産地偽装容疑で寿食品社長ら逮捕 市教育委検査で発覚(11/13)

市教育委員会の産地判別検査により発覚した学校給食用食肉の産地を国産と偽った事件で、神奈川県警は13日、不正競争防止法違反容疑で食品加工会社「寿食品」(相模原市)=破産手続き中=社長の鹿島敏裕容疑者(63)ら5人を逮捕した。昨年5~10月、市、相模原、厚木、多摩、稲城、府中の計6市の学校給食センターなどに外国産を含む豚肉と鶏肉を納品した容疑。「10年以上前から外国産を混ぜることが常態化していた」という。市教委はその後、検査の回数や検体を増やすなど態勢を強化した。

「ここから未来フェスタ」木製ステージ完成 音楽やダンスを溝口駅前(11/9)

JR武蔵溝ノ口駅前のデッキに誰もが音楽やダンスを楽しめるオープンスペースのステージができ、9日オープニングイベント「ここから未来フェスタinみぞのくち~あなたも街の音楽家~」が開かれた。元ロックバンドJUDY AND MARYのドラマー五十嵐康太さん(61)の思いが市制100周年記念事業として結実。ステージは木製47㎡、高さ約70㎝、平時は憩いの場にも。音量などルールづくりの課題はあるが五十嵐さんは「いろんな人にステージに立ってもらいたい」と語った。

「市文化賞」にブレイクダンサーの石川さん シネコンのチッタグループも(11/8)

2024年度の「市文化賞」など各賞の贈呈式が8日開かれた。文化賞はJR武蔵溝ノ口駅を「ブレイキンの聖地」となる礎を築いた市出身のブレイクダンサーの石川勝之さん(43)と国内初のシネコン「チネチッタ」やライブホール「クラブチッタ」を開業するなど川崎駅前を「映画街」に発展させたチッタグループが選ばれた。「社会功労賞」は市視聴覚障害者ボランティア連絡会議相談役の斎藤準(しとし)さん(80)、市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンター長の片岡一則さん(73)、「アゼリア輝賞」はクラシックギター奏者の斎藤優貴さん(27)、サクソフォン奏者の渡辺瑠菜さん(21)。

「かわさきマイスター」に新たに5人認定(11/5)

市は5日、極めて優れた技術・技能を有する今年度の「かわさきマイスター」に新たに5人を認定し、認定証授与式を行った。選ばれたのは、機械設計・製作の遠藤豪人さん(55・高津区)、無電解ニッケルめっき表面処理の鈴木宏さん(55・川崎区)、温間・冷間圧延加工の西雅也さん(47・中原区)、左官の橋本大輔さん(52・麻生区)、スタッド溶接の松林繁さん(65・川崎区)。同事業は1997年度から始まり2024年度で83職種129人が認定を受けた。

川崎駅周辺「川崎愛遊びつくす3日間」 4イベント同時開催

市などは2~4日間「川崎愛遊びつくす3日間」と題し、四つのイベントをJR川崎駅周辺で同時開催した。市役所本庁舎やラゾーナ川崎プラザでの「Colors,Future!Summit2024」は2,3日、街や社会の未来を考えるイベント。市役所通り約500㍍の歩行者天国での「みんなの川崎祭り」は3日、ブレイキンやダブルダッチのショーなど。地元の人気屋台グルメが楽しめる「川崎夜市」は2,3日、東口駅前広場やチネチッタ通りで。川崎ゆかりの店舗による物産展「かわむすのおんがえし」は地下街アゼリアで川崎信用金庫主催。

「全国都市緑化祭」佳子さま迎え開催 富士見公園で記念植樹(11/1)

「第41回全国都市緑化かわさきフェア」の中心的行事「全国都市緑化祭」が1日、秋篠宮家の次女佳子さまが出席してカルッツかわさき(川崎区)で開催した。式典には約600人が出席、同フェアの主会場の一つ富士見公園(同)で宮前小学校(同)の6年生7人が緑化宣言をした。佳子さまは富士見中学校(同)の2年生2人と記念植樹の後、生田緑地ばら苑、日本民家園、かわさき宙と緑の科学館、市藤子・F・不二雄ミュージアムを訪問した。

市「公害保健センター」廃止へ 市議会委員会(10/31)

市は31日の市議会健康福祉委員会で、横浜市と共同出資する公益財団法人「川崎・横浜公害保健センター」(川崎区)への業務委託を2026年度で終了する方針を明らかにした。法人は解散する見通し。同センターは公害病患者の健康回復などを目的に両市が1977年に設立。法改正で現在、新規の公害認定はなく被認定者は年々減少、法人の収支不足もあり、「廃止という整理もあり得る」と指摘されていた。同センターでの被認定者の更新に必要な医学的検査は民間医療機関の活用などで継続する。

小中学校「いじめ」は3年連続最多更新 「不登校」初の3千人超え(10/31)

市教育委員会は31日、市立小中学校で2023年度に認知したいじめの件数が小学校5192件(前年度比578件増)、中学校280件(同38件減))で前年度比540件増え、過去最多を3年連続更新したと発表した。いじめの解消率は小中学校平均値が82.6%で前年度比4.5㌽上昇。暴力行為は小学校194件(同45件減)、中学校145件(同52件減)。不登校は小学校1435人(同291人増)、中学校1826人(同154人増)で初めて3千人を超え、その理由は小中学校とも「不安・抑うつの相談があった」が最多。

ネットヘイト削除を2週間以内に 1か月を期間短縮へ

市は11月から在日コリアン市民らへのヘイトスピーチと認定したインターネット上の投稿について、サイト運営会社などに行う削除要請の期間を短縮すると29日、市差別防止対策等審査会に報告した。同審査会はこの日、諮問された投稿20件のうち19件をヘイトスピーチと認定、市はサイト運営者にこれまでの1か月以内での削除要請を2週間以内とし、1回の要請で対応がなければ再要請する。

市民手作りの「しんゆり映画祭」30回目で20作品上映(10/26)

市民らの手作りによる「第30回KAWASAKIしんゆり映画祭」が26、27日、31~11月4日の7日間、市アートセンター(麻生区)で開催される。2回目からはスタッフを公募、今年は市民約50人が上映作品の選定などを進め、カンヌ国際映画祭男優賞受賞の役所広司主演「PERFECT DAYS」(2023年)をオープニングに20作品を上映。市ゆかりの監督らの作品として「実相寺昭雄監督作品ウルトラマン」(79年)、今村正平監督「うなぎ」(1997年)、岡本喜八監督「大誘拐RAINBOW KIDS」(91年)などを上映。

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