今春開学した市立看護大学大学院と同大学(幸区)の合同入学式が2日、行われた。27人の大学院生は大学の新入生100人と共に宣誓、坂元昇学長が式辞を述べた。大学院は「看護学研究科看護学専攻」の博士前期課程(2年)20人、博士後期課程(3年)7人で同大学の第1キャンパス、JRと京急川崎駅近くのビル内に新設の第2キャンパスで学ぶ。2022年に3年制の短期大学から4年制に移行して開学した同大学は全4学年計397人となった。
市新規採用職員345人に発令(4/1)
市は1日、新規採用職員345人(男204人、女141人)の辞令発令式をカルッツかわさき(川崎区)で行った。統計情報課に配属の西田有希さん(22)が代表して辞令を受け取り、戸籍住民サービス課の深沢真大さん(22)が服務の宣誓をした。福田市長は「すべて市民の暮らしに直結する仕事。一つ一つの作業の意味をよく考えて」と挨拶した。
市人事異動4448人 過去最大規模(4/1)
市は1日、4448人(前年度比183人増)の人事異動を発令した。市立川崎病院と井田病院の医療技術職(191人)を新設の病院局医療技術部に組み込み過去最大規模に。局長級21人、特別職の上下水道事業管理者と教育長を新たに任命。女性の管理職比率は25.1%でほぼ横ばい、局長級への昇任は4人(同4人増)、部長級19人(同12人増)、課長級44人(同22人増)。組織改正では、社会福祉法人の指導監査強化で健康福祉局企画課、ふるさと納税対策で財政局資金課の担当係長級を各1名増員。退職者は2023年度1年間の定年引上げのため474人(同220人増)。
岡本美術館の来場者200万人に 開館から25年5か月(3/29)
市岡本太郎美術館(多摩区)の来館者が29日、1999年10月の開館から25年5か月で200万人に達した。200万人目となったのは、静岡県藤枝市から初めて訪れた会社員の増田暁三さん(43)、イラストレーターの妻の理恵さん(42)と子ども2人で、年間無料パスポートや図録などの記念品が贈られ、岡本の作品「縄文人」の前で記念撮影をした。来館者数は2012年3月に100万人、18年11月に150万人に到達している。
市民ミュージアムお別れイベント「光とアートな館謝祭」(3/29)
2019年の台風19号で浸水、今年度中に解体工事が始まる旧市民ミュージアム(中原区)で29日、お別れイベント「光とアートな「館謝(かんしゃ)祭(さい)」が開かれた。被災後初めて中庭を開放、光の演出、吹奏楽部・ジャズバンドによる演奏、アート体験などで最後のひとときを楽しんだ。同館は1988年オープン、台風により絵画や写真、漫画など約30万点の収蔵品のうち約24万点が被災、約7万8千点を修復、約7万3千点を処分した。現在、多摩区生田緑地での新ミュージアム整備計画が進められている。
JFE高炉休止で退職者約500人 再就職ほぼ決定(3/27)
JFEスチール東日本製鉄所京浜地区(川崎区)の高炉休止に伴う市などの関係行政機関による連携本部で27日、退職者の再就職は「ほぼ決定した」との報告があった。高炉休止で約3200人に影響があるとしていたが、同社側で提供した再就職支援会社を利用する退職者はほとんど再就職。1日時点で退職者は同社員約200人,関連企業従業員約300人の計500人で、家庭の事情などで他事業所への配置転換に応じられない退職理由があったという。
第2庁舎跡「市役所広場」オープン 市の地勢をイメージ(3/22)
市役所第2庁舎跡地に「市役所広場」が完成、22日祝賀イベントが行われた。広場面積は約1300㎡で市の東部から西部へ緑濃くなっていく地勢をイメージし、市街地のインターロッキング舗装、多摩川原っぱの芝生、多摩丘陵の植栽の各エリアで構成。子どもたちが川崎区の長十郎梨、幸区のハナミズキなど7区のシンボルツリーを植樹した。災害発生時には多目的防災スペースとして活用、100Ⅴコンセントや水栓、公衆電話が設置される。同広場オープンで市役所本庁舎一連の整備事業は終了する。
春開催「都市緑化フェア」3会場で 来場者74万人を見込む(3/22)
「第41回全国都市緑化かわさきフェア」の春開催が22日から市内3会場(富士見公園・等々力緑地・生田緑地)で始まった。市立小・中・特別支援学校全170校で育てたビオラの花苗1200株などを用意し、秋開催の2倍の6万株を植栽、「ビタミンカラー」をテーマに色をそろえた。富士見公園ではオープニングイベントでダンスチーム「KADOKAWA DREAMS」や昭和音楽大学などがパフォーマンスを披露。4月13日までの期間中フェア全体で約74万人の来場者を見込む。
「困難を抱える女性等を社会全体で支える」目標に 審議会答申(3/21)
市男女平等推進審議会は21日、2025年度策定予定の「第6期市男女平等推進行動計画」について、24年施行の「困難な問題を抱える女子への支援に関する法律(女性支援法)」等を踏まえての考え方を福田市長に答申した。第5期計画での課長級に占める女性職員の割合や男性の育児休業取得者の割合など8つの数値目標のうち、5つが未達成、20年月策定の「市DV防止・被害者支援基本計画」での配偶者等からの暴力について相談できる窓口の認知度など6つの項目で数値目標に届かなかった。こうした現状を踏まえ、困難を抱える女性等を社会全体で支えることを目標に加えて取組を進めることとしている。
ダンスとバスケの2団体認証 市の「スポーツアンバサダー」(3/21)
市内を拠点に活動し、国際・国内大会等で良好な成績等の実績があるスポーツ選手や所属団体を認証する「かわさきスポーツアンバサダー」に、ダンスの「KADOKAWA DREAMS」(中原区)と男子バスケットボールの「富士通レッドウルブズ」(中原区)を新たに決定し21日、認定証の贈呈式が行われた。カドカワドリームズはプロダンスリーグ「Dリーグ」で連覇、学校の授業で活用のダンスレッスン動画作成に協力、富士通レッドウルブズは実業団体の強豪で地域のバスケ教室などを展開する。