2050年脱炭素社会の実現に向け溝口周辺での取組み「脱炭素みぞのくち」の一環として、製品・サービスを通して市民生活に接点のある6事業者(花王、セブン・イレブン・ジャパン、東芝データ、富士通、まいばすけっと、ヤマト運輸)と官民連携する「川崎市脱炭素ライフスタイル行動変容促進プロジェクト」の発足会が7日開かれた。製造から廃棄までのCO²削減貢献量を「見える化」し、市民の行動変容(適切な使用・廃棄)の促進を図り、さらなる事業者の行動変容につなげることを目指す。
教員採用試験初の秋実施 教員不足に対応(8/6)
市教育委員会は、来年度採用分の市立学校教員採用試験(秋期選考)を実施する。教員不足に対応し、多様で優れた人材確保のため、通常の夏の試験に加えて秋に初めて行う。今年度当初の4月5日時点での不足教員数は131.5人。募集は一般選考、特別選考A(教員経験者・社会人経験者等)、特別選考B(市外現職正規教員)で小学校50人程度、特別選考C(市立学校正規教員経験者・ジョブ・リターン制度)で小・中・高校、特別支援学校計10~30人程度。受付期間6日~9月24日。
自動運転バスの実証実験 来年1月開始(8/2)
市は2日、最先端の自動運転技術を活用した路線バスの実証実験を2025年1月から始めると発表した。全国初となる都県をまたぐ路線ルート(大師橋駅から多摩川スカイブリッジ経由で天空橋駅間4.4㌔)と1日30万人以上が利用する川崎駅前から市立川崎病院などの循環ルート(1.3㌔)で行う。1月下旬10日間、市民らが無償で乗車体験し運転手が走行を補助する「レベル2」から実験を始め、26年度から特定の条件下で運転手を不要とする「レベル4」を目指す。
市の監査が不十分 社福の私的流用問題で法人職員(8/1)
社会福祉法人「母子育成会」(川崎区)の前理事長が法人の金を私的流用していた問題で、同法人の千葉新也理事長らが1日、市による監査が不十分で不正な会計処理が見過ごされたと指摘した。市の担当者は帳簿をほとんど見ず、監査法人は会計処理の仕方が中心で会計の中身については話をせず、会計の内容がおかしく倒産するといった趣旨の指摘が数年前にされていたことも明らかにした。市は法人の資金繰り悪化から通常3年に1度程度の監査を毎年行うなど運営状況を注視していたという。
大都市データを相互比較 「カワサキをカイセキ!」刊行(7/31)
大都市(政令指定都市及び東京都区部)の基礎的な統計資料をまとめた「令和4年版 大都市比較統計年表」の刊行販売に伴い市は31日、年表のデータから市の長所や特徴をランキング形式でまとめ、わかりやすく解説した「大都市データランキング カワサキをカイセキ!」を刊行した。平均年齢が最も若い(43.7歳)、製造品出荷額等が1位(4,082,797百万円)、人口10万人当たり生活習慣病による死亡者数が最も少ない(419.6人)など市のホームページに掲載するほか各区役所等で配布する。
リチウムイオン電池起因の火災増加 上半期火災概要(7/30)
市消防局は30日、2024年上半期の火災概要を発表した。火災発生件数は181件(前年同時期比23件減)、出火原因では「電気機器」と「たばこ」が各22件、「放火」20件、「配線器具」18件だった。特にモバイルバッテリーなどのリチウムイオン電池に起因するものが17件(同8件増)発生、リチウムイオン電池は様々な機器に搭載され急速に普及していることが要因としている。川崎区と幸区では放火が最多でそれぞれ7件(同2件減)、5件(同3件増)となっている。
学力テスト正答率全国平均上回る 小学6年・中学3年(7/29)
小学校6年生、中学校3年生を対象に4月実施された全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の市の調査結果(速報版)が発表された。市では小学校114校11,596人、中学校52校・特別支援学校1校9,042人が参加。平均正答率は小学校の国語69%(全国67.7%)、算数67%(同63.4%)、中学校の国語60%(同58.1%)、数学56.%(同52.5%)。全国20の政令市比較では小学校の算数、中学校の数学が2位、国語も小、中学校ともに3位。
給与返納は不当 コロナ特別休暇取得で教諭訴え(7/26)
新型コロナウイルス感染症対策の特別休暇の不正取得について、市教育委員会が市立中学校の女性教諭に給与などの返納を求めたことに対し、26日、返納は不当だとして市人事委員会に措置請求した。市ではコロナの影響で保育所の臨時休業などの場合、特別休暇の取得を認めていたが、女性は3日間特別休暇を申請、子どもを保育園に預け生徒の相談に乗るなど短時間出勤していた。市教委は休暇の不正取得として学校にいた時間以外の給与など約28万円の返還を求めた。代理人弁護士は「不正利用する意図がないことは明らか、業務の必要に迫られて出勤したもので評価されるべき」とした。
JFE高炉跡地の一部賃貸借契約締結 液化水素受け入れ基地へ(7/25)
昨年9月に高炉が休止したJFEスチール東日本製鉄所京浜地区(川崎区扇島)の跡地の一部(約21㌶について市は25日、JFEスチールと日本水素エネルギー(東京都)との間で賃貸借契約が結ばれたと発表した。水素を軸にしたカーボンニュートラルの実現に向け、今後、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「液化水素サプライチェーン商用化実証」で液化水素受け入れ基地として活用される。
「ジャンプロープ」アジア選手権川崎区で開催 日本初(7/24)
日本で初めて縄跳び競技「ジャンプロープ」のアジア選手権が24~28日間、カルッツかわさき(川崎区)で開かれる。ジャンプロープは縄跳びの一種で、1人で飛ぶシングルロープや複数人のダブルダッチ、時間内の跳躍数を競うフリースタイル種目などがある。各国の予選を勝ち抜いたアジア10か国、約740人が出場。国内の競技人口は約1800人、全世界は約5万人、近年はブレイキンやスケートボードなど若者文化の一つになっており、来年、市での世界大会開催が決まっている。