を支えたJFEスチール東日本製鉄所京浜地区の高炉休止などを挙げ、「新しい世界がこれから始まる年になった」と「新」を選んだ理由を述べた。