利用者に虐待等で行政処分 中原区の有料老人ホーム(9/2)

市は2日、有料老人ホーム「サニーライフ川崎」(中原区)について監査した結果、人格尊重義務違反が認められたため、介護保険法に基づき10月1日から3か月間、指定の一部効力停止処分を行ったと発表した。期間中は新規利用者の受入れ停止や介護報酬の請求上限を7割に制限される。処分理由は利用者のベッドを柵で囲み行動を制限する身体的虐待、利用者の手の届かない場所にナースコールを置くなど介護や世話の放棄、不特定の利用者を罵倒するなど心理的虐待をしたというもの。

過去の監査手法の適正性検証へ 社福法人の私的流用問題(9/2)

社会福祉法人「母子育成会」(川崎区)の前理事長による法人資金の私的流用問題で市は2日、過去の監査の適正さなどを検証する体制を発表した。外部有識者として財務分野の武蔵野大経営学部・榮田悟志准教授(公認会計士)、福祉分野の田園調布学園大人間福祉学部・隅河内司教授、法律分野の弁護士(選定中)を充て、健康福祉局総務部が主体となり過去の担当者十数人や法人職員のヒアリングを行い、来年3月に報告書を公表予定。

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