川崎朝鮮初級学校(川崎区)で給食ボランティアに取り組む「トングラミ」(朝鮮語で「いつまでも切れることなくつながる」)が神奈川弁護士会の人権賞を受け、29日贈呈式が行われた。朝鮮学校は学校給食法などの公的教育支援を受けられず、地域の市民が保護者の負担軽減と子どもたちの成長を願って立ち上げた。2021年12月に始まり初級学校の小学生と付属幼稚園園児に月2回、4年間で延べ3160食を提供。食材費に充てる500円支援を呼びかけ、会員は24年度末で682人。
世界屈指の液化水素基地起工式 川崎区扇島(11/27)
日本水素エネルギー(東京都)が事業主体で、川崎重工(同)などの共同企業体が建設する、液化水素サプライチェーンの実用化に向けた国内基地「かわさきLH2ターミナル」の起工式が27日、扇島地区(川崎区)で開かれた。高炉の稼働を終えたJFEスチールの敷地に、現在建設中の容量5万立方㍍の世界最大の液化水素貯蔵タンクの土台上で行われた。タンクは平底の円筒形で外槽直径57㍍、高さ43㍍でマイナス253度の保冷能力を持ち、海上荷役設備を備えた世界屈指の水素基地になる見込み。

