川崎区のJR川崎駅東側周辺で5日、「東海道川崎宿場まつり」が開催された。昨年まで行われていた水辺に親しむイベント「六郷の渡しまつり」と一体で実施され約9千人が来場した。「和のハロウィーン」をテーマにした仮装行列は同駅前の銀座街から六郷の渡し後までの約1.4㌔を華やかに練り歩いた。六郷橋下流の河川敷会場では地元の飲食店やキッチンカー21店舗が出店。音楽ステージでは沖縄の伝統芸能「じゅり馬」などが披露された。
脱炭素で海面清掃 電気推進の新船披露式典(10/4)
電気を動力として脱炭素を進める海面清掃船2隻の完成披露式典が4日、川崎港(川崎区千鳥町)で開かれた。官公庁では全国初の試み。新船は前面のスクリューでごみを回収、コンテナにためていく双胴船型の「つつじ」(全長13㍍、17総㌧)と、小型作業船「みらい」(全長11㍍、4.9総㌧)。年間約45㌧の二酸化炭素の削減を見込む。船体のカラーデザインは工藤未帆さんが市立幸高校在学時に考案した案が採用された。建造費は約4億6500万円と約6600万円。
市内のセブン208店舗にAED設置 市と協定(10/1)
市はコンビニ大手「セブンーイレブン・ジャパン」(東京)と協定を結び、1日から市内の24時間営業のセブンーイレブン208店舗にAED(自動体外式除細動器)を設置する。現在、庁舎や学校などにAED705台を置いているが、施設が閉まると多くは使えなかった。市が設置や消耗品の管理を、店舗は保管や貸し出しを担うことで時間を問わず緊急時の救命活動ができるようになる。市内のAED総数は913台となる。
マイナンバーカードセンター5カ所新設 駅近3分(10/1)
市は1日から、マイナンバーカードの交付などの手続きを行う「マイナンバーカードセンター」を駅から徒歩3分程度の市内5カ所に開設する。武蔵小杉駅周辺にセンターを置き、川崎、溝の口、宮前平、新百合ヶ丘の各駅周辺にサテライトの窓口を設ける。これまで、区役所やかながわサイエンスパーク(高津区)に設置の同センターで事務などを行ってきたが、更新の需要増に対応するため交付体制の充実を図る。同カードの保有率は6月末時点で約77.8%。
旧市民ミュージアム解体工事始まる(10/1)
等々力緑地(中原区)の再編整備計画の管理運営などを担う特別目的会社「川崎とどろきパーク(KTP)」は1日、旧市民ミュージアムの解体工事を開始した。安全確保のため隣接の「四季園」の閉鎖や仮囲いの設置などを行い、今後は建物のアスベストの除去や飛散防止の工事をしたうえで内装の解体に着手する。正面に飾られていた、日本の鉄鋼増産に貢献した「トーマス転炉」は既に運び出され、活用方法の検討がされている。

