市は6日、2025年度当初予算案を発表した。防災対策や子育て支援を重点に福田市長は「生命(いのち)を守る安全・安心予算」と名付けた。一般会計総額は過去最高の8927億円(前年度比2.5%増)。市税収入は4年連続過去最高の4048億円(同5.0%増)、ふるさと納税制度による市税流出149億円、流入38億円を見込む。歳出は義務的経費(人件費・扶助費・公債費)が過去最大の5669億円(同18.4%増)で歳出全体の63.5%。重点施策として災害時のトイレ対策に2億2799万円、妊婦健康診査支援に16億5209万円、子育てアプリのリニューアルに3022万円などを計上。
朝鮮学校児童への投稿にヘイト初認定 市審査会17件(2/4)
市差別防止対策等審査会(会長・吉戒修一弁護士)は4日、ヘイトスピーチ禁止条例に基づき、インターネット上の投稿17件を民族や国籍を理由とした「差別的言動」と認定した。投稿は昨年10月で、市内の朝鮮学校の児童に対して「いつ帰国されるんですか?」、市内在住の在日コリアン女性に対して「日本を構成する因子ではないし、日本人の仲間でも友人でもない」などの内容。朝鮮学校の児童に対する書き込みがヘイト認定されたのは初めて。