気軽に作る小冊子「ZINE」のまちに 高津区(11/22)

高津区を個人製作の小冊子「ZINE(ジン)」のまちにしようという「ZINE祭り」が22日、二子のコミュニティースペース「ツクリバ」で開かれた。地域で気軽に創作や表現を楽しむ文化を広めるプロジェクト「ツクリバ編集室」主催。ZINEと呼ばれる出版社などを通さず自由に気軽に作る少部数の個人出版物をテーマにしたイベントで、レシピ本や高津の人々を特集したファッション誌、マンガなど編集室のメンバーを含む作家20組の作品が展示、即売された。

「かわさきSDGs大賞2025」最優秀賞に2件決定(11/21)

「かわさきSDGsパートナー」の優れた取組を表彰する「かわさきSDGs大賞2025」の授賞式が21日、市役所で行われた。最優秀賞の地域社会部門は協働連携や地域への波及効果を重視した審査で、「こどもまちびらき大作戦」の特定非営利法人「姿勢教育の孝心会」(幸区)、経営部門は新規独創性や持続発展性を重視した審査で、世界最大級の新聞印刷会社(東日本印刷㈱)が手掛ける「新聞包装紙」の企画開発の「ハヤシ・アンド・カンパニー㈱」(麻生区)が受賞した。

給食ボランティア「トングラミ」に県弁護士会人権賞(11/29)

川崎朝鮮初級学校(川崎区)で給食ボランティアに取り組む「トングラミ」(朝鮮語で「いつまでも切れることなくつながる」)が神奈川弁護士会の人権賞を受け、29日贈呈式が行われた。朝鮮学校は学校給食法などの公的教育支援を受けられず、地域の市民が保護者の負担軽減と子どもたちの成長を願って立ち上げた。2021年12月に始まり初級学校の小学生と付属幼稚園園児に月2回、4年間で延べ3160食を提供。食材費に充てる500円支援を呼びかけ、会員は24年度末で682人。

世界屈指の液化水素基地起工式 川崎区扇島(11/27)

日本水素エネルギー(東京都)が事業主体で、川崎重工(同)などの共同企業体が建設する、液化水素サプライチェーンの実用化に向けた国内基地「かわさきLH2ターミナル」の起工式が27日、扇島地区(川崎区)で開かれた。高炉の稼働を終えたJFEスチールの敷地に、現在建設中の容量5万立方㍍の世界最大の液化水素貯蔵タンクの土台上で行われた。タンクは平底の円筒形で外槽直径57㍍、高さ43㍍でマイナス253度の保冷能力を持ち、海上荷役設備を備えた世界屈指の水素基地になる見込み。

本土決戦体制での登戸研究所 企画展開催(11/26)

明治大学平和教育登戸研究所資料館(多摩区)は26日から企画展「その時、わたしたちは戦うことを命じられたー登戸研究所と本土決選体制―」を開催する。疎開先の長野県で80年前、本土決戦の準備で重要な役割を果たした同研究所の活動を解明する。老若男女を問わず国民義勇戦闘隊の編成によるゲリラ戦を展開する本土決戦計画、終戦時に出された命令「特殊研究処理要領」による同研究所の存在の消失を図るなどを示す資料やパネル計約45点を展示。来年5月30日まで入館無料。

新アリーナを新築へ大規模改修より有利 等々力緑地再編整備(11/25)

等々力緑地(中原区)の再編整備計画の総事業費が当初の倍近い約1232億円に膨らみ見直しを進めている市は25日、市議会まちづくり委員会で温水プールを完備したアリーナを新築する方針を明らかにした。既存の「東急ドレッセとどろきアリーナ」の大規模改修では整備費が約290億円、新築は解体費用を含め約257億円となることや、音楽や舞台など幅広く利用できる新施設は興行収入があり市の維持管理運営費が不要になるとしている。

ストリートカルチャーの祭典始まる ダンスやスケボーなども(11/22)

国内最大級のストリートカルチャーの祭典「INTERNATIONAL STREET FESIVAL KAWASAKI 2025」(市共催)が22、23日、川崎ルフロン前のかわさきフェス広場(川崎区)などで始まった。ダンスのコンテストやダブルダッチ(2本のロープを使った縄跳び)の個人戦、BMXやスケートボードの無料体験会などがあった。ラゾーナ川崎プラザ(幸区)では「ブレイクダンスキッズ日本一決定戦」が開かれ全国から小中学生ダンサー約180人が参加した。

市土地開発公社解散へ 2027年度中(11/21)

市は21日、市土地開発公社を2027年度中に解散する方針を市議会総務委員会で示した。地価の安定やインフラ整備の進展などで公共事業用地を先行取得する必要性が薄れたとしている。公社は1973年設立、高度成長期以降の地価高騰などを受け、市の開発用地の先行取得を担い都市基盤整備を支えた。近年は取得需要が減少、ピーク時の1994年度は簿価総額1437億円の土地を保有したが、直近5年間の平均取得額は2億円台にとどまる。

市民文化大使の伊藤多喜雄さん「日本民謡協会名人位」受賞(11/19)

市市民文化大使の伊藤多喜雄さん(75・高津区在住)が「我が国民謡の至宝」と認められ、日本民謡協会名人位を受賞し19日、福田市長に報告した。氏は北海道苫小牧出身で16歳から市内に住み、従来の民謡スタイルにとらわれず、ベースやドラムなどの楽器を取り入れた独自の表現で、その名と美声を全国に響かせた。NHK紅白歌合戦に2回出場、2015年に市民文化大使に就任、2020年に市文化賞を受賞。

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