07年4月に指定管理者制度導入で民営化された中原区の小田中保育園と小田中乳児保育園をめぐり、「十分な説明のないまま民営化を進めるのは児童・保護者の権利を侵害し、市の裁量権を逸脱しており違法」などとして、指定取り消しと慰謝料を求める訴訟の控訴審判決が東京高裁で行われた。大橋寛明裁判長は「(原告の保護者らへの)説明が不十分であった」と認定したものの、「(関係する)児童の、保育の実施期間が満了している」などとし、原告の訴えを棄却。
藤崎小5年生、校内の田んぼで田植え体験(5/27)
市立藤崎小学校(川崎区)の5年生約100人が、校内の一角にある水田(約50平方メートル)で田植え体験を行った。田植え体験は環境学習の一環で、2006年から実施。
市内保育所待機児童数、過去最多の1076人に(5/26)
市は、市内の保育所待機児童数が、4月1日現在で1076人となり、現行の基準となった2002年以降では過去最多となったと発表。09年同期の713人に比べて1.5倍に急増しており、市は「不況に伴う共働き世帯の増加や、開発が続く市内への子育て世代の流入が原因」と分析している。
市産業振興財団、市内企業の「連携事例集」発行
市産業振興財団は、「産学連携」や、「産産連携」で実績を挙げている市内企業の取り組みを紹介する2009年度版「連携事例集」を発行した。
フロンターレ、宮崎県綾町に口蹄疫義援金(5/25)
川崎フロンターレと、フロンターレ選手会(井川祐輔会長)は、宮崎県綾町に口蹄疫の義援金100万円を寄付したと発表した。チームは2000年から毎年、同町に冬季キャンプに訪れている。
韓国富川市名誉市民の飯塚議員が会見(5/24)
市の友好都市の韓国・富川市から名誉市民証を授与された飯塚正良市議(民主党川崎市議団団長)が報告会見をした。両国の小学生や商店街の交流活動への協力が評価され、同市から川崎初の名誉市民に選ばれた。授与式は4月30日に富川市で開催された。
市、緊急雇用対策追加実施の補正予算案発表(5/24)
市は、緊急雇用対策事業の追加実施分約1億4,800万円の6月補正予算案を発表した。31日開会の市議会6月定例会に提案予定。補正は一般会計のみで、補正後の2010年度一般会計予算総額は約6,118億円となる。
「中原区区民会議」市民報告会開催(5/23)
「中原区区民会議」の市民報告会が、中原区役所で開かれた。第2期となる今回は、新駅開業や大型マンション建設などが進み新住民が増加したのを受け、これからの地域コミュニティーづくりなどが議題に上った。
「中原街道時代まつり」でタカ狩り行列再現(5/22)
江戸時代、徳川将軍がタカ狩りに行く際に使用した中原街道の歴史を知ってもらおうと、「第10回中原街道時代まつり」が、中原区の市民ミュージアム周辺で開かれ、将軍のタカ狩り行列が再現された。地元のNPO法人「日本伝統文化福祉振興協会」などでつくる実行委員会が主催。
助産所と病院の連携強化求める請願審議(5/21)
市内助産所で出産した母親たちなどが、助産所と医療機関の連携強化などを求めた請願が市議会常任委員会で審議された。委員からは「市が充分に助産所の支援体制を整えるべき」などの指摘があり、市は助産師会の要望があれば双方をマッチングする会合を適宜開催すると説明。また、出産を取り扱う医療機関へのアンケートを近く実施するとした。市健康福祉局によると、09年度の市内助産所での出産件数は537件で、市内総数の5.1%と、全国平均の約1%を大きく上回っている。