障害児寝かしつけ死亡訴訟で和解 過失は重大(11/15)

市の障害児支援施設の市中央療育センター(中原区)で2016年に短期入所中の男児(当時9)が寝かしつけた職員が寝入ったことで窒息状態になり死亡した問題で、両親らが施設を運営する社会福祉法人「同愛会」(横浜市)などに損害賠償を求めた訴訟の控訴審が15日、法人側が両親らに解決金3600万円を支払う内容で和解が成立した。一審判決は寝かしつけた職員の寝入ったことへの過失の認定にとどまり虐待と認められなかった。東京高裁は「過失は看過しがたく重大」と指摘、法人側が市の定める障害者虐待防止手引きの順守が盛り込まれた。

「母子育成会」来年にも解散の方針 元常務らの告訴検討(11/14)

社会福祉法人「母子育成会」(川崎区)の深瀬亮一元理事長が法人の金8億円余を私的流用していた問題で、同法人が来年にも解散の方針であることが14日までにわかった。今月新たに理事長に就任の横田明彦氏は「流用した責任を取ってもらった上で解散を検討」と明らかにした。認可保育所や高齢者施設などは10月までに別の社会福祉法人に事業譲渡が完了。同法人は元理事長を業務上横領容疑で告訴、理事長代行職を務めた元常務理事に損害賠償を請求し,この理事と評議員の2人に業務上横領で告訴を検討。

産地偽装容疑で寿食品社長ら逮捕 市教育委検査で発覚(11/13)

市教育委員会の産地判別検査により発覚した学校給食用食肉の産地を国産と偽った事件で、神奈川県警は13日、不正競争防止法違反容疑で食品加工会社「寿食品」(相模原市)=破産手続き中=社長の鹿島敏裕容疑者(63)ら5人を逮捕した。昨年5~10月、市、相模原、厚木、多摩、稲城、府中の計6市の学校給食センターなどに外国産を含む豚肉と鶏肉を納品した容疑。「10年以上前から外国産を混ぜることが常態化していた」という。市教委はその後、検査の回数や検体を増やすなど態勢を強化した。

「ここから未来フェスタ」木製ステージ完成 音楽やダンスを溝口駅前(11/9)

JR武蔵溝ノ口駅前のデッキに誰もが音楽やダンスを楽しめるオープンスペースのステージができ、9日オープニングイベント「ここから未来フェスタinみぞのくち~あなたも街の音楽家~」が開かれた。元ロックバンドJUDY AND MARYのドラマー五十嵐康太さん(61)の思いが市制100周年記念事業として結実。ステージは木製47㎡、高さ約70㎝、平時は憩いの場にも。音量などルールづくりの課題はあるが五十嵐さんは「いろんな人にステージに立ってもらいたい」と語った。

「市文化賞」にブレイクダンサーの石川さん シネコンのチッタグループも(11/8)

2024年度の「市文化賞」など各賞の贈呈式が8日開かれた。文化賞はJR武蔵溝ノ口駅を「ブレイキンの聖地」となる礎を築いた市出身のブレイクダンサーの石川勝之さん(43)と国内初のシネコン「チネチッタ」やライブホール「クラブチッタ」を開業するなど川崎駅前を「映画街」に発展させたチッタグループが選ばれた。「社会功労賞」は市視聴覚障害者ボランティア連絡会議相談役の斎藤準(しとし)さん(80)、市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンター長の片岡一則さん(73)、「アゼリア輝賞」はクラシックギター奏者の斎藤優貴さん(27)、サクソフォン奏者の渡辺瑠菜さん(21)。

「かわさきマイスター」に新たに5人認定(11/5)

市は5日、極めて優れた技術・技能を有する今年度の「かわさきマイスター」に新たに5人を認定し、認定証授与式を行った。選ばれたのは、機械設計・製作の遠藤豪人さん(55・高津区)、無電解ニッケルめっき表面処理の鈴木宏さん(55・川崎区)、温間・冷間圧延加工の西雅也さん(47・中原区)、左官の橋本大輔さん(52・麻生区)、スタッド溶接の松林繁さん(65・川崎区)。同事業は1997年度から始まり2024年度で83職種129人が認定を受けた。

川崎駅周辺「川崎愛遊びつくす3日間」 4イベント同時開催

市などは2~4日間「川崎愛遊びつくす3日間」と題し、四つのイベントをJR川崎駅周辺で同時開催した。市役所本庁舎やラゾーナ川崎プラザでの「Colors,Future!Summit2024」は2,3日、街や社会の未来を考えるイベント。市役所通り約500㍍の歩行者天国での「みんなの川崎祭り」は3日、ブレイキンやダブルダッチのショーなど。地元の人気屋台グルメが楽しめる「川崎夜市」は2,3日、東口駅前広場やチネチッタ通りで。川崎ゆかりの店舗による物産展「かわむすのおんがえし」は地下街アゼリアで川崎信用金庫主催。

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