地域で活動する市民や行政職員有志らが意見の違いを認めながら川崎の未来を語り合う「川崎市市制100周年を勝手に祝う市民フォーラム」を18日、市国際交流センターホール(中原区)で開き約100人が参加した。「人がいてまちがある~市民自治を考える~」セッションでは、市職員の経験を踏まえ大阪学院大の鴻巣玲子教授が2004年に政令指定都市で初めて制定された市民自治条例について発表した。市民団体のブースでの活動内容の紹介や参加者とやり取りする「市民社会マルシェ」もあった。
「心身障害者の成人式」今年で幕 183人参加(1/18)
市立特別支援学校の卒業生らが集う「市心身障害者二十歳を祝う会」が18日、高津市民館で開かれ新成人183人が門出を祝った。中央支援学校や田島支援学校、聾学校などの卒業生に恩師が一人一人名前を読み上げた。市主催の成人式への出席が難しい障害者向けに1989年から実施してきたが、市は共生社会の実現に向けたインクルーシブ教育の重要性が叫ばれるなか、心身障害者の枠組みでの開催の続行は難しいと判断、開催開催意義などを検証の上、今回で幕を下ろすことになった。
阪神・淡路大震災から30年 防災シンポ240人(1/17)
阪神・淡路大震災から30年の17日、市防災シンポジウム(市自主防災組織連絡協議会、市共催)がエポックなかはらで開かれ、町内会関係者ら約240人が参加した。「まちの減災ナース指導者」で新百合ヶ丘総合病院看護師長の上路麻美さんが講演し,昨年の能登半島地震など被災地での支援活動を紹介、避難施設での食事やトイレの汚物処理などを説明。パネルデスカッションは「女性の視点でつくるかわさき防災プロジェクト」の三村英子代表、幸区東小倉町内会の成川慎一会長らが登壇した。
「開かずの踏切」など9ヵ所除却 南武線高架化着手29年度(1/17)
市は17日、県から都市計画事業認可を受け、2039年度までにJR南武線の矢向ー武蔵小杉間の約4.5㌔(幸区、中原区)の高架化の完成を目指すと発表した。工事着手は29年度から。鹿島田踏切や向河原駅前踏切など「開かずの踏切」5か所を含む9か所の踏切が除却される。高架化は市が05年に検討、07年には早期実現の署名(約5万5千人)があったが、20年度の都市計画決定予定がコロナ禍などで昨年8月にずれ込んだ。総事業費約1387億円、JR約106億円、国と市が約640億円ずつを負担の予定。