新議場で開場式行われる(11/27)

市議会は27日、新本庁舎23階に新たに整備された本会議場で開場式を行い、市消防音楽隊の演奏やみゆき幼稚園(幸区)の園児80人による合唱が披露され幕開けを祝った。式典には福田市長ら計187人が出席、市民20人が傍聴席で見守った。新議場では初めての議事となる本会議も開催され、議事のインターネット中継のライブ字幕や押しボタン式の電子採決機能も導入された。一般傍聴席は依然と同じ100席設置。

ストーカー行為で停職1か月 財政局課長(11/24)

市は24日、知人女性に3年にわたりつきまとい行為をしたとして、財政局の男性課長(53)を停職1か月の懲戒処分にした。課長は都内に住む女性職員の自宅外観を撮影、21年4月頃からは出退勤時に後をつけて後ろ姿の写真を撮るなど、つきまとい行為は100回近く、盗撮写真は100枚を超えるという。今年8月、女性が地元警察署に上申書を提出、同月25日に警察からストーカー規制法に基づく警告を受けた。

遠回し表現も文脈からヘイト認定 削除要請は過去最多73件(11/23)

市は21日、在日コリアンを「帰れ」などと攻撃するインターネット上のヘイトスピーチ73件について削除要請し、概要を公表した。1回の要請数としては過去最多。「あなたの居場所は○○国」「祖国で幸せに暮らせば良い」などの遠回しな表現も文脈から排除の意図が認められれば、人権侵害の差別的言動の対象に。削除要請は累計232件、実際に削除されたのは108件。「X(旧ツイッター)」にはこれまで91件を削除要請、削除は8件。

新アリーナ構想上方修正1万5千人規模に 首都圏最大規模(11/21)

ディー・エヌ・エー(DeNA)と京急電鉄は21日、京急川崎駅前で進められている新アリーナ構想について、当初計画を上方修正し約5千人増の最大1万5千人収容とするとした。計画地隣接のビル取得により敷地面積は約1万3640㎡に拡大、メインアリーナの収容人数はバスケットボールBリーグ開催時約1万人、コンサート時約1万2千~5千人を想定。首都圏最大規模のアリーナとなり経済波及効果は年間約1273億円に上るとした。2028年10月の開業を目指す。

見守り活動ベスト市立全小学校に寄付 セレサ川崎(11/20)

JAセレサ川崎(宮前区)は登下校する児童を見守るスクールガード(学校安全ボランティア)が活動時に着用するベストを市立全小学校114校に寄付、市は20日感謝状を贈呈した。スクールガードは約2万4千人でPTAや町内会、老人会の人たちが担っており、午前7時半~8時15分の登校時や下校時に通学路に立つ。セレサ川崎は2021年度150着、22年度250着、今回23年度分250着を寄付、各校に2着ずつ配布した。

特別市実現へ向け専任組織設置を要望 指定都市市長会(11/20)

指定都市市長会は「多様な大都市制度実現プロジェクト」の会議を20日開催し、国等への要請活動の提言をとりまとめた。特別市は第30次地方制度調査会の答申で検討の意義が認められていることから、国は自ら検討を進めるべきと指摘、国に専任組織と政令市との新たな研究会の設置、特別市の法制化に向け議論の加速化を求めた。プロジェクトリーダーの福田市長は「国には(我々と)議論を深めることを求めたい」と訴えた。

市制100周年プレ大会「多摩川マラソン」 5700人参加(11/19)

「かわさき多摩川マラソン2023」が19日、中原区の等々力陸上競技場を発着点に多摩川河川敷などを走るコースで開かれ、約5700人が参加した。来年7月の市制100周年のプレ大会として、「誰もが楽しめるインクルーシブな大会」と位置づけ、車いす利用者や未就学児が対象の部門が新たに設けられた。車いす部門のスターターは元サッカーJ1・川崎フロンターレの中村憲剛さんが務めた。

空中配送ロボの実証実験 麻生区のUR団地(11/17)

パナソニックホールディングス、東急、都市再生機構(UR)は17日、麻生区のUR虹ヶ丘団地(1578戸)で、高さ10㍍に張られたワイヤを自走して荷物を運ぶ「空中配送ロボット」の実証実験を事前公開した。利用者が東急ストアなどの商品をスマホの専用アプリで注文。注文品を団地内の配送拠点からロボットがワイヤを自走、団地中央の受け取りボックスまで運ぶ。利用者はスマホに届いたQRコードでボックスから注文品を取り出す。実験は18日から来年3月末まで。

スマホゲームで環境配慮の行動変容を 市と富士通が実証実験(11/16)

市と富士通(東京都)は16日、CO²の排出量を抑制するなど環境に配慮した行動に楽しみながら取り組めるスマホゲーム「グリーンカーボンファーム」を開発、実証実験を12月4日から3月末まで実施すると発表した。川崎駅や多摩川などをモデルにした仮想のまちで脱炭素化に貢献する店舗などを利用するとゲームで使えるポイントを獲得するなどユーザーの行動変容を促す仕掛けや、市にゆかりの団体のファンコミュニティと連動し、参加者同士の交流による環境配慮行動も促す。

油絵「追憶の旧川崎市庁舎」寄贈 中原区の画家・垣内さん(11/14)

中原区出身・在住で内閣総理大臣賞などの賞を受賞している画家、垣内宣子(のりこ)さん(81)が14日、市役所本庁舎の完成を祝い、旧本庁舎をモデルに制作した作品を市に寄贈した。作品は30号の油絵「追憶の旧川崎市庁舎」で、上空から見た旧本庁舎を描いている。庁舎が取り壊される直前に水彩でデッサンし、油絵に描き直したものという。作品は新本庁舎7階に掲示される予定。

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