「第41回全国都市緑化かわさきフェア」の中心的行事「全国都市緑化祭」が1日、秋篠宮家の次女佳子さまが出席してカルッツかわさき(川崎区)で開催した。式典には約600人が出席、同フェアの主会場の一つ富士見公園(同)で宮前小学校(同)の6年生7人が緑化宣言をした。佳子さまは富士見中学校(同)の2年生2人と記念植樹の後、生田緑地ばら苑、日本民家園、かわさき宙と緑の科学館、市藤子・F・不二雄ミュージアムを訪問した。
市「公害保健センター」廃止へ 市議会委員会(10/31)
市は31日の市議会健康福祉委員会で、横浜市と共同出資する公益財団法人「川崎・横浜公害保健センター」(川崎区)への業務委託を2026年度で終了する方針を明らかにした。法人は解散する見通し。同センターは公害病患者の健康回復などを目的に両市が1977年に設立。法改正で現在、新規の公害認定はなく被認定者は年々減少、法人の収支不足もあり、「廃止という整理もあり得る」と指摘されていた。同センターでの被認定者の更新に必要な医学的検査は民間医療機関の活用などで継続する。
小中学校「いじめ」は3年連続最多更新 「不登校」初の3千人超え(10/31)
市教育委員会は31日、市立小中学校で2023年度に認知したいじめの件数が小学校5192件(前年度比578件増)、中学校280件(同38件減))で前年度比540件増え、過去最多を3年連続更新したと発表した。いじめの解消率は小中学校平均値が82.6%で前年度比4.5㌽上昇。暴力行為は小学校194件(同45件減)、中学校145件(同52件減)。不登校は小学校1435人(同291人増)、中学校1826人(同154人増)で初めて3千人を超え、その理由は小中学校とも「不安・抑うつの相談があった」が最多。
ネットヘイト削除を2週間以内に 1か月を期間短縮へ
市は11月から在日コリアン市民らへのヘイトスピーチと認定したインターネット上の投稿について、サイト運営会社などに行う削除要請の期間を短縮すると29日、市差別防止対策等審査会に報告した。同審査会はこの日、諮問された投稿20件のうち19件をヘイトスピーチと認定、市はサイト運営者にこれまでの1か月以内での削除要請を2週間以内とし、1回の要請で対応がなければ再要請する。
市民手作りの「しんゆり映画祭」30回目で20作品上映(10/26)
市民らの手作りによる「第30回KAWASAKIしんゆり映画祭」が26、27日、31~11月4日の7日間、市アートセンター(麻生区)で開催される。2回目からはスタッフを公募、今年は市民約50人が上映作品の選定などを進め、カンヌ国際映画祭男優賞受賞の役所広司主演「PERFECT DAYS」(2023年)をオープニングに20作品を上映。市ゆかりの監督らの作品として「実相寺昭雄監督作品ウルトラマン」(79年)、今村正平監督「うなぎ」(1997年)、岡本喜八監督「大誘拐RAINBOW KIDS」(91年)などを上映。
旧東海道で「百鬼夜行パレード」 沖縄芸能も披露(10/20)
市制100周年記念の東海道川崎宿場祭りの一環として20日、「カワサキ百鬼夜行練り歩きパレード」が行われた。砂子2丁目交差点から宗三寺までの旧東海道約430㍍を通行止めにして和装や妖怪コスチューム姿の行列が続いた。川崎沖縄芸能研究会も参加、同研究会の人気演目の一つで途絶えていた「ジュリ馬行列」を披露。女性三線演奏家の音色に合わせ馬具を装着した紅型をまとった踊り手25人が「ユイユイユイユイ」と明るい掛け声を響かせた。
旧川崎球場の照明塔モニュメント設置 富士見公園に(10/19)
「全国都市緑化フェア」が開幕した19日、リニューアルオープンした富士見公園(川崎区)に、旧川崎球場から使用されていた照明塔の基礎の一部を保存し部材の一部を使ったモニュメントが設置された。公園事務所「パークセンター」には展示スペースも開設、照明塔碑とあわせ川崎球場の歴史を伝える拠点として一般公開された。「10・19」の死闘を演じたロッテオリオンズと近鉄バファローズのユニホーム、張本勲選手の3千本安打、王貞治選手の700号ホームラン達成記念プレートなどが飾られている。
緑化フェア記念「かわさき彩々弁当」発売 市と崎陽軒コラボ(10/19)
「全国都市緑化フェア」の開催を記念して崎陽軒(横浜市)は19日から市とコラボして企画した「かわさき彩々(カラフル)弁当」(1100円)を発売する。「市の多様性を表現した弁当」で、「昔ながらのシウマイ」にみそだれ和えの揚げ餃子や韓国風ナムル、沖縄の郷土食ニンジンしりしり煮なども添えた。同弁当は2022年「多摩川スカイブリッジ」の開通を記念して販売、人気のあまり買えないという声も。23日まで市内11店舗で販売。
全国都市緑化フェア開幕 160万人の来場見込む(10/19)
国内最大級の花と緑の祭典「第41回全国都市緑化かわさきフェア」が19日、開幕した。1983年から全国各地で開催され、今回初めて秋・冬の実施。富士見公園(川崎区)、等々力緑地(中原区)、生田緑地(多摩区)の3会場をメインに計約230種約13万株の花々を植え、約160万人の来場を見込む。富士見公園では地元のキッズチアリーディングクラブ「バンビーズ」や「桝形一輪車クラブ」らがオープニングセレモニーを飾った。フェアは11月17日までと来年3月22~4月13日開催。
「子ども夢パーク」がグッドデザイン賞に選出(10/16)
「市子ども夢パーク」(高津区)が子どもの権利を尊重しながら「遊び」や「つくる」という軸を持つ場を20年以上作り続けたとして、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「グッドデザイン賞2024」に選出された。この賞は形のあるなしにかかわらず人が理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ評価、表彰するもの。「夢パーク」が子どもの自己責任でチャレンジできる場を提供し、子どもの意見を取り入れ、大人や地域と共に場を作り続けた姿勢を場のデザイン、人間性を高める場づくりの好例としている。