明治大学平和教育登戸研究所資料館(多摩区)は26日から企画展「その時、わたしたちは戦うことを命じられたー登戸研究所と本土決選体制―」を開催する。疎開先の長野県で80年前、本土決戦の準備で重要な役割を果たした同研究所の活動を解明する。老若男女を問わず国民義勇戦闘隊の編成によるゲリラ戦を展開する本土決戦計画、終戦時に出された命令「特殊研究処理要領」による同研究所の存在の消失を図るなどを示す資料やパネル計約45点を展示。来年5月30日まで入館無料。
新アリーナを新築へ大規模改修より有利 等々力緑地再編整備(11/25)
等々力緑地(中原区)の再編整備計画の総事業費が当初の倍近い約1232億円に膨らみ見直しを進めている市は25日、市議会まちづくり委員会で温水プールを完備したアリーナを新築する方針を明らかにした。既存の「東急ドレッセとどろきアリーナ」の大規模改修では整備費が約290億円、新築は解体費用を含め約257億円となることや、音楽や舞台など幅広く利用できる新施設は興行収入があり市の維持管理運営費が不要になるとしている。
ストリートカルチャーの祭典始まる ダンスやスケボーなども(11/22)
国内最大級のストリートカルチャーの祭典「INTERNATIONAL STREET FESIVAL KAWASAKI 2025」(市共催)が22、23日、川崎ルフロン前のかわさきフェス広場(川崎区)などで始まった。ダンスのコンテストやダブルダッチ(2本のロープを使った縄跳び)の個人戦、BMXやスケートボードの無料体験会などがあった。ラゾーナ川崎プラザ(幸区)では「ブレイクダンスキッズ日本一決定戦」が開かれ全国から小中学生ダンサー約180人が参加した。
市土地開発公社解散へ 2027年度中(11/21)
市は21日、市土地開発公社を2027年度中に解散する方針を市議会総務委員会で示した。地価の安定やインフラ整備の進展などで公共事業用地を先行取得する必要性が薄れたとしている。公社は1973年設立、高度成長期以降の地価高騰などを受け、市の開発用地の先行取得を担い都市基盤整備を支えた。近年は取得需要が減少、ピーク時の1994年度は簿価総額1437億円の土地を保有したが、直近5年間の平均取得額は2億円台にとどまる。
市民文化大使の伊藤多喜雄さん「日本民謡協会名人位」受賞(11/19)
市市民文化大使の伊藤多喜雄さん(75・高津区在住)が「我が国民謡の至宝」と認められ、日本民謡協会名人位を受賞し19日、福田市長に報告した。氏は北海道苫小牧出身で16歳から市内に住み、従来の民謡スタイルにとらわれず、ベースやドラムなどの楽器を取り入れた独自の表現で、その名と美声を全国に響かせた。NHK紅白歌合戦に2回出場、2015年に市民文化大使に就任、2020年に市文化賞を受賞。

