社会福祉法人「母子育成会」(川崎区)の前理事長が法人の資金を私的に流用していた問題で、市は20日、同法人の過去の監査などについて検証する外部有識者3人による初会合を開いた。三田村有也副市長の挨拶の後、有識者を代表して田園調布学園大の隅河内司教授が専門的な見地から率直に意見を出して意義あるものにしたいと述べた。調査は法人監査の適正性、市OBの同法人幹部就任の経緯、市有地の無償貸し付けの状況などを中心に行われる。
岡本喜八監督生誕100年を祝う 麻生市民館(9/14)
市ゆかりの映画監督・岡本喜八(1924~2005年)の生誕100年を祝う催しが14日、麻生市民館で開かれ約530人が参加した。監督作の1986年公開の「ジャズ大名」を上映、ジャズバンド「外山喜雄とデキシーセインツ」が同作の挿入歌などを演奏した。トークイベントでは同作に出演した俳優の本田博太郎さん、喜八の次女で女優の岡本真実さん、夫の前田伸一郎さんが監督をしのび思い出話を語った。
9月9日9時9分「平和の鐘つき」 多摩区長念寺で(9/9)
多摩区登戸の長念寺で9日、「平和の鐘つき」が行われ、市民ら約50人が参加した。地元の市民グループ「たま九条の会」など4団体が例年9月9日午前9時9分に戦争放棄をうたった憲法9条の大切さを発信しようと2010年から毎年開催。参加者は順番に鐘楼に登り、それぞれ思いを込めて鐘をついた。その後、本堂で小林泰善住職の挨拶、宗教宗派を超えて平和を希求するNPO法人アーユス仏教国際協力ネットワーク理事長の松本智量さんの講演があった。
かわさき宿交流館の来館者50万人突破 川崎区(9/8)
2013年10月に開館した東海道かわさき宿交流館(川崎区)の来館者が8日、50万人を突破。50万人目の谷浩行さん(中原区)と家族にTシャツやトートバッグなどの記念品が贈られた。同館は江戸時代に東海道五十三次の一つとして栄えた川崎宿の歴史や民俗などの資料を展示。昨年は東海道川崎宿起立400年や開館10周年などで過去最高の5万4千人が訪れた。最近は外国人観光客や街歩きの立ち寄りスポットとしても利用されている。
高津の100年の風景を写真で 大山街道ふるさと館(9/7)
高津区の街の移り変わりを紹介する企画展「懐かしい高津の風景」が市制100周年記念事業の一環として市大山街道ふるさと館で7日から始まった(11月24日まで)。約100年前からの街の風景、イベントなど写真約100枚が展示され、1925年完成の二子橋を祝う様子や62年に岡本太郎が二子神社境内に制作した母かの子の文学碑「誇り」除幕式の写真のほか、かの子の生家・大貫家開業の大貫医院で使われていた時計の展示も。28日には日本地名研究所の菊池恒雄事務局長の記念講演がある。
「特別市」法制化へ初の共同メッセージ 川崎・横浜・相模原3政令市(9/5)
県内3政令市(市、横浜市、相模原市)の市長と市議会正副議長が5日、市役所で新たな大都市制度「特別市」の法制化の早期実現に向け3市の連携した取り組みについて、初の「共同メッセージ」を発表した。特別市は効率的な大都市経営推進のため市域の事務を一体的に担う新たな大都市自治体の姿で、近隣市町村との連携による持続可能な圏域づくりや国全体にもプラス効果をもたらす。600万人超の住民を擁する3市は神奈川から新しい地方自治の形「特別市」の実現の取組みを加速していくとしている。
ANA機内食工場見学クーポン 市ふるさとの納税返礼品(9/2)
市は2日、「ANA機内食製造工場見学クーポン(手土産付)」を新たに市の「ANAのふるさと納税」限定返礼品に登録したと発表した。①12月11日と②来年2月19日実施予定で、各回最大4人、寄付額は1人85,000円。普段立ち入れない機内食工場(川崎区殿町ANAC川崎工場)で機内食製造過程を見学、終了後は記念にファーストクラスシェフパティシエ監修フィナンシェ8個入セットのお土産がある。受付は①9/2~11/20と②9/2~来年1/30。