退職手当から所得税や住民税の一部未徴収 2010年~20年の38人(8/30)

市は30日、2010年から22年までに退職した市職員38人について、退職手当から徴収(控除)すべき所得税と住民税の一部、計約1026万円を徴収していなかったと発表した。委託した人事給与システムの設定ミスで、組合役員経験者の休職期間に相当する組合専従期間を勤続期間から除外せず計算していた。市は時効期間(5年)未経過の11人分の徴収漏れ計約289万円を国等へ納付。今後、延滞税や不納付加算税等約69万円が請求される見込み。11人には未徴収額の納付をお願いするという。

市立看護大学大学院の設置認可 来年4月開学予定(8/30)

市は30日、市立看護大学(幸区)の大学院設置が文部科学省に認可されたと発表した(認可日29日)。来年4月開学予定。地域包括ケアシステムの実効性ある推進に必要な専門性を持つ看護職者、教育・研究者、地域での推進役となる人材を養成する。設置される研究科は「看護学研究科看護学専攻」で博士前期課程(2年)18人/年、後期課程(3年)5人/年、収容定員51人。新たにJR・京急川崎駅近くの「川崎フロンティアビル」に第2キャンパス開設。募集要項等は10月発表予定。

学校給食食材費補填で約5億6千万円計上 9月議会補正予算案(8/26)

市は26日、物価高騰で上昇した学校給食の食材費を補填するため9月議会一般会計補正予算案に5億6335万円を計上する。現在の学校給食費の保護者負担は1食あたり小学校270円、中学校320円で、食材費を改定した2018年に比べ小学校で50円、中学校は17年度の完全給食開始以来60円程度上昇している。これまで不足分は新型コロナ対策の臨時交付金や学校給食運営基金を取り崩していたが、保護者負担を増やさないため今年度の上昇分を一般財源から計上した。

教科書採択で2教科変更 市教委(8/25)

市教育委員会は25日、臨時会を開き2025年度から市立中学校と高等学校等で4年間使用する教科用図書を採択した。歴史と公民はいずれも現在使用している教育出版とするなど、16教科中14教科でこれまでと同じ出版社の教科書を採択した。変更した教科は書写が東京書籍から光村図書出版に、道徳が6年間使用してきたGakkenから光村図書出版になった。

社福法人の告訴状川崎署が受理 前理事長横領容疑(8/24)

社会福祉法人「母子育成会」(川崎区)の深瀬亮一前理事長が法人の資金約8億5千万円を私的流用していた問題で、川崎署は24日までに法人提出の業務上横領容疑の告訴状を受理した。法人側の説明では前理事長は1992年に法人に入り、2005年に理事長就任、流用は00年頃から始まったとみられ、時効分などを除き2億数千万円の被害に対して告訴した。市は同法人への過去の監査が適正だったかなどについて、本年度中に検証、結果を公表する。

能登半島地震で発生の廃棄物受け入れ 横浜市・都と連携(8/23)

能登半島地震により甚大な被害のあった石川県内の災害廃棄物を処理するため、市は横浜市と東京都と連携して廃棄物の受け入れを行うと23日、発表した。環境省と石川県の要請に基づく取り組みで、対象は輪島市、珠洲市、能登町、穴水町、七尾市、志賀町。市所有の鉄道輸送用コンテナを活用して石川県内から鉄道輸送で都内等の貨物駅に運搬、そこから運搬車で浮島処理センターに搬入し焼却処理する。

市元職員対象に「ジョブ・リターン制度」創設 2025年4月採用から(8/21)

市は出産等のやむを得ない事由で退職した職員らを再び正規職員として復職する「ジョブ・リターン制度」を創設し、2025年4月から採用する。対象は出産や育児、介護等で退職した職員のほか、進学や留学、転職等キャリアアップのため退職した職員で退職時に課長補佐・係長以下、在職5年以上かつ離職後5年以内が条件。給与は退職時の等級等を基本に退職後の経歴を考慮。申込受付は21日~9月16日。中途退職者は20年度73人、21年度96人、22年度115人と年々増加している。。

創立100周年記念洗足学園フェス 市制100周年も共に(8/17)

学校法人洗足学園(高津区・前田壽一理事長)は17日、創立100周年と市制100周年を記念した「KAWASAKI・SENZOKU・100thFESTIVAL」を同学園で開催した。前田ホールでの記念式典では市や同学園に縁あるアーティストが出演、ダンス&ヴォーカルグループ「三代目J SOUL BROTHERS」で市出身の今市隆二さんから市制100周年記念の楽曲「REALLY LOVE」の市への提供と歌が披露された。

特別市制度を分かりやすく動画で 市長自身が解説(8/8)

市は、市長自身が特別市制度の内容を分かりやすく動画で解説した『川崎市は特別市をめざします』を8日、公開した。県が関わることで市に合ったより良いサービスなどができない状況にあり、特別市の実現により行政サービスの向上と素早い対応が可能となり魅力的な街づくりができると訴えている。動画は6分24秒。YouTubeや市ウエブサイト、出前説明会などで放映するほか、アゼリアビジョンや各区役所など公共施設のデジタルサイネージ等では15秒のCM版で周知する。

ブレイキン湯浅選手金メダル 市内在住パリ五輪(8/9)

パリ五輪で初採用されたブレイキンで市在住の湯浅亜実選手(25)=ダンサー名・AMIがリトアニア選手を破り、初代女王に輝いた。同日の市産業振興会館(幸区)では市主催でパブリックビューイング(PV)が行われ、約130人の市民がスクリーンに映しだされる選手に声援を送った。同選手は「ブレイキンの聖地」として知られるJR武蔵溝ノ口駅(高津区)の通路などで練習、大学卒業後は埼玉県から市内に移り住んだ。

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